蓮キョ☆メロキュン推進!「ラブコラボ研究所」発信!!
テーマお題!!
「桜」
これをテーマに書いていきます!!
第一弾は風月です!!
ちょっと風月っぽくない??と、思うような文だと思いながらも、UPしちゃいます☆
うかうかしてたら桜が終わっちゃいますもんね!
お楽しみ下さいませ♪
*****
夜桜
「出掛けるぞ。セツ…」
「え?どこに行くの?今日の撮影ももう終わって…」
「いいから。早く支度しろ。」
蓮の発するカインの言葉に首を傾げながらも、立ち上がった。
蓮はそれを見ると、先にスタスタと歩き出す。
それに続いて小走りで後を追った。
カインに連れて来られた先には満開の桜。
夜の闇に浮かび上がる仄かなピンク。
「俺にとってのお前みたいだ。」
カインはそう言って桜を優しい目で見つめた。
「綺麗…。」
「あぁ…本当に、綺麗だ。」
ヒラヒラと舞い落ちる桜が心を締め付ける。
まるで自分の恋心のようだとキョーコは思った。
桜は美しくその花を咲かせても、直ぐに散ってしまうのだ。
叶わない想いに、桜の木が重なる。
もしかしたら、蓮は、自分のこの想いに気づいているのだろうか?だから、敢えてこんな事をいったのだろうか?
桜を見ながら蓮の言葉が頭に巡る。
ーー『お前みたいだ。』
ーー私の想いも、いつかこの桜のように散ってしまうのかもしれない。
ーーでも、それでも…。
そう思っていると、急に身体が浮き上がった。
「きゃっ!!」
トリップしていた思考が引き戻されると、カインから膝を抱えて抱き上げられてるのがわかった。
蓮より少しだけ高くなった視界に、桜の花が映る。
「こうすれば、もっと良く見えるだろう?」
「もう。また子供扱い。私は兄さんの中ではいつまでも子供なのね。」
「ん?何か言ったか?」
カインが面白そうにニヤリと笑う。
「何でもない。」
ふて腐れてぷいっと顔を逸らして、桜を見る。
2人はしばらくそのまま無言で桜を見つめた。
ひらりひらりと舞う桜の花びらに、伝えないままこの想いに終わりがくる事に恐怖を覚えた。
不意に桜から視線を逸らし、蓮を見ると、蓮もまた桜に魅入られるかのように桜を見つめていた。
「…好き…」
「え……?」
驚いた顔で自分を見つめる蓮に微笑むと、キョーコは蓮の額にキスを落とした。
「ありがとうって言ったの。」
蓮の顔からカインの顔に変わると、カインは笑った。
「そうか。じゃあ…」
カインはそっと、キョーコの唇に口付けた。
キョーコの頬が真っ赤に染まる。
「な、な、な、な…っ!!」
「俺からも、ありがとう。」
カインの顔から蓮の破顔に変わる。
「好きだよ。最上さん。」
ふわりと笑う蓮に、言われた言葉が一瞬理解出来ず固まるキョーコ。
桜がふわりふわりと二人の周りを回る。
募る想いが溢れ出す。
「本当…ですか?」
声が震えて、目に涙が溜まる。
「もちろん。本当だよ。こんな嘘普通付かないだろう?」
蓮の優しい声に、キョーコもふにゃりと笑い、涙が流れた。
「本当なら…もう一回…。」
そう言うキョーコの口を蓮が優しく塞ぐ。
2人の周りで桜の花びらがふわっと舞い上がった。
夜の闇の中に、溶けていく…。
「私も、敦賀さんが好き…。」
キョーコの言葉は蓮の口が飲み込む。
闇の中に、差し込む光を、2人は互いの存在に感じていた。
桜の木がそんな二人の世界を優しく包み込むように、花びらを踊らせた。
END
****
風月にしては短め??な感じで締めくくってみました!!(笑)
うーん?何となく浮かんだものをそのまま書いちゃいましたけど…どうだろ??こんなお話もありですかね~♪
ちょっと暗めになってしまったので、
明るめなのも只今作成中です☆
お口直しになればいいのですが…♪
お題テーマ!「桜」
第二弾は、sei様の所からお楽しみ下さいませ♪
テーマお題!!
「桜」
これをテーマに書いていきます!!
第一弾は風月です!!
ちょっと風月っぽくない??と、思うような文だと思いながらも、UPしちゃいます☆
うかうかしてたら桜が終わっちゃいますもんね!
お楽しみ下さいませ♪
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夜桜
「出掛けるぞ。セツ…」
「え?どこに行くの?今日の撮影ももう終わって…」
「いいから。早く支度しろ。」
蓮の発するカインの言葉に首を傾げながらも、立ち上がった。
蓮はそれを見ると、先にスタスタと歩き出す。
それに続いて小走りで後を追った。
カインに連れて来られた先には満開の桜。
夜の闇に浮かび上がる仄かなピンク。
「俺にとってのお前みたいだ。」
カインはそう言って桜を優しい目で見つめた。
「綺麗…。」
「あぁ…本当に、綺麗だ。」
ヒラヒラと舞い落ちる桜が心を締め付ける。
まるで自分の恋心のようだとキョーコは思った。
桜は美しくその花を咲かせても、直ぐに散ってしまうのだ。
叶わない想いに、桜の木が重なる。
もしかしたら、蓮は、自分のこの想いに気づいているのだろうか?だから、敢えてこんな事をいったのだろうか?
桜を見ながら蓮の言葉が頭に巡る。
ーー『お前みたいだ。』
ーー私の想いも、いつかこの桜のように散ってしまうのかもしれない。
ーーでも、それでも…。
そう思っていると、急に身体が浮き上がった。
「きゃっ!!」
トリップしていた思考が引き戻されると、カインから膝を抱えて抱き上げられてるのがわかった。
蓮より少しだけ高くなった視界に、桜の花が映る。
「こうすれば、もっと良く見えるだろう?」
「もう。また子供扱い。私は兄さんの中ではいつまでも子供なのね。」
「ん?何か言ったか?」
カインが面白そうにニヤリと笑う。
「何でもない。」
ふて腐れてぷいっと顔を逸らして、桜を見る。
2人はしばらくそのまま無言で桜を見つめた。
ひらりひらりと舞う桜の花びらに、伝えないままこの想いに終わりがくる事に恐怖を覚えた。
不意に桜から視線を逸らし、蓮を見ると、蓮もまた桜に魅入られるかのように桜を見つめていた。
「…好き…」
「え……?」
驚いた顔で自分を見つめる蓮に微笑むと、キョーコは蓮の額にキスを落とした。
「ありがとうって言ったの。」
蓮の顔からカインの顔に変わると、カインは笑った。
「そうか。じゃあ…」
カインはそっと、キョーコの唇に口付けた。
キョーコの頬が真っ赤に染まる。
「な、な、な、な…っ!!」
「俺からも、ありがとう。」
カインの顔から蓮の破顔に変わる。
「好きだよ。最上さん。」
ふわりと笑う蓮に、言われた言葉が一瞬理解出来ず固まるキョーコ。
桜がふわりふわりと二人の周りを回る。
募る想いが溢れ出す。
「本当…ですか?」
声が震えて、目に涙が溜まる。
「もちろん。本当だよ。こんな嘘普通付かないだろう?」
蓮の優しい声に、キョーコもふにゃりと笑い、涙が流れた。
「本当なら…もう一回…。」
そう言うキョーコの口を蓮が優しく塞ぐ。
2人の周りで桜の花びらがふわっと舞い上がった。
夜の闇の中に、溶けていく…。
「私も、敦賀さんが好き…。」
キョーコの言葉は蓮の口が飲み込む。
闇の中に、差し込む光を、2人は互いの存在に感じていた。
桜の木がそんな二人の世界を優しく包み込むように、花びらを踊らせた。
END
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風月にしては短め??な感じで締めくくってみました!!(笑)
うーん?何となく浮かんだものをそのまま書いちゃいましたけど…どうだろ??こんなお話もありですかね~♪
ちょっと暗めになってしまったので、
明るめなのも只今作成中です☆
お口直しになればいいのですが…♪
お題テーマ!「桜」
第二弾は、sei様の所からお楽しみ下さいませ♪