今日は、久しぶりの休足日(‐^▽^‐)
この土曜日に、花背峠か傍示峠のTT予定
直前まで走っていては、記録の更新ができないので・・・
昔、僕が泊まったことのある陸前高田ユースホステルの前にあった
陸前高田の一本松が昨日切り倒された
長男が先週から東北の東松島の野蒜に復興ボランティアに行っている
ちょっと嬉しい
昔、僕は東松島の野蒜の海水浴場で友人と泳いだことがある
東北は思い出がいっぱい
自転車時代1期 中学から大学まで・・ブランク後・・2期は中年~今
1期時代
時々、傍示峠と7号峠で練習・・これは今と一緒
東北縦断の自転車旅行は、思い出深い高校時代のロングツーリング
高2の頃の夏休み、8月に10日間のツーリング
旅行初日に足に包帯、翌日足の手術でも会津から青森を走りぬいた
東北縦断ツーリング記
初日
猪苗代湖→米沢
友人と2人で、夜行列車で郡山まで輪行
この友人は、のちのち2浪して京大に合格
京大の合格を、高校の先生に報告しに
僕の車で連れて行ってあげたんだけど・・・
横着に、お尻でドアを閉めやがって(`×´)
愛車のシビックのフロントドアをべコツとへこまされた(T_T)
「ごめん、ごめん」じゃないだろ~~
さてさて、早朝の郡山駅
磐越線に乗り換えて、福島の猪苗代駅で下車
いそいそと自転車を組み立てて
朝でも夏の日差しがとても強いなか
昼前から、磐梯山の横を通って裏磐梯へ
裏磐梯への道は、それほどの坂もない走りやすい道
高原なので、日差しは強いけど、カラッと気持ちいい
初日は桧原湖の横を通って、白布峠、標高1410mを越えて
次の宿泊地の米沢市へ行く予定
桧原湖から広がる裏磐梯の景色はホントに最高
磐梯山の雄大な姿と、点在する湖と池
あれほどの美しい景色はいまだに見れていない
白布峠の入り口、桧原湖の北
道の横にきれいな小川があって、昼過ぎの暑い中、ちょっと川遊び
友人と、川で石を集めて遊んでた
ちょっと大きな石を持ったとき
手が滑って、左足の親指の上へゴロッと・・
強烈な痛み
ちょっと間をおいて、水が赤い血で染まる
爪は大丈夫だったけど
親指の爪から離れたところの付け根が、まっすぐに裂けている
たまたま近くにあった、救護所に駆け込んで、包帯で治療してもらった
とてもやさしくて
とてもきれいなお姉さんだった
見ず知らずの僕にとても優しくしてくれるこの人にすごく感動した
このあたりに多い小椋という姓の人
歌手の小椋 桂は、大学時代にこの辺に合宿に来て
芸名を小椋にしたんだそうな
同じようなことがあったのかも知れない
サイクルシューズははけないので
左足、包帯&スリッパのまま根性で標高1410mの白布峠へ
途中、ものすごい雷と豪雨
包帯からは血がにじむ
1000mあたりの標高での雷は横から鳴ってくる
目線と同じ高さから、真横に稲妻が光る
さすがに恐ろしくて
道路の脇で身を低くして雨に打たれて、途方にくれていると
トラックが止まってくれて
「乗って行けや~」
救護所の人に続き
なんて暖かい福島の人たち・・・(ノ_・。)
さてさて
2人の自転車をトラックの荷台に放り込んで
米沢市の病院へ行ってくれた
病院で、お医者さんが
「これは、明日手術ですね。親指の爪を抜き取ります。」
え~~~~
しゅじゅつ~。(´д`lll)
足の爪ぬッッく~!!うっそ~~ (/_;)/~~
2日目
米沢→蔵王温泉
朝から、外科で、左の親指の爪をはぎ取る手術
麻酔をしてるので、痛みはなかった
昼前に病院を出て
また、包帯を巻いたまま、左足はサンダルで走行
山形市の手前から、蔵王山に登りだす
手術当日で登れるか不安だったけど
1000mくらいのヒルクライムを根性で完登
この日は、とてもいい天気
3日目
蔵王温泉→東松島
蔵王温泉から、さらに600mくらい山を登って
蔵王の山頂近くへ
この登りの道は、景色もよくて素晴らしかった
山頂近くの道路から、蔵王のお釜(噴火口の池)がきれいに見えた
お釜まで歩いて見に行こうかということになって
お釜まで降りた
当たり前だけど、爪を抜いた足がかなり痛い
せっかくだし、お釜の水で顔を洗った
蔵王からは1600mを下る、超ダウンヒル
仙台空港の近くを通って、松島を抜けて、東松島のユースへ
仙台平野は広くて、平地がすごく長く感じた
観光はいいやということで、松島は素通り
走行ルート
4日目
東松島→陸前高田
この日の一番の楽しみは、海水浴
東北の海で泳いで見たい!
東北旅行の計画をしたときからの夢
しかし、足には包帯
なんとしても泳ぎたい
友人も、せっかくだし泳ごうよと
結局、包帯の上にナイロンかぶせて泳ぎまくり
時間がなくなったので
予定していた牡鹿半島はパスして、陸前高田へ
石巻→女川→南三陸→気仙沼→陸前高田
100キロくらいの道のりだけど
この海岸線は、リアス式海岸
アップダウンの連続で、バテバテで陸前高田のユースに到着
今、根性の一本松で有名な高田松原の松
時々記事で写真に写ってる後ろの建物が陸前高田ユースホステル
津波の前から閉鎖されていたので、ユースの人の被害はなかったみたい
5日目
陸前高田→吉里吉里
三陸のリアス式海岸は、とても長い
釜石は、すごく高い防波堤があった
まるでビルのようだった
大船渡→釜石→大槌とこの間に、7つくらいの峠
疲れてしまって、宮古市までたどり着けず
日が暮れてきた
小刻みな登坂が体力を奪って
どこでもいいから休めるとこを探した
海岸沿いの倉庫で鍵の開いてるところがあった
井上ひさしの小説「吉里吉里独立国」で有名になった
吉里吉里の海岸にあった魚網倉庫で野宿
ちょっと魚臭かったけど、魚網がクッションになって
ぐっすりと眠れた
6日目
吉里吉里→宮古
1泊増やしたので、この日は余裕
浄土が浜の海で遊んだ
浄土ヶ浜は、きれいな景色だった
走行ルート
(リアス式海岸のこまかくてとても厳しい高低差がわかります。)
7日目
宮古→八幡平
宮古から盛岡は輪行
盛岡から八幡平へのヒルクライム
標高1500m
友人がバスで登ると言い出して
ちょっと口げんかに
結局、僕だけ自転車で登った
1500mのヒルクライムはかなりきつかった
でも、登ったあとの景色は最高だった
友人とは、八幡平のバス停で合流
ここは登ってしまうと、台地のようになっていて
走りやすかった
8日目
八幡平→十和田湖
八幡平から一度、鹿角に下って、また600mくらいの登り
有名な発荷峠を越えると、十和田湖の素晴らしい景色
9日目
十和田湖→青森
十和田湖から、奥入瀬渓流を下る
この渓流は、とてもきれいかった
しかし、渓流を下ると、次に八甲田山に登りなおし
有名な傘松峠まで700mくらいののヒルクライム
八甲田山は、とてもきれいかった
八甲田山を越えると、1000mのダウンヒル
津軽の海と青森平野が目の前に広がる雄大な景色
この下りが一番最高ののダウンヒル
盛岡→青森走行ルート
10日目
青森→夜行列車→東京→輪行→大阪
東京で、時間があったので
山手線を電車で一周
ツーリング後記
この走行ルートですごいのは、ほとんどのルートが山越えなこと
累計標高差9775m
毎日の平均標高差1000m近いヒルクライム走行コース
最もきつかったのは、リアス式の三陸海岸
疲れて野宿を余儀なくされた
連続する港町では、
50mくらいの急坂が何度も何度も繰り返して出てくる
しかも、この走行ルート、ずっと
片足は、包帯にサンダル
片足は、自転車シューズにトウクリップ・・・
大阪に帰って来て、医者に行って、手術後に初めて包帯を取ってみる
爪はないままだったけど、ちゃんと治ってきてた
よく走りぬいたものだと思う
友人は、やっぱり根性はあるねと、褒めてくれた
なんだか、うれしかった
東北は、とても素晴らしい景色がいっぱいでした
行ったことのない人
ぜひ旅行に行ってあげて~~
特に裏磐梯、八幡平がすごかったです。