東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。  東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

飲み会をしていると、たまに愚痴や不満、他人の陰口ばかり言う奴がいる。


東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。


たしかに社会は平等ではないし、世の中、すべて自分の思う通りになんか行くわけがない。




東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。


生きていれば人間なにかしらの不満は出ると思う。



東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

ただ、前向きな話じゃない場合は、聞いているほうは苦痛だし、全く楽しくない・・。

そういう発言で自身の評価が下がる事に気づいていないのだろうか・・。

と思うのは自分だけだろうか?



東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

不満があるなら、自分で行動を起こして状況を変えるか、環境を変えるしかないと思う。

誰かのせいにしたり、世の中を儚んでいたって何も変わりはしない・・。


東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。



不満を言い続けるくらい不満があるなら今、所属している組織や団体から離れて、外の世界に飛び出して自分のチカラを試してみればいいのに・・。



東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

自分の実力もはっきり判るし、そんな精神状態で毎日を過ごすよりは、よほど楽しいと思う。


 
東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

飲むなら、やっぱり楽しいお酒が良い。




東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

○○と××が自分のすぐ目の前でパトカーに衝突して死んだ・・。

ついさっきまで一緒に話していたのに・・。

とても信じられない・・。


東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

今から、みんなで病院に行こう。

家族も来ているはずだから、バイクの集団では迷惑になる。

タクシーで行こう。


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深夜、桑○駅の病院に着くとオペ室で○○が担架に横たわっていて、名前を何回呼んでもピクリとも動かない・・。

ちょっとたって○○の母親も病院に着き、そばで名前を叫びながら大声で泣いている。


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○○の家は母子家庭で、よく皆で泊まりに行って銭湯に行って、○○の母親が夕飯を作ってくれて、みんなで食べた。


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部屋で宅飲みをしていると、○○の母親が「おばさんも混ぜな!」って言って入ってくる。


そんなおばさんから泣きながら「何とかしてくれ!」と言われて、うつむいたまま言葉も出なかった・・。

○○の兄から「今日のところは帰ってくれ。」と言われて、皆で現場の○○駅に行った。


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警察とマスコミがたくさんいた。

怒りで気が付いたら警察を殴っていて、取り押さえられた。

あの出発の直前、○○が「単車を変わってほしい。」と言わなかったら自分が死んでいた・・。

いつも一緒にバカをやっていた仲間2人が17歳という若さで、目の前で逝ってしまった。


東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

地下鉄○○駅をクルマで通ると、あの夏の日の夜の事を鮮明に思い出して胸の奥が疼く。


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仲間がサツに引っ張られた時の最大が49人。

新聞の一面に載ったりもした・・。


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17歳だった8月の終わり、気持ちイイ感じで晴れていた昼間。

誰と誰が一緒にバイクに乗るかを皆で話していた。


東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

愛車の調子が悪い自分は途中で運転を変わる事を条件に最初、ケツに乗る事になり夜を迎えた。

札幌では、めずらしい蒸し暑い夜だった。


東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

地下鉄○○駅の合流時間、遠くから仲間達の爆音コールが聞こえてきた。

パトカーのサイレンも聞こえる。

「もうサツを連れてきやがった、俺たちもそろそろ出発だ!」

出発直前になって、○○が乗るバイクを変わってほしいと言ってきた。



東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

急にどうしたんだ?って思ったけど「おっけー急ごう!」と答えて、バイクで一斉に走り出した矢先、近くにいた別のパトカーが爆音の自分達の集団に気付いて、いきなり横道から道路をさえぎる様な感じで急に飛び出してきた。


東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

自分のすぐ右斜前で○○と××の乗ったバイクは急に横道から出てきたパトカーを避けきれずパトカーのドアに衝突した・・。

あいつら、パクられた!

そのあと、しばらく経って仲間から連絡が入った。


東京からUターンした札幌の不動産屋のここだけの話。

○○と××が救急車で病院に運ばれて死んだと言う連絡だった・・。

まさか・・。嘘だろ・・。

とても信じられなかった・・。

人ってそんな簡単に死ぬのかよ・・。