国際的な人材競争で確実に敗北する | ひとりの日本人が見る世界のあちこち

国際的な人材競争で確実に敗北する

間もなくインドでの

業務を終了し帰国する。


インドでの1年を通じて痛烈に

感じたことは


インド人はものの効率的な

進め方は日本人からくらべて

大きく遅れているものの


言語面などでは大きく

リードしている。


ということだ。


ものづくりなどの土俵では

日本・韓国・中国がインドよりきわめて

うまく適応して今後もけん引役していくだろうが


今後エネルギー、環境、医療など「非製造業」が

21世紀の脱工業化の時代をリードしていく中


インド人はおそらく想像以上にその力を発揮していく

と思う。欧米式のビジネススタイルにも慣れているし

英語も東アジア諸国より多くの人間が巧みに操る。


国際的な「人材」市場では日本人は

インド人に敗北を喫する時代が近づいていると思う。


アメリカやカナダ、オーストラリアなどインド人移民の

多い国ではもはやその現象は顕著だろう。


20年後の世界では全世界で

東アジア諸国出身者が南アジア出身者に

競り負ける状況ができているような気がする。


2030年、東京やニューヨーク、ロンドン、上海、香港、シンガポールなどで

インド人ビジネスマンが颯爽とあるいている可能性もゼロではないだろう。


品川や開発が進むベイエリアなど

そのころには東京の中心になっているエリアの

高級マンションやレストランでインド人富裕層が

金に糸目をつけない生活をしているかもしれない。