【第1Q】
 日大工学部(以下「日工」)のキックオフで始まった試合は、いきなりこのボールを東北大(以下「東北」)がファンブル、日工がリカバーするという波乱の幕開けとなります。
敵陣33ydで得たチャンス、前週の試合ではほとんど前進できなかった日工オフェンスでしたが、QB#18のスクランブルで敵陣19ydまで進みました。さすがに次のシリーズは東北ディフェンスに抑えられましたが、ショットガンオフェンスが馴染みつつあるようです。
 自陣21ydで攻撃権を得た東北の先発QBは#7でした。エースRB#16のランとWRへのミドルパスで攻撃を組み立てる東北は、1度ダウンを更新した自陣35ydからの第二シリーズでWR#80へのパスがヒット、ランアフターキャッチ(RAC)でゴール前4ydまで進みます。直前のランプレイで負傷退場したRB#16に代わってセットバックに入ったRB#37がストレートダイブでゴールラインを割り、先制のTDをあげます(K#21のキック成功、7-0)。次のシリーズで日工は2度ダウンを更新し、敵陣31ydまで進みますが、このシリーズも攻撃が続かずパント、タッチバックとなったところで第1Qが終了しました。

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【第2Q】
 東北は20ydからの攻撃で1度ダウンを更新しますが、次のシリーズで日工DL#57がQBサック、パントに追い込まれます。キープレイとなるセットバックのランプレイが進めないためか、WRへのパスもタイミングが合わず、ちぐはぐな印象でした。 それでも次の日工のシリーズを4回で終了させた後の自陣48ydからのシリーズ、3度のダウン更新でゴール前12ydまで進むと、再びQB#7からWR#80へのパスが決まり追加点をあげました(キック成功、14-0)。その後は日工ゴール前7ydの攻撃で日工DB#24にインターセプトされたり、ゴール前の4thダウンギャンブルを失敗したりで、攻撃の歯車がうまくかみ合わないまま前半を終えました。


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【第3Q】

 東北のキックで後半が開始されましたが、日工はパント、東北が50yd付近で攻撃権を得ました。東北は後半、QBを#18にチェンジ、RB#37のドロー、WR#80へのパス、#37のダイブで3回ダウンを更新、最後はWR#88へのサイドラインアップが決まってTDをあげます(K#45のキック成功で21-0)。この日もスタイルプレイヤーが13人の日工は、後半に入るとスタミナが切れたのか、タックルミスが続き、ファーストコンタクトではロスのポジションでランナーに接触するものの、振り切られてゲインを許すという形が見え始めます。

 東北はRB#37のドローが中央を抜け、そのまま27ydsを走りきって4本目のTD,セットバックの交代で出場したRB#40がオプションのピッチを受けて左オープンを22yds走り切って5本目のTD、と第3Qで35-0と差を広げます。


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【第4Q】

 初戦を引き分け、残りを全勝して得失点差でも有利になりたい東北ですが、DLのレイトヒットや日工のQBサックなどにあい、なかなか爆発的に得点を挙げることができません。敵陣内で常にプレイをするという有利な状況なのですが、TDを欲しているので$thダウンギャンブルにも失敗、オプションのピッチマンがロスタックルされるというシーンも見受けられました。結局第4QはQB#18のオープンランとWR#86へのロングパスから得たゴール前2ydのチャンスにWR#88へのショートパスで得たTD2本にとどまり、ファイナルスコア48-0で初勝利を挙げました。



TEAM
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東北大学
7
7
21
13
48
日大工学部
0
0
0
0
0