添加物シリーズ第三弾
今回、メインは、「明太子」
って明太子の名前の由来は??
それは中国 明(みん、14~17世紀)の時代の、ある太子(皇太子)がこよなく愛したから、というのは嘘で、
スケソウダラ(スケトウダラ)の中国古語「明太」からきている。
ロシア語でもミンタイ、韓国語でも明太(ミョンテ)と言われている。
もともと戦前の朝鮮式辛子明太子を日本人が改良してわが山口県下関に開業したのが発展していったもの。だから、明太子っていうのは韓国語の明太が由来だと思う。
以前は下関での消費と博多の消費量は100対1で圧倒的に下関だった。1960年代から博多が特産名産をぱくっていったのである。今じゃフグもパクろうとしている。まあ 福岡銘菓ひよ子 が東京土産として東京で売られていたりする逆パターンかもw違うかw
タラコは、スケソウダラなどの卵を塩漬けしたものをいう。
本来、明太子は、スケソウダラ(明太)の子(卵)という意味なので、タラコの異名だといえる。
しかし、「辛子明太子」が普及し、明太子とだけ言えば辛子明太子のことを全国では指すようになり、
さらに、「めんたい」だけで「辛子明太子」を意味するようになっている。
「めんたいスパゲティー」という言い方は、おいらにしてみれば「スケソウダラ入りスパゲティー」のことだと思うのだが、そんなことを言うとウザイと言われてしまう(笑)
たとえば、ポン酢醤油のことも、ポン酢とは柑橘汁のことをいって、それと醤油だからポン酢醤油というのに、ポン酢醤油のことをただポン酢という人がいる。それって、おいらは会話してて、とても困るのに似ている。
こだわりすぎなんだよ!って言われてしまうかもしれないが、これだけは明確にしてもらわないとおいらとの会話で混乱してしまうのだ。ほかには、たとえば「何気なくする」と「何気にする」を同じに使う人が最近多くなった。何気無いのか何気有るのか、あってもなくても同じ意味に使うこの無神経さがおいらはどうしても理解できない。自分の言葉に無頓着な人が実に多い。
あ、閑話休題。添加物の話だった(笑)
ええっと、もう今日は、記事、いいかなとも思ったけど、wまあ書くとして、
食品には毒々しい色のものが多い。あれってどういう神経で作ってきたんだろう?って思うんだよねえ。
お菓子ならいいよ。
でもわざと真っ赤にしたウィンナーや、真っ赤なショウガ、まっ黄色にしたタクアン。よくそんなものを作ったもんだと思うし、以前の日本国民の消費行動も首をひねりたくなる。
着色料といえば石油から作ったいわゆるタール色素がまずくる。
60年代以降発がん性が確実視されて使用を次々と禁止されていき、日本国民もタール色素は危険だという認識が今は広がっている。しかし、いまだに危険だとは断定されないという理由で日本では12品目が許可を得たままである。
1、赤色2号(アマランス) もっとも現在発がん性が指摘されていることで有名な着色料である。アメリカでは禁止されている。
2、赤色3号(エリスロシン) これもアメリカでは禁止されている。
3、赤色40号(アルラレッドAC)
英国政府は子供が安息香酸ナトリウム(添加物シリーズ1参照)と同時摂取すると注意欠陥・多動性障害になると強く勧告し、現在EUでは「子供の行動や注意に悪影響を及ぼすかもしれない」と商品ラベルにつけることが義務づけられている(以下、「EU注意ラベル」と書く)。
4、赤色102号(ニューコクシン) EU注意ラベル。アメリカでも使用禁止されている。大量投与のラットでは赤血球が減少した。人にも蕁麻疹(じんましん)が指摘されている。
5、赤色104号(フロキシン)
6、赤色105号(ローズベンガル)
7、赤色106号(アシッドレッド) 動物実験では胆汁に濃縮され悪影響を及ぼす可能性が指摘されている。
8、黄色4号(タートラジン) 多種多様な品目に使われている。EU注意ラベル。ラットや犬では胃腸に悪影響を及ぼす結果が出ている。人にも蕁麻疹が指摘されている。
9、黄色5号(サンセットイエローFCF) EU注意ラベル。
10、緑色5号(ファストグリーンFCF) EUでは使用不許可。
11、青色1号(ブリリアントブルーFCF) フランス、ドイツ、ベルギーなどで使用を禁止されている。
12、青色2号(インディゴカルミン)
以上、日本当局が、業界団体との癒着だかなんだか知らないが、使用を許可しつづけているタール色素12品目。
スーパーなどで買い物をするとき、裏ラベルをみたらいい。どれだけのものがどのタール色素を使っているのか。
いろんなもので安易に使い続けているが、例えば、辛子明太子であれば、(以下の写真はただ目にとまったものを写しただけです。この商品が特別だってことではありません)
調味料(アミノ酸等)、甘味料(ステビア)、酸化防止剤(ビタミンC)、ナイアシン、酵素、
着色料(赤102、黄5、赤106)
発色剤(亜硝酸Na)
→赤色102号(EU注意ラベル)、黄色5号(EU注意ラベル)、赤色106号(ラット投与異常)
そのとなりの辛子明太子の裏ラベル↓
ロシア産
調味料(アミノ酸等)、酵素、酸化防止剤(ビタミンC)、ソルビット、ナイアシン
着色料(赤102、赤106、黄5)
発色剤(亜硝酸Na)
→赤色102(EU注意ラベル)、赤色106号(ラット投与異常)、黄色5号(EU注意ラベル)
調味料(アミノ酸等)、酸味料、保存料(ソルビン酸K)、甘味料(ステビア)、
着色料(黄4、黄5、赤102、赤106)
→黄色4号(EU注意)、黄色5号(EU注意)、赤色102号(EU注意)、赤色106号(ラット投与で異常)
ほか目が留まった商品
赤色102号色のショウガちゃん。それにしてもなんでわざわざ真っ赤にしたショウガが堂々と売られてるんだろう??
さて、
で、辛子明太子のラベルには亜硝酸ナトリウムの表記もほぼ必ずある。
これは前回紹介したものだ。ハムやソーセージにぶち込んで色が悪くなるのを防ぐ添加物で紹介した。日本の大手メーカー商品にはほぼ必ずぶち込まれているものだ。
魚卵にもぶち込む手法は同じである。
それ自体も青酸カリと同レベルの致死量であり、さらに、肉類や魚卵のアミンという成分と反応してニトロソアミンという発がん性物質になる。
どれだけ危ないものかは前回のハム・ソーセージの記事を読んでいただきたいが、
亜硝酸ナトリウムは、もう科学的に超危険だと分かっている。しかも、実はハム・ソーセージよりも、魚卵(タラコ・イクラ・スジコなど)のほうがはるかにリスクが高いことがもう科学的に分かっている。
そのため、厚生労働省は、使用量を制限していて
ハム・ソーセージ・ベーコン等・・・・・0.07g/kg
魚肉ソーセージ等・・・・・0.05g/kg
魚卵(明太子、タラコ、イクラ、スジコなど)・・・・・0.005g/kg
厳しい使用制限のさらに魚卵は10分の1の制限がされている。
それほど危険であり、そんなものをただの発色だけのために入れるってどういう神経なんだろうね。
発がん性があると指摘されつづけている人工着色料タール色素をぶち込み、致死量が青酸カリほどあり、発がん性物質を作り出すものを入れ続けるこの社会。
ちなみにいうと、辛子明太子には必ずと言っていいほど、調味料(アミノ酸等)と記載されている。
今度紹介はするが、これは、早くいえば、化学調味料の味の素のことだ。
味の素をぶち込んでいいとか悪いとかの話以前に、味の素を入れているのに味の素と書かずに、調味料(アミノ酸等)と記入して煙に巻こうとしているこの卑しい根性自体がおいらは気に入らない。いががだろうか?
特に辛子明太子は、舌がビリビリする人が多い。これは業者が味の素をぶち込みすぎているのが原因だ。
というわけで、ちまたで売っている辛子明太子はほとんど、こんなシロモノばかりだ。これを食べ物として、愛する人に食べさせていいか、悪いかは、各人考えてください。
で、じゃあ少なくとも人工着色料ではなく、天然着色料なら、いいのか?それは、次回の記事で書いていきましょう。