事務所はどうする?
会社を設立してすぐの頃はまだ資金も少ないため、なるべく出費はおさえたいですよね。
事業内容にもよりますが、「株主一人・社員一人」の一人株式会社の場合や、家族で会社経営する場合には、敷金・礼金・保証金が必要な立派な事務所を借りるのではなく、自宅を事務所にしてしまうのが良いと思います。
「そうは言っても、家にいると子供がうるさくて仕事にならないよ」という方は、図書館を使われてみてはいかがでしょうか?
“登記住所は自宅。 仕事場は図書館。 打ち合わせは近所の喫茶店。”
これならかなり節約できます。
もちろん、守秘義務のある仕事には向きませんし、ある程度スペースが必要な仕事はちょっと無理ですが、レンタルオフィスを借りることを検討されている方は「図書館オフィス(?)」も視野に入れてみてください。
また、「オフィスはどうしても必要」という場合は、起業家支援を目的として自治体や公共機関が運営している「インキュベーションセンター」をおすすめします。
普通に事務所を借りるよりもずっと安い家賃で借りることができますし、入居している会社同士の横のつながりが生まれるというメリットもあります。
ただ、インキュベーションセンターは創業支援が目的なので、施設の大半は入居可能な期間が決まっています。(だいたい1~3年くらいのようです。)
最後に、「仕事場は自宅がいいんだけど、うちは賃貸だから登記できないよ。」という場合ですが、賃貸契約が「住居用」となっていても、大家さんとの交渉しだいでOKがもらえる場合もあるようです。
お客さまや人の出入りが少ない会社でしたら、近隣住民に影響を与えないことを説明して、大家さんに承諾していただきましょう。
でもどうしても大家さんが首を縦に振ってくれないときは、バーチャルオフィスを利用するという方法もあります。
バーチャルオフィスを借りる場合は、目先の安さだけで選ばず、提供しているサービスの良し悪しや、郵便物・電話・FAXの転送料などもきちんと調べた方が良いです。もちろん、「法人登記できるのか」も、きちんと確認してください。
できれば、実際に借りられる住所を運営会社に問い合わせて確認し、その住所がヘンな業者に使われていないか(ブラック住所でないか)をインターネットで調べておくことをおすすめします。
私もいつかはステキな事務所を構えたいなー(カフェが併設されたオフィス希望!!)と思いつつ、まずは『お客さまに満足を与える仕事をする』ことに専念していきます!