EM菌ボランティア 岩手、宮城、福島における復興支援活動の全体の動き | EM(有用微生物)の力で子供達に未来を!

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安全、安心、安価で、誰にでも増やせ、どこにでも活用できるEM微生物。

ネット上に集まる様々な情報を集めていきます。

http://www.ecopure.info/topics/topics_094.html

岩手県・宮城県での活動

国際ボランティアによるEM散布
津波の被災地での衛生対策のためのEM資材の主な拠点となったのは、岩手県ではU-ネットいわて、岩手コンポストの2ヵ所、宮城県では大崎市の東北EM普及協会、栗原市の平野勝洋氏(SPC JAPAN)、気仙沼市の足利英紀氏(三陸EM研究会)などで、全国からもEMボカシなどの支援が行われ、避難所のトイレの消臭や水産関係の廃棄物の悪臭対策、住宅等の衛生対策などに成果をあげた。

宮城県仙台市 鈴木英俊さん
鈴木さんは20年近く前から健康と美味しさにこだわり、EMを活用してお米や野菜つくりを行ってきた。震災時、海岸から約2.5kmの水田は津波の被害を受け、あたり一面ヘドロ混じりのゴミが散乱。作付けができない絶望的な被害の中、井戸を掘り、EMを使って見事な稲を育てることに成功した。 鈴木有機農園ブログ http://suzuki-yuukinouen.blog.ocn.ne.jp/blog/



宮城県七ヶ浜町 星博さん
平成7年から半農半漁で米づくりと海苔づくりにEM技術を活用している。海苔へのEM活用の開始はお米でのEM活用の技術が確立された後、「昔の海苔はうまかった」というお客様の声を聞き、平成12年頃から本当に美味しい海苔をつくるため試行錯誤を開始した。海苔の栽培では2~3か月の間に5、6回の酸処理を行うが、星のり店では、この酸処理の行程にEM活性液と木酢や竹酢の混合液を使用することで、海苔の健全な育成を促している。

また、米づくりでは苗を強くするためにローラーで苗を倒して根張りをよくする作業を行っていたが、この考え方を海苔にも応用し、海苔の芽が小さいうちからブラッシングを行い、不純物を取り除くと共に細胞を活性化させる方法を開発し、EMの活用とブラッシングの組み合わせにより細胞が密につまった香りと歯ごたえの良い美味しい海苔づくりを実現している。震災による被害で、平成25年度も震災前の2/3の規模までしか回復しておらず、海苔づくりの復興を優先させるために4.5町歩ほど行っていた米づくりも再開できていないが、美味しくて本当に健康に良いお米と海苔を待ち望んでいる人たちのために、着実に復興へ向けての歩みが進められている。


福島県での活動
福島県では、津波被害と同時に原発事故が起きたため、震災直後の組織的なEM活用は南相馬市の一部等に限定されていたが、住宅内外でのEM活用による放射性物質汚染の軽減活動を希望する団体や個人に対してU-ネット災害復興支援プロジェクトを通してEM活性装置やタンクなどの機材が無償貸与され、現在も各団体での活動が継続中。農業分野ではEMオーガアグリシステム協議会の生産者の農産物から放射性物質が安定して不検出(1Bq/kg以下)となることを確認した。

稲作でもEMを活用していた玄米での放射性セシウム濃度が低く、食味などの品質も良いなどの報告が寄せられ、二本松市、福島市松川、南相馬市、田村市都路町などでEMを活用して土づくりに取り組み、品質の良い米づくりに取り組む農家が増えている。また、畜産では牧草の放射性物質低減化などの放射能汚染に対してだけでなく、質の良いEM活性液を多目的に使用することで、EM本来の効果である畜舎の環境改善や生産物の品質の向上など副次的な効果が短期間に現れている