がん患者の8割超「最後まで病気と闘う」、医療者とギャップ

がん患者の8割以上は、最後まで病気と闘うことを望みつつも、死を意識せずに普段通りに過ごしたいと考えていることが、東京大によるアンケート調査で明らかになった。

 逆に、がん診療に当たる医師や看護師は、将来の病状の変化や余命を知って、死に備えることを重視する割合が多く患者と医療関係者の間で価値観のギャップがあることが浮き彫りになった。

 調査は昨年、「望ましい死」や「死生観」について、同大病院放射線科を外来受診しているがん患者や一般市民、同大でがん診療に当たる医師・看護師ら医療関係者を対象に実施。計1138人から回答があった。

 

「最後まで病気と闘うこと」に対しては、患者の81%と一般市民の66%が「必要である」と答えた一方、医師、看護師はそれぞれ19%、30%にとどまった。


身の回りのことが自分でできる」「死を意識せずに、普段と同じように毎日を送る」ことも、患者や市民の8~9割が「必要」としたが、医師では約半数だった。

 一方、医療関係者は「残された時間を知っておく」「会いたい人に会っておく」ことを重視し、死への心構えなどの準備をしたいと考える傾向があった。

(読売新聞) 2009年1月14日


私の父が頚椎損傷で全身麻痺になって年で手術も出来ないし、しても可能性がないと告知されたときはショックでした。

1年間、ベットに寝たままでノドにチューブをしていましたので、話す事も出来ません。

せめて話が出来ればと・・・

どうせ死を待つだけなので、チューブを外して話せるようにして家に連れて帰ろうとも何度も話しました。

しかし、経済的事情もあり24時間介護が出来ないこともあり、結局はベットで寝たままでした。


この告知を受けたとき、担当医は「無理です」の一言で終わり、冷たいと感じました。

しかたないのかもしれないので、その医者を責めることはしませんでしたけれども、無理でも可能性を探って欲しいかったと今でも思います。

医者の立場からすれば難しいのかもしれませんけど・・・

今ではガンは治る病気です。

もし、これがガンならば家を売ってでも、絶対に諦めなかったと思います。


健康について考えるようになってからは、ガンの方の知り合いや、その家族とも知り合い話をする機会が増えました。

末期がんと宣告されてから、奇跡の復活をされた方も多く見ています。


生きる希望があれば必ず治ると確信しています。

本人への告知はどうなんでしょうか・・・

それは死の宣告です。

気丈な人は「ナニクソ」と考えれて前向きに治そうとする人はいいのですか、「もうだめだ」と気弱になる人はかえって治るものも治らず、死を早める気がします。

いくら周りがフォローしても、こればかりは本人の気の持ちようですから・・・


医者としても、それを言うのはつらい事だと思います。

でも、こう言わざる得ないのは、最近の医療ミスなどで殺人罪になったり訴訟されたりしてしまう最近の流れが有るような気がします。

医者としては最善の努力はしているはずですか、そでで亡くなったら医者が悪いと言われ裁判にまでなる事例が増えれば、安全策を取らざる得ないとも思います。


患者や患者の家族は当然、最後まで諦めずに診て欲しいと思うのは当然ですか、何かと言うとすぐに訴訟をする世の中が背景にあるのではないでしょうか?


人の体を手術するのは素人には絶対出来ないことです。

医者の先生に頼らざる得ないです。

プロを信用する事も必要だと思います。


さらに医者不足?でたらいまわし事件や担当も偏るなど、政策としての見直しも必要なのでしょうけど・・・

国、医者、患者とそれぞれが勝手な思いばかりで、バラバラになってるのかこういう問題、意識を引き起こしてる気がします。

社会保障も、これから高齢化になるのですから医療の拡充を目指して欲しいですね。