首相インタビュー要旨 成長戦略 市場 財政健全化 消費増税
日本経済新聞 掲載
{成長戦略}
緊急の課題は設備投資の喚起と工場、事業の新陳代謝だ。まず夏に設備投資と事業再編を促す産業競争力強化法の方針を固め、そのうえで設備投資や新陳代謝をやろうとする企業に焦点をあてて税制措置を講じる。
自民党は年末に税制改正するスケジュールを絶対に動かさない固定観念があったが、それを打ち破る。
今までのスケジュールにとらわれず、秋に具体案を決めたい。(秋の)臨時国会は引き続き経済再生と成長戦略を実行するための臨時国会と位置づけたい。
成長戦略はこれで終わりではない。弾込めが終われば直ちに発射する姿勢でいきたい。目標達成に何が足りないか、施策をどう見直すかを毎年、トップダウンで検証する。
(東日本大震災の復興目的で増税している)法人税率は2015年度から5%の引き下げが実現することになっている。まずはこれを確実に実行していく。
{市場)
(株価、為替については)コメントしない。マーケットの動きは注視していく。ただ、明らかに経済は回復軌道に向かい始めた。デフレ脱却へあらゆる策を打ち出したい。
日銀の黒田東彦総裁には全幅の信頼を置いている。黒田氏と市場との対話力は定評がある。
次元の違う金融政策が十分浸透して市場が慣れるまで時間がかかるかもしれないが、そのまま自信を持って異次元の政策を進めるだろう。
右往左往すべきではない。(アベノミクスに)国際通貨基金をはじめ、国際的な信認は得ている。
{財政健全化}
財政健全化の進展が経済再生の一段の進展に寄与する好循環をめざす。
社会保障費は抑制ありきではない。ムダがあるのなら聖域化せずに大胆にカットするのは当然だ。給付と負担のバランスなので、国民的な理解を得ながら進めるのが重要だ。
{消費増税}
社会保障を持続可能にし、国の信認を確保するために(自民、民主、公明)3党合意を経て来年(4月に)消費税を上げると決めた。
経済は生き物だから消費税を上げた結果、景気が腰折れして税収が伸びなっかたり減少したりする可能性もある。種々の経済指標を確認して、経済状況などを総合的に勘案して判断していきたい。
以上
税理士ゆーちゃん より
最後まで読んで頂き、有難うございます
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