【プラグイン】PSP画面のキャプチャー 導入,解説,設定機能
今回はPSPの画面をキャプチャーするプラグイン
「ScreenVideo Capture Module v0.5」を紹介します。
このプラグインでは、PSP画面の、スクリーンショットと下のようなキャプチャーが撮影できます。
また、新型PSPではCFW3.80M33上でついに起動可能となりました。
しかも、Flash0領域に書き込まなくてもよいため、安全に使用することが可能です。
対応していただいたDark_Alex氏に感謝です。
ホームメニューの他、UMD,自作ソフト,およびPS1ゲームの起動中にも撮影が可能です。
(ただし、1コマずつ保存していき記録(保存)時間は非常に遅く、メモリースティックの書き込み速度に大きく依存されます。)
※現在新型PSPは3.80M33系でしか使用できません。
また、スクリーンショットはbmp形式,キャプチャーはgif形式として保存され、
gif形式のプレイヤー(同梱)で見ることもできます。
①- ScreenVideo Capture Module v0.5 をダウンロード、解凍します。
②- 解凍して出てきた「capture.prx」ファイルをメモリースティックの「seplugins」フォルダにコピーしてください。
③- 下の表を参考に、「seplugins」フォルダ内の「txt」ファイルに、このプラグインを使用したい場所のパス「ms0:/seplugins/capture.prx」を追記してください。 (「txt」ファイルが無い場合は作成してください)
使用したい場所 | 「ms0:/seplugins/capture.prx」 |
---|---|
ゲーム中 | game.txt |
1.50カーネルのアプリケーション | game150.txt |
PS1のゲーム中 | pops.txt |
ホームメニュー画面上 | vsh.txt |
④- リカバリーモードに入り、「Plugins」を×ボタンで選択します。プラグインを適用する画面になるので、使用したいものを選び、Enabledにしましょう。
例えば、ゲームの場合は「capture.prx[GAME]」を、PS1のゲームの場合は「capture.prx[pops]」を×ボタンを押しEnabledにします。
以上で導入完了です。お疲れ様でした。
操作方法 | |
---|---|
♪ボタン | スクリーンショット,キャプチャーの停止 |
R+♪ボタン | 小サイズキャプチャーの開始(240×136) |
L+R+♪ボタン |
フルサイズキャプチャーの開始(480×272) |
なお、プレイヤーを使いたい場合は解凍した際に一緒に出てくる「__SCE__SVCPlayer」フォルダと「%__SCE__SVCPlayer」フォルダをメモリースティックの「PSP」フォルダの中の「GAME」フォルダに入れて、PSP上で起動してください。(要1.50カーネル)
「ScreenVideo Capture Module v0.5」同梱物に、「capture.ini」という設定ファイルがあります。
中を見ると、
VideoStartNormal = PSP_CTRL_NOTE + PSP_CTRL_RTRIGGER
VideoStartAdvanced = PSP_CTRL_NOTE + PSP_CTRL_LTRIGGER + PSP_CTRL_RTRIGGER
VideoStop = PSP_CTRL_NOTE
VideoAdvancedMode = FULL_SIZE
Delay = 100
Overwrite = YES
PhotoDir = ms0:/PSP/PHOTO
VideoDir = ms0:/PSP/PHOTO/SVCPlayer
などと表示されております。
訳 | |
---|---|
ScreenShot | スクリーンショットボタン |
VideoStartNormal | 小サイズキャプチャーの開始ボタン(240×136) |
VideoStartAdvanced |
フルサイズキャプチャーの開始ボタン(480×272) |
VideoStop |
キャプチャーの停止ボタン |
Delay |
1フレームごとの間隔(100で0.1秒、200で0.2秒) |
Overwrite |
上書きするかどうか(YES or NO) |
PhotoDir |
スクリーンショットの保存先 |
VideoDir |
キャプチャーの保存先 |
これは、様々な設定を変えるファイルとなっており、それを手書きですが変更することも可能です。
●せっかく保存した画像を上書きしたくない場合は「Overwrite = YES」のYESをNOに変更しましょう。
●ただし、Delayや保存先を変えることは混乱を招くのであまり変更しないようにしましょう。
●ScreenShot, VideoStartNormal, VideoStartAdvanced, VideoStop
の4つのボタンも変更可能で、PSP_CTRL_○○の赤文字の部分を変えることで好みのボタンに割り当てることが可能です。
ボタン割り当て | |
---|---|
SELECTボタン | SELECT |
STARTボタン | START |
↑ボタン | UP |
→ボタン | RIGHT |
↓ボタン | DOWN |
←ボタン | LEFT |
Lボタン | LTRIGGER |
Rボタン | RTRIGGER |
△ボタン | TRIANGLE |
○ボタン | CIRCLE |
×ボタン | CROSS |
□ボタン | SQUARE |
HOMEボタン | HOME |
♪ボタン | NOTE |
ディスプレイボタン | SCREEN |
ボリューム+ ボタン | VOLUP |
ボリューム- ボタン | VOLDOWN |
※他にも対応ボタンが存在しますが、場合によってはエラーの素になるため載せておりません。
例えば、スクリーンショットを♪ボタン+Lボタン同時押しに変更したい場合、
[ ScreenShot = PSP_CTRL_NOTE + PSP_CTRL_LTRIGGER ]
とします。
●変更後、「capture.ini」ファイルをprxファイルと同じく「seplugins」フォルダ内に保存すれば設定が適用されます。
お疲れ様でした。
キャプチャーをする際、記録(保存)時間が速いほうが良いという方は、
高速かつ安価な、サンディスク製UltraIIやExtremeIIIなどのメモリースティクを使用することをおすすめします。
参考までに、小サイズキャプチャーは通常のサンディスク製ですとおよそ1コマ2秒ほど、UltraIIでは1.5秒ほど、Extremeでは1秒ほど 時間がかかります。フルサイズはその倍以上かかります。
SanDisk UltraII 512MB |
SanDisk Ultra II 1GB |
SanDisk EXTREMEIII 1GB |
SanDisk UltraII PRO Duo 2GB |
SanDisk EXTREMEIII 2GB |
SanDisk UltraII 4GB |