超優秀的通訳 趙 怡華(ザウ・イーファ)小姐
今回のトム・リン監督来日で付いてくれた通訳は、東京国際映画祭の時と同じく、趙 怡華(ザウ・イーファ)小姐です。
前回もそうでしたが、今回もその通訳ぶりに驚かされました。
フツー、通訳をする時には、細切れに通訳する人が多いのですが、イーファ小姐の場合には、ある程度まとめて、長いときには3分ぐらい監督がしゃべってから通訳をしてくれます。なるべく監督の話の流れの腰を折らない配慮なのだと思いますが、これはかなり大変な作業です。
ある程度、監督の思想とか考えていることを頭にインプットしていないと出来ることではありません。
イーファさんの素晴らしいところは、下調べを徹底的に事前にやって来てくれること。こちらから提供していた資料だけではなく、台湾での映画評などの一般でも流通している情報にも目を通しておいてくれること。
実は、監督が来日する直前まで台湾出張に行っていて、現地でトム・リン監督に別件のインタビューをしていて、ウォーミング・アップもバッチリでした。
台湾の芸能人・文化人の通訳をする場合、台湾の文化・台湾語の知識をもっていることと、台湾式の華語発音に慣れていること、そして更に台湾への情熱があることが、良い通訳をするための条件となりますが(自分ではそのように考えています)、イーファさんは最適任でした。
数々の語学書も出されていますので、興味のある方はこちらをどうぞ⇒http://www.subarusya.jp/categorylist_katakoto.html
ちなみに、『ろまんす五段活用』の奈良でのファン・ミーティングでも活躍されていた方ですヨ。