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 鳥取県琴浦町の小倉典子さん(25)が日本人として5人目となる米国女子アメリカンフットボールのプロテストに合格した。来月4日に渡米してトレーニングキャンプに合流する。小倉さんは「レギュラーを獲得したい」と決意を新たにしている。

 鳥取県からは、ニューヨーク・シャークスなどで活躍した谷田純子さん=米子市出身=に次いで、2人目の女子アメフトプロの誕生となる。

 小倉さんは、島根大学でアメフトを始めた。卒業後は県内の小学校で講師を務めながらトレーニングを重ね、昨年渡米。IWFL(女子独立リーグ)のカリフォルニア州を拠点とするサクラメント・サイレンスのテストに合格した。ポジションはランニングバック。



 小倉さんは「くじけそうな時もあったが、多くの人に支えてもらい、ここまでくることができた」と謝辞を述べ、プロ選手として「自分の長所は粘り。十分に力を発揮して、四月から始まるシーズンではレギュラーを獲得したい」と決意を示した。

 「目標の選手は、NFLのデンバー・ブロンコスに所属していたテレル・デイビス」と目を輝かせる小倉さんは、現在、アルバイトをしながら、ジムでトレーニングに取り組み、渡米に向けて心身を引き締めている。(日本海新聞)