弾ける年1

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さて12月に入った。
イギリス人達が「クリスマス会」と称し、更なるアルコールまみれになる夜が続くという月でもある。
12月に入って一発目のクリスマス会は、娘の学校のクラスメイトのママさんが発起人となり開催され、それが金曜の夜であった。

幹事役の母親は、この7月に出産したばかりで未だ完全授乳中であるから、妊娠中から数えるともう1年以上も酒を飲んでいない事になる。
「今日は飲むで~!!!」と既に集合時間7時の時点でワイン1本を飲んできた甲斐あって、もうほろ酔いであった。

医者である夫のブラックカードをボディスーツの下に忍ばせ、「私から皆に1杯づつおごるわ~」と言い、飲み物をバーカウンターにオーダーしに行ったのは良いが、ボーイが持って来たのは1人2本の白ワインであった・・



今回18人が参加した。×2本となると・・・・支払い請求大丈夫やろか・・
「ブラックカードの人やからエエんちゃう?」と横のママさんが言ったので、何だか皆はそのまま「じゃあ遠慮なく・・」と言う事で、1人2本をグイグイ飲み始める。
しかしながら、欧米人とは実に酒に強く、こういう場面においてのメリハリと言うのか、「飲むときは酔うてナンボや!!」精神が羨ましくもある。

宴は1時まで続き、幹事は履いて来たハイヒールをどこかで脱いで無くし、ドレスも脱いでしまったままで、結局泥酔状態にあった時はボディスーツ姿に素足であった。
がしかし、ブラックカードだけはガチガチのボディスーツの下にあったので、無くさずに済んだ。

私は最初、このパーティに行くのを拒んだ。
英語力に不安もあるし、実際に分からない会話も多々あり、そこは愛想笑いで誤魔化す演技力を見せねばならないのが面倒である。
がしかし、行って良かったと思った。
私がタイ人の母親と間違われ、娘も間違われた話もしたし、それが笑い話となったし、何より互いに酒が入って意味不明ダンスで泥酔した記憶だけが残り、楽しい時間だけが刻まれた。

小さな村の小さな小学校で交わす交流は、私の助けにもなるのだと思うと、声をかけてもらえた事が有難いと思えた夜なのである。

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無でやるのであーる

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さて義母の引っ越し先が決まった。
夫が見つけた借家である。
犬もOK、ベッドルームが4つある大きな家で、義母の捨てない荷物が全て持って行ける。
とりあえず、そこに半年間借りし、その間に義母が買いたい家を探す事になる。

相変わらず「誰かがやるであろう」と荷造りをしない義母に私は顎が外れそうになるほどのストレスを感じていたため、首と胸、頭に痒みの発疹が現れた。
夫から感謝の言葉と共に「手を引いてくれ」と言われ、私は義母の引っ越しの手伝いを一切しない事になった。

それでも仕事の無い日は、相変わらず義母の為に売り物件をネットで探し、義母に情報を伝え、それを義母が見に行くというのだけは続いている。
結局、私はやってしまう性分なのだと痛感する。
そうする方が、黙認するより自分のストレスがマシなのだろうと、今更ながら自分の性分を分析してみたりした。

義母が借りる家とは別に、「そうね、ここなら買っても良いかも」と思える物件を私が3つ探したのは3週間前の事。
役立たずの不動産屋よりも、私の方がよっぽど要望にお応えしとるがな・・・と思い、義母はその家を見に行った。

今朝、3つ目の家を私の出勤前の朝9時から義母と2人で見に行った。
今まででサイコー!!嬉し泣きベートーヴェン第九「歓喜の歌」が私の後ろで流れてますがな・・
ようやった・・ようやったで・・アンタ、よう頑張ったやんや・・

義母はこの中から選ぶような選ばないような発言をしているが、私の中ではこれがベスト3である。
もう私に紹介出来る物件はカーライルに無い。
立地、値段、質・・どれを取ってもこの上は無いと確信できる。
私は「この3つが、私の中ではベスト3。もうこれ以上は無いと思う」とだけ伝えた。
この3か月間の全てが終った。。そんな達成感と脱力感を抱く私に、義母は感謝の言葉を言ったことなど一度も無い。
「あんたの時間を物件探しに使ってくれて有難う」そんな言葉を期待したわけでもないが、「一緒に来てくれて有難う」「助かったわ」。。。無いわな・・

あーアホくさ!!!と100万回思った。
しかし、これが私と夫の親孝行の形なのだと思う。
親孝行とは、親が満足しているいないは関係なく、子が親にしてやれる事の満足感こそが「親孝行」なのかも知れないと、義父を亡くした日から思うようになった。
それは、いつか親を見送る日が来た時に、潔く満足感に満ち満ちて見送る事が出来るか否かの、自分への満足貯金であると気が付いたのは、義父の葬儀の日だった。

涙を一切流さず葬儀を終えた夫を見、その横で「俺さえ傍に付いてやっていれば、こんな事にならなかった」と棺桶を抱えて泣き崩れる夫の兄弟2人を見た時、私は義父の死から学んだことが明確になったような気がしたのである。

「有難う」が無くて良い。
しかしいつの日か我が身が義母となった時、息子の嫁と娘の夫には感謝の気持ちを述べた方が良いと学ぶ。
これもまた、義母のおかげナリ。

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短髪でどないや?

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娘の学校に、この9月からタイ人の母親を持つ生徒と中国人夫婦の子供が通うようになった。
タイ人女性は肌が浅黒く、まっ黒な長すぎるロングヘアを必ず下に降ろし、子供の送り迎えをしている。
中国人の母親は肩に当たるぐらいの髪の長さで、私とはかなりの身長差がある。

私が学校に迎えに行くと、担任がタイ人の母親を持つ少年を連れて来る事が度々あり、「いやいや先生、うちの子、女の子ですやん・・」と苦笑いで「あの子なんですケド・・」と教室の奥で待つ我が子を指さすその姿は、まるで卑猥な大人の飲み屋でオッサンが今夜連れ込む女の子を指名しているかのような気まずさである。

もう1年以上も担任と付き合いがあるが、まだ私とアジア人の母親との区別が付いていないアホさ加減に乾いた笑いも出ないのである。

先日、娘から聞いたのであるが、「私は○○ちゃんを叩いてないのに、先生から謝れと言われ納得してないままに誤った。やったのは私じゃなく、○○ちゃん(中国人夫妻の娘さん)やのに、先生が区別付いてへんから、嫌な思いをした」と言う。
これはアカン!!と思い私は先生に話した。
しかし、先生は「目撃証言から、黒髪のオカッパ頭の女の子と聞いたので、それで・・・お宅のお子さんやと思って・・」と私に説明した。

いやいや・・そら、黒髪のオカッパはうちの子とその中国人夫妻の子だけか知らんけども・・
結局、区別を先生の為に付ける意味で、うちの娘は髪をゴムで束ねる事、中国人夫妻のお子さんはオカッパのままという事になった。

1クラス20人しかいてへん小さな学校で、区別付かへん事あるか?
しかし、母親の私に対しても区別が付いていないのだという事実からすれば、本当にアジア人が全て同じに見えるのだろうか・・・とちょっと考えてしまうのである。

そこで私は思い切って髪を短く切った。
本意ではないが、セミロングにしたら中国人の母親と区別が付けられず、ロングヘアにしたらタイ人の母親と区別が付けられないわけで、ならば短髪やったら、さすがに分かるやろ!!と「短めレイヤーボブ」でお願いしたが、しかし出来上がりは頭の前半がマッシュルームカット、後半がウルフカットになってはいたが、しかしそれでエエ。
ある意味斬新で、今こんな髪型の時に雑誌の取材などの申し出があったら、一生の生き恥になるであろう事は間違いないが、しかしこれでエエのだと、今は自分に言い聞かせながら鏡を見るのも嫌になる短髪2日目の夜である。

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勇気と挑戦

夫の友人夫妻が去年の夏に結婚した。
その後、妻は妊娠が発覚し、来年の2月に出産予定となっている。

彼女は高校時代から精神不安定になり、安定剤や眠剤、その他諸々の薬を服用して今日に至っている。
服用を忘れると大変な状態になる事もあるため、それは絶対に欠かせない。
ところが妊娠するにあたり、医師と相談せねばならなかった。
それは妊娠してしまったら、服用できない薬があるからである。
代用できるものは代用するが、出来ない薬もまたいくつかある。

彼女にとって、その薬を止めるのは17歳以来の事である。
32歳になるまで服用し続けてきたからこそ、仕事も問題なくやって来れた。
しかし、それを止めてしまったら、また自分がコントロール出来なくなるかもしれない、泣き叫び、得体の知れない不安が襲って来て、外に出れなくなってしまうかもしれない・・・そう考えると、なかなか妊娠するための準備に入れなかった。
しかし、どうしても子供が欲しいと言う事で、本人の強い意思が家族に理解され、妊娠に至った。

妊娠してからは順調に来ていたが、先週、夫が会社を2週間休まねばならないほど「妻が大変だった」と聞いた。
母になりたいという思いがあるから、薬を減らして頑張っているが、それは本人にとって想像を絶する挑戦なのだと思い知った。

2月に向け組み立てたベビーベッドにしがみつき、泣いている事が多いのだと聞いた。
私は41歳であるが、恥ずかしながら彼女のような「立ち向かっていかねばならない妊娠」のケースを近くで見るのは初めてである。

産むという選択は、お腹に子を抱える母のみにあるのだろうか・・そんな夫婦関係を考えるマイナス4度の朝である。

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募金論争

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イギリスには実に多く募金活動がある。
子供が学校に行き始めようものなら、年間を通して数多くの募金活動に関わらねばならない。
勿論、強制ではないが・・

11月初旬、恒例の「靴箱プレゼント」(靴箱プレゼントは去年末の記事に書いてあるので、ここでは説明を省略す)の回収があった。
今年より送料もこちらが負担する事になり、これには保護者から賛否両論あり、靴箱の中にプレゼントは詰め込むが、しかし新品ではなく綺麗に洗濯したもの・・であったり、新品だけども送料は負担しないという保護者がいたりと、実に様々であった。

これと同時期、子供が学校から「スマーティ」と呼ばれるチョコレート菓子を貰って帰って来た。
これも別の募金活動の1つで、この中身を食べたら、そこに20ペンスを詰め込み学校に持参してほしいと言う事であった。
上までキッチリ詰めれば、合計で4ポンドになる。
しかし、この募金が思いの他、保護者から「異議あり」となった。

100円そこらを募金するなら気持ちで出来るが、靴箱に新品を買って詰め込んで約2000円ほどを使い、更に送料も保護者が現金で同封。
それと同時に4ポンド(今の日本円なら600円位なのだろうか・・)も持って来い。
ちょっと、年末の募金徴収額が多すぎちゃうか?と、PTA&学校で意見が相違し、緊急のPTA会議となった。

学校側はあくまで「強制」ではない「気持ち」でお願いしていると言う。
が、各クラスのドア前には「このクラスは、今日までで○○(金額)のスマーティ募金が集まっています。優勝クラスには豪華賞品!!」と張り紙がしてあり、子供達はこれが欲しくて保護者にお金を早く持って行くようにねだる。
うちは義母が瓶に大量に貯めた小銭を娘にくれたので、すぐに持って行ったのであるが、「人助けするほど、うちの家に余裕はない」と言うお父さんが印象的だった。

各クラスの保護者会で集まった時、この話になったのであるが、あるお母さんが言った。
「私は靴箱プレゼントはしないの。2年前にそう決めた」と言った。
私が理由を聞くと、お母さんの友人がリバプールに住む友人で、このボランティア活動に10年以上従事している人から聞いた話によると、送られてきた全ての靴箱プレゼントは、世界中の子供達に行き渡っていないという内容であった。

全国から集められた靴箱プレゼントは、送る前にいったん開けられる。
そこで間違ったものは無いか、危険な物は入っていないか、公平さを保つため、少なすぎる内容物に他の箱から1つ2つ移動させたりと、ボランティアの方々はこれに従事するわけであるが、中にはその中身を盗むボランティアの方もいて、全国の子供達の気持ちを無にする行為にウンザリ来てボランティア活動を辞めたのだと言った。

私はそれが1人か2人しかいないと信じたいが、「そんな数じゃない」とそのお母さんは友人から聞いた話を続けた。
ちょっとショックだった。

今日も学校から保護者宛ての一斉送信メールにて「スマーティ募金の集まりが悪いです。どうか、ご協力ください。明日が期日です」とあった。
ここの学校は教会に従事している所がほとんどであるから、その関係から「募金」の回数と回収金額は非常に重要になってくるのかも知れないが、そんな論争を知らずに子供達は「自分たちが世界の貧しい子供達に1つ喜びを送った」と思い込んでいる事こそが、この靴箱プレゼントの意味なのではないのかなと思うのである。

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good girl

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あと10日で義母は今の家を新しい買主に明け渡さねばならないのであるが、義母が次に住む家を未だ決めていない状態であるため、私のオフの時間は全て義母の不動産探しに費やしている。
先月、カーライルとその近郊にある全ての不動産屋に夫が電話とメールで義母の希望する条件を伝え、それに該当する全ての物件資料をここに送って欲しい。緊急です」と伝えるも、送って来た不動産屋は2か所のみ。

また、不動産屋には「最新物件があれば、その都度連絡をください」と伝えてあるが、電話がかかって来た試しがない。
一昨日、不動産屋のサイトを見ていたら、「新着物件」と書かれてある最新物件を見つけた。
間取りは狭いが、義母の条件に合っている。

不動産屋に電話をすると「ああ、それね。。。最新のでしょ?ネットで見ました?あんまりよく知らないんですよ、その物件。今日から掲載したんでね。住所どこですか?いくらの物件って書いてあります?」と逆に聞かれた。
プロ意識ゼロ・・把握しとけー!!

電話では話にならず、「時間あったら、こっちに来て下さい。今日パソコンの動きが遅いので、電話ではお助けできません」と言われた。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ・・・笑いも乾くわー!!

「そっちに行って、物件の情報すぐ出ます?」と私が聞くと、不動産屋のオッサンは「それは分からん」と言う。
いや・・ほんなら意味無いやん・・・

オッサンは「ネットで見てもらうのが、一番早いし的確やけどね」と言った。
「こっちに来てもらっても、人材2人やし、すぐに相手できるかどうかも知らん」と言った。
ほな家おるわー!!家でネット見て探すわ!!

後10日で引っ越しというのに、ろくに荷物もまとめない義母。
物件を1つ見たら、すぐにランチに出掛けてしまい、夕方まで連絡の付かない義母。
その間、私は物件を調べる毎日。
そうして得た情報と義母に伝えると、義母は私にいつも言う。
「グッドガール」と・・
この言葉ほど、私の勘に障るものは無い。

不動産屋も売る気なし、義母も危機感なし。
マイナス2度でも、今日は晴天なり。

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刑務所が如く

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娘のクラスメイトの誕生日会があった。
子供達が遊んでいる様子を見ながら待っていたテーブルの向かいに座った母親は、私の中でどこかスパルタ要素を含む母親像であり、それは恐らく間違いないと私はかねてから予想している人である。
悪い人ではない。
しかし母親の優しさとか女性の柔らかさみたいなものが感じられない人で、何と言うのか、隙が無いというべきか、ガチガチと言うべきか・・そんな印象を受ける人である。

滅多に話さないが、この人の話題は「教育」に一貫している。
それも我が子の頭の良さのみ興味がある。
他人に興味がない私には、極めて苦痛な相手である。

その人が私の前に座った。
何となく目が合った。
私に「まだ同じ職場で仕事してるの?」と話しかけてきた。
「そうだ」と答えた私に、「私は仕事をきっぱり辞めて正解だと思っている。仕事をしながら子育てなんて、絶対に子供の全てを見落としてしまう。勉強も家庭教育も、食事も健康管理も全てを見てあげるには、仕事を持っていては不可能だと思うから。正社員で働く母親の気が知れないし、気の毒だと思う」と私に言った。
それは私が仕事をしている母親であるから、あなたは「不合格」と言われたような気がした。

それでも、この人にはこの人の価値観があり、話を無視する事はせず最低限で付き合おうと思うのは、子の為であろうか・・。

何かの話から、「うちの子は食べるのが遅い」という話題になった。
私は「うちの子もですよ。だから少量を皿にのせて、全部食べれるように配慮しています」と言った。
するとこの母親は「うちでは目の前にタイマーをセットし、この時間内に食べ終えなければ皿の物全てはゴミ箱へ、また食後のデザートも一切なしと決めてるの」と言った。
「食事中の会話は一切なし。そうしないと45分で夕食が終らないから、うちでは食べる音以外は一切禁止、食事中にトイレに立つのも禁止」なのだと言った。

家庭それぞれやね・・

朝は7時に起床、ピアノレッスンを20分してから牛乳を一杯、それから朝食は15分以内で、これまた目の前にタイマーがセットされる。
制服に着替えたら算数ドリルを2ページやって、間違えたら帰宅後のおやつは無し、全問正解したらビスケット1枚と決めてあるらしい。
若干、刑務所感漂う・・・

その甲斐あってか、確かにこの母親のお子さんは算数と英語がよく出来る。
クラス内で4つのレベル分けにされてあるうちの、いわゆるトップグループにいる。
がしかし・・気に入らない事があると自ら頭を打ち付けたり、クラスメイトを殴る蹴る、窓ガラスをたたき割ろうとする、逃亡しようとするなど、ほぼほぼ毎日、何らかの問題行動を起こして担任に立たされている事が多く、その度に母親は「どうしてそんな事をするの!!」と校門の前で起こっているのをよく見かける。

母親のお子さんにとって、家庭内に休憩する場と時間があるのだろうか・・と、余計なお世話を考えてしまい、しかし母親は決して悪気はなく、早く食べる癖を付けたい教育の一環としてタイマー制度を取っているのであるし、私がどうこう言える話ではないのであるが、何とも家庭環境の違いで子供は大きく左右されるのだと思うと、生まれし家庭環境は誰が決めるものかと思ってしまう。

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遂に指導が入った日

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うちの隣村に郵便局がある。
村はずれの万事屋の中にある郵便受付カウンターであるから、オッサンが1人で担当している。
数か月前まで別の方が担当されていたが、実家の事業を手伝うので辞めてしまい、代わりの男性が来た。
前の人はとにかく融通が利いて良かったが、新しく来た人はとにかく仕事が遅い上、融通が利かない。
それでも新人やから・・と、そのうち仕事も覚えて手早くなるのであろうと心を広く持ち、私は利用している。

先日も日本宛ての郵便物を出しに行くと、マニュアルを見ながら「2キロをちょっと超えているので、大使館に連絡して許可を取ってくれ」と言われた。
この10年、そんな事を言われた事がない。
「2キロちょっと超えたら、何で大使館に?」と聞くと、「2キロを超えたら、大使館に許可を貰わねば送れない決まりになっていると、マニュアルに書いてある」とオッサンは言う。
初耳・・・

オッサンが言うには、「2キロを超えたら、ちゃんと日本に届く保証がないから、大使館に許可番号をもらい、それから再び郵便局に来て郵送すれば、確実に届く」との事であった。
中身は大したことのない物であるし、今まで紛失したことも無いし、2キロ超えていても問題なかったし「今までも大丈夫やったので、今回も許可なしで送ってもらえませんか?今までもそうしてもらえてたんです」と交渉してみるも、「アカン」と付き返された。

そのまま職場に行かねばならず、職場から大使館に電話してみるも、大使館はやはり役所であるから休憩時間が長く、その時間内に私が電話出来ず、結局そのまま数日が経過した。
もうエエわ!!と思い、街中の郵便局に持って行くと、すんなり送れた。
何の質問もなく、そのままスルーであった。
何や。。この違い・・あのオッサンがガチ
ガチ過ぎんのか・・それとも、こっちが緩いのか・・

昨日、娘を迎えに行く15分前に郵便局に立ち寄り、日本宛ての荷物を送ろうとお願いしたら、例の如くこのオッサンであった。
オッサンはコピー機で何かを印刷しようとしていた。
私に気が付き「ちょっと待って。これ13枚コピーするから」と言った。
客が先やろ・・とは言えぬ・・

待つ事15分・・まだ終わらない。
私は「また明日来ます。時間通りに子供を迎えに行かねばならないので」と言った。
オッサンは「悪いね」と言った。

その様子を見ていた万事屋のレジをやっているおばちゃん(娘の学校のPTA会長さんでもある)が娘の学校の門の前で私に話しかけてきた。
「荷物、送れなかったの?」と妙に笑って聞いて来た。
私は「そうなんです・・」とちょっと困った表情で答えた。

おばちゃんは「あの人、悪い人じゃないねんけどね・・覚えが悪いと言うのか、何と言うのか・・」と言った。

今朝再び郵便局に行ってみたら、チャキチャキ仕事の出来そうな男性がオッサンの横に立っていた。
「僕のを見てて」と言い、私に「中身は?」「保険かける?」とだけ問い、私がそれに答えるや否や「はい、○○ね」と金額を言い、即座に郵送支払い終了となった。
そうそう、この速さを求めてたんや~

客がクレームを付けたのかは分からないが、とにかくこのオッサンへの指導が明日からの素早い仕事に繋がってくれる事を祈るのみ。

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さてイギリスの量販店はクリスマス一色になった。
店内のBGMもクリスマスソングになっている。
クリスマスに命を捧げているイギリス人達に物を買ってもらおうと、私らは必至にならなアカン時期なのである。

今月に入り、私が働くショッピングセンターでは偽札が使用された。
今日も警備のおっちゃんが回覧板を回して来たので、それを読んだが、偽札は主にカフェで使用されるらしい。
その手口を読んでみると、なるほど・・・と妙に納得してしまった。

手口①使用されるのは土日の昼間、カフェやレストランが最も忙しい時間帯である。
手口②200円程度の安いコーヒーを買い、2000円から5000円程度の札(偽札であるが)を出し、つり銭を貰って行く。

こうしてありとあらゆるカフェで安い飲み物を購入し、偽札で支払って現金化し、金を貯めて行くらしい。
土日は高校生のバイトが多いから、札束の柄が変ではないか?などいちいち見ていないし、疑う事も無い。
騙す方からすればチョロいもんである。

今後は全ての札をちゃんと注意深く見、偽札か否かを見分けるペンを使用して確かめるなどの徹底を義務付けると共に、「支払い時に挙動不審な者はそこで止める、または服装を覚えておき、すぐに警備室に連絡せよ」と命令が下った。

挙動不審か?と疑い出せば、そんなもん、ほとんどの人はちょっと挙動不審に見える。
カーライルで私が最初に勤めたデパートでは、毎年この時期に「窃盗団」の研修があった。
その時、私服警官の方が言っていたが、「万引きする奴ほど身なりも良く、フレンドリーである事も多く、絶対に疑われない感じの人こそ犯人である事が多い」と言った。

まあまあの確率でイギリス人のお客様はフレンドリーかつ話好き。
あ・・この人フレンドリーやから逆に怪しいんちゃうか・・と疑い、「ちょっと待って!!アナタ怪しいよ!!」と誰が言えようか・・

かと言って、目を合わせず、無言で去って行く人も怪しい。
ヤマシイ事があるから、目合わせへんのやわ!!と疑ってしまうやないかい・・
ほな、どうしたらエエのんや・・

回覧板には「使用された偽札の出来は非常に悪いから、見たら分かると思う」と書いてあった。
ほな、何でそのカフェの人騙されたんや・・
例えば、その偽札の「エリザベス女王」の絵が、福笑いで遊んだ後レベルに下手ならば見わけも付く
が、そういちいち「エリザベス女王」の顔がちょっと変ちゃうか?いつもの顔と違うんちゃうか?など、誰が気にして働いているであろうか。

まあしかし、年末は巨大な窃盗団が南下してくるから、要注意が必要であるし、偽札もしかり。
しっかり見張らねば会社が損をするのであるから、万引きGメン張りに目を凝らして犯罪者を見抜くのである。

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そんなつもりの無い論議

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アメリカの時期大統領が決まった翌日、ほんの3分ほど私の職場でもその話題になった。
「アメリカがどう変わるんだろうか」と言いたいところであるが、イギリスもEU離脱決定後に景気がさらに悪くなりつつあるし、外国人である私も2年後のイギリスの変化がどうなるのかと言う事の方が興味深いのである。

先日、義母の妹の末息子の結婚式に行ってきた。
義母と義母の長男は、義母の妹とEU離脱を巡って不仲になったまま今日に至っているから、結婚式に呼ばれたものの、どんな顔で出席するのかと思っていたが、険悪なムードでは無かったので安心したのであった。

不仲になった理由は、EU離脱か否か、ただそれだけの事である。
外国人の私が「ただそれだけの事」と言うたらシバかれるであろうが、それが原因なのである。
キッカケは義母の妹が自身のフェイスブックに「離脱すべき。外国人は、この国から出て行け」と書いた事であった。
それを見た義母の長男が「俺の嫁はオーストラリア人である。ならばこの国から出て行けと?ついでに言うならば、あなたの甥っ子3人はイギリス人と結婚していない。2人はオーストラリア人、もう1人は日本人である。それぞれの国に帰れと、そう言うのか?」とフェイスブックで問いかけた。

義母の妹は「そういう意味ではない」と答えた。
義兄は「ならば、どの外国人は良くて、どの外国人は駄目なのか?国籍により、あなたは許可するのか?」と問うた。
義母の妹は「バカバカしい議論には乗らない」とし、フェイスブックから義兄を消した。
そうして、先日の結婚式での顔合わせであった。

披露宴の円卓に座った時の事。
テーブルに名前の札があったのであるが、私と娘、息子の名前が完全に違った名前になっていた。
義母の妹さんは私と娘、息子の名前を未だにちゃんと覚えない。
義母から何度言っても、私達夫婦が名前を書いた手紙を送っても、「馴染みのない呼び名」として受け入れてもらえないのである。
しかし毎年のクリスマスと誕生日には、欠かさずうちの子供達にプレゼントを送って下さるし、滅多に来ないが義母の家に来る時は子供達へのお土産も欠かさない人である。
ただ、娘が生まれてもう6年経過するが、未だその名が義母の妹の中で「馴染みが無い」と言う理由から、呼び名も文字も違ったままなのである。

義母は「失礼や!!」と怒り立ち上がった。
妹に一言言いに行くつもりだったのであろう。
私は「もういいから」と制止した。

馴染みが無いものを受け入れられない人は、どこの国にもいて、そういう人は変わらないのである。
悪気がなく、ただ本当に馴染めない、馴染まないのだと、この国に来てそう思う。
イギリスに来てから日本に戻ると、同じく日本でも外国人に怪奇な目を向ける人がいるが、きっと同じなんだと思うようになった。

悪気などない、そんなつもりなど無く「外国人は出て行け」と書いてしまえる人ほど、実は深い理由など無いのかも知れないと、義母の妹の態度を見てそう思う。
EU離脱の時もそうだったが、離脱するメリットデメリットをしっかり語れる人はどれだけいたのだろうか。
それが正しい、間違っているは別としてである。
差別主義者ではないけれど、そう捉えられる発言をしてしまう義母の妹の真意は知る由もないが・・。

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