『小規模企業共済制度』に加入しておこう | はじめてでもこわくない! 株式会社のつくりかた

『小規模企業共済制度』に加入しておこう

「小規模企業共済制度」は、小さな会社の役員や、個人事業主が廃業したり退職した場合に、生活の安定や事業の再建などのために資金をあらかじめ準備しておく共済制度で、いわば経営者の退職金制度といえるものです。


加入すると毎月掛金を納付することになりますが、その掛金は月額千円~7万円の範囲内で自由に決めることができ、加入後に増額することもできるので、あまり負担にならない額からはじめてみることができます音譜
(ただし、減額するには一定の要件が必要なようです。)


もし将来、資金繰りが苦しくなったときには、支払った掛金の範囲内で融資を受けることもできます。


さらに、この掛金は全額所得から控除されるのですビックリマーク

掛金の全額が「小規模企業共済等掛金控除」として、課税対象所得から控除できるため、所得税の節税をはかることができます。


共済金の受け取り方法は、「一括」や「分割(10年・15年)」など選ぶことができます。(「一括と分割の併用」なんてこともできちゃいます!)

一括受取りの場合は「退職所得扱い」となり、分割受取りの場合は「公的年金等の雑所得扱い」となるため、共済金にも税制上のメリットがあります。


小規模企業共済制度へ加入できるのは、従業員が20人以下(ただし、商業・サービス業は5人以下)の会社の役員または個人事業主です。


中小企業基盤整備機構のホームページに、小規模企業共済制度へ加入した場合に受け取ることができる共済金と加入後の節税効果を試算する「加入シュミレーション 」があるので、興味があるかたは試してみてください。

http://www.smrj.go.jp/skyosai/simulation/index.html


小さな会社の経営者にとって、「小規模企業共済制度」はとても良い制度なので、ぜひ加入を検討してみましょう!ニコニコ