起業家を悩ませる『経理』について
私は10月に会社を立ち上げる予定のため、今から少しずつ経理の勉強もしていますが、数字が苦手なせいか、どうも頭に入ってきません・・・
とは言え、株式会社を経営する以上、貸借対照表や損益計算書を作らなければならなりません。
やはり簿記の知識がないシロウトに、経理は無理なのでしょうか?
会計事務所などにお願いするしかないのでしょうか?
しかし、設立したてで、まだ十分な売上が見込めない会社は、できるだけ固定費を抑えなければなりません。
そう考えると、会社の経理にはあまり費用をかけていられません。
そこで、「経理はできるだけ自分でやるようにして、無駄な経費を抑えよう・・・。」と思ってはみたものの、簿記の知識ゼロの私には経理について書かれた本を何冊読んでもチンプンカンプンです。(本当に、何冊も何冊も読みあさりました・・・)
次第に、「私には経理は無理なのかも・・・」という不安で頭がいっぱいになってしまう始末。
そんなときに、「やっと出会えたー!」と思った本が、『小さな会社の超簡単経理
』(著:吉田信康)でした。
まずこの本のいいところは、あくまで「簿記の勉強」ではなく「始めて経理に取り組む人が、自力で日々の帳簿の仕事をこなせるようになること」を目標にしていることです。
そのため、難しい専門用語も出てきません。(その上、語り口がとても優しい!すっかり著者のファンになってしまいました)
ただこの本では、「決算処理については簿記の知識がある程度必要になってくるので、日々の帳簿の仕事までを自力で済ませ、あとは専門家に任せるという選択肢もありますよ。」と提案されています。
確かに、こんなに分かりやすく書かれている本でも『決算処理』の項目はいまいちピンときませんでした。(私がおバカなだけかもしれませんが・・・)
日常の帳簿づけが正確にきちんと出来ていれば、決算処理を専門家に依頼しても、それほど高い料金にならないかもしれません。
でも「どうせなら最後まで自分でやりたいなぁ・・・」という場合は、法人決算書の作成に対応した会計ソフトに頼ってみるという手もあります。
私は会計ソフト『弥生会計10』を使おうと思っているため、弥生会計の説明本も何冊か読みましたが、その中でも『できる弥生会計10
』(インプレスジャパン発行)は特に分かりやすかったです。
この本には『決算書』を作成する具体的な方法が図解で説明されているため、この手順どおりにやってみたら何とか出来そうな気もします。
とにかく、自分で出来るところまでやってみて、それでどうしてもダメだったら専門家のかたにお願いすればいいじゃないか!という気持ちで、デーンと構えていたいですね。(小心者なので、それがとても難しかったりもするのですが。)
起業するときにはいろいろ不安なこともありますが、心配ごとばかり積み上げていてもキリがないので、できるだけ「楽しんで起業する!」ということを心がけていたいと思います