5ポンド紙幣

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数か月前、5ポンド紙幣が新しいデザインになった。
私が暮らすカーライルは地図で見て頂けると分かりやすいのであるが、スコットランドとの国境地にあるため、使用される紙幣がイングランド紙幣、スコットランド紙幣は日常的に、また北アイルランド紙幣も1日に何度か使用される。
同じ紙幣でもデザインは異なり、大きさも微妙に(明らかに違うものもある)違い、手触りも違う。

先日、お客様にレジでつり銭を渡したのであるが、これがスコットランド紙幣の5ポンドであった。
これしかレジに入っていない時もあり、銀行で両替してもこれしか出てこない時もあるため、カーライルから北の人間にはこれが普通なのであるが、このお客様が南部から来た方だったのだろう、じーっと札を見て「こんな紙幣があるわけないやろう」と投げ返して来た。

ちなみにスコットランドの5ポンド紙幣はイングランドの5ポンド紙幣と色合いも同じに出来ている。印刷されているデザインと国名が違うが、イングランドの新5ポンド紙幣を知っていれば、同じ5ポンドである事は分かると思うのであるが、その人は「こんなものは存在しない」と言った。

私の横にいた副店長が「国外の方ですか?」と聞いた。
客は「いや、南から観光に」と言った。

副店長は「スコットランド紙幣なだけで、同じ5ポンド紙幣です」と答えたが、客は「イングランド紙幣でくれ」と言った。が、レジにはそれしかない。
1ポンドコインで渡せると提案してみたが、客は維持でも「イングランド紙幣で」と言い続ける。
私は向かいの店に走りイングランド紙幣を尋ねたが、同じく「スコットランド紙幣の5ポンドならある」との返答で困ってしまった。
結局、警備の主任を呼び、管理室からイングランド紙幣を持って来てもらって事なきを得た。

警備の主任が「この国にはイングランド紙幣以外の紙幣もあるんですがね」と嫌味を言ったが、客は「そんな使えない紙幣など要らぬ」と言って出て行った。

こんな小さな島国なのに、同じ価値であるが大きさとデザインが違う紙幣が飛び交うという、何とも不思議な国の集まりの国であると、しみじみ思うのである。

どうでもエエが、こんな紙幣もありまっせと、イングランド南部の人間に新聞で知らせてはもらえぬか?そしてもしもカーライルから北に来た時、そのつり銭を拒絶せず受け取ってはくれまいか?と思うのであるが、しかし南部の人は「銀行に両替に行かないと、普通の店では使えない」と言う。

せやから、せやから・・4週連続で新聞に「紙幣はこんな物もあるのだ」と全国民に見せてくれれば、そういう「使用拒絶」みたいな隔たりは無くなると思うのであるが・・
こんな簡単な事が何故に浸透しないのか・・・

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家を出よ

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義母が今の仮家に越して来たのはクリスマスの数日前であった。
とある古い町の中心に仮住まいがあり、義母の家には専用の駐車スペースがないため、家の前の公共スペースに車を停める事になる。
隣近所の人もそこに車を停めているのであるが、たまに客人などが来た場合もそこに停めるため、例えば義母が買い物から帰宅すると、自分の駐車スペースが無い場合がある。

義母はこれが耐えられない。
自分の家の敷地に駐車スペースが無い家に住んだことがないから、人と共有している事、しかもそれがいつも100%自分の車が駐車できるとは限らない状況に耐えられないのである。

ひとたび「嫌なのよ」と思えば最後。
24時間それを考え、「もうここには住みたくない」となる。
それを解決してくれるまで三男(うちの夫)に電話し続ける。

とは言え、義母が帰宅した時に駐車スペースが無かった事はたったの1度。
それも、たまたま夕方の6時前に帰宅したから無かっただけで、基本、義母の行動範囲は狭く時間も午後3時までであるから、そんな事はほとんど起こらないのであるが、今これを受け、意地でも「家から出ない」を決め込んでいる。

先日、自分が病院に行くのに「あなた私を迎えに来て」と私に電話をしてきた事があった。
「自分の車で行けないほど体調が悪いんですか?」と聞くと、「車を出したくない」と義母。
息子が高熱で1週間、幼稚園を休んでいた時であったため、私は言った。
「バス乗って行かれたら?」と。
義母の家の前のバス停の時刻表をネットで検索し、どこからバスが出てどこに着くかを調べて義母に伝えた。
義母は不機嫌になったが、「それで行く」と言った。

自分の車で行けば病院まで20分もかからない。
が、バスなら2本乗り換えるから、1時間以上かかる。
それでも義母は車を出さないと言うし、夫が「アホな事言うてんと、車で動け。バス乗ってもエエけど、時間もかかるし腰にも負担がかかるんやろ?そうやって家に籠るからイライラして気持ちが落ち込むねん。車でどっか朝のコーヒーでも飲みに行け」と説得したが、「朝のコーヒーもバスで行く」と言い、結局バス移動している。

年寄とは頑固になって行くものだと聞いてはいたが、しかしこの扱いにくい頑固さになって行く自分の母に夫も辟易しながらも、しかし自分しか頼る身はいないわけである。
今日も私は義母の家探しに走り回り、義母は家から出ないまま。
そんな家探しに走り回る私を見て、義母は言う「あなた元気ね」と。
そら変なブツブツも出るわ、私・・

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雇用と感謝と店長と

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うちの会社では毎年の8月、本社から送られてくる「質問」に応えねばならない。
その数100個。
読むだけで1時間かかる私にとっては地獄のような時間である。

質問内容は要するに「この会社で働いていてハッピーか?」と言う事である。
会社に対しての不満が無いかなどを聞く項目もあるが、ほとんどは直属の上司、つまり私の職場で言うならば「マネージャー(私は店長と私の中で読んでいるが)」についてを5段階に分けて評価する項目が圧倒的に多い。

店長に人を動かす力量があるのか否か、スタッフであるアナタとのコミュニケーションはどうか、仕事における伝達事項はちゃんと伝わっているのか否か・・などなど。
他にも「あなたには職場において友達だと呼べる人はいますか?いれば何人ですか?その友達のレベルはどの程度の深さですか?」などである。

この数字がこの1月にデータ化され、全ての店舗に返信されるが、勿論誰がどう答えたのかは分からないようになっている。
イギリス全土の店舗におけるスタッフ満足度の結果が出されたが、他の店舗は気の毒なほど上司への評価が低く、平均は30%も満たなかった中、うちの職場の店長への満足度は何と奇跡の100であった。

職場への満足度も100、上司への満足度も100、スタッフ間の満足度は44%、職場にいる時のモチベーションに関しては50%だった。
この44%を受け、本社側から「44%と言う事は、スタッフ間で仲良くできる関係性が低いと言う結果であるから、これについて話し合え。また、モチベーションの低いスタッフに関して、どうやって高くさせるかを話し合え」という命令が来た。
私個人的には、別に友達関係が有効でなくとも職場がちゃんと回っているなら、それはエエんちゃうんか・・と思うが、命令なのでそうはいかない。

さてチームリーダーである21歳の正社員が、私と2人きりでこの件についてを討論する時間が設けられた。(他のスタッフも個別でやっている)
「この44%をどう思うか」と聞かれたが、私は「別にいがみ合っているわけでもなく、単に個人が友達だと思える人がいないと思っているだけの事で、それを望んでいるか否かは知る由もない。とにかく私はここの職場で仕事をさせてもらっている事に大満足である」と答えた。
また、モチベーションに関しては「本人のやる気を何でどう高めるのか・・17歳がほとんどを占める我が売り場において、どう責任感を持たせやる気を高めるのか・・・私は正直分からん」と答えた。

それをリーダーは一語一句ノートに書き込む。
私は言った。
「私の場合、他のスタッフと違うと思うねん。こんな外国人のしかも英語も完ぺきではない、時に21歳のリーダーや若いスタッフらに英語の部分で助けてもらわねばならない場面がいくつもある私の場合、こんな私を採用してくれて有難う、仕事を与えてくれて有難う、ただただ店長に感謝するだけやねん。店長は私を採用してしまった事を後悔はしていないだろうか、だとしても私頑張ります。人の3倍頑張ります。言葉で助けてもらう分、皆から不満が出ないよう3倍働こう、いつもそう思ってこの職場に来ているから、私は感謝はあれど友達がいないから寂しいなど思う事もない。私がここを去る時はカーライルを去る時やと決めているから」と言った。

リーダーはこの私との会議結果を店長に報告せねばならないが、私が雑談としてこれをリーダーに話したのであった。
しかし、これをリーダーがまんま店長に見せた。(さすが21歳・・分かってへんわ・・)

これを読んだ店長が何故か号泣し、レジ中の私に泣きながら抱き着いて来た。
レジで支払い中の男性ビビる、私は「ああ。。あれ見せたな・・」と思う。

店長は言葉にならなかった。
「有難う、外国人を採用するのは初めてやったけど、こんなに一生懸命働いてくれるスタッフは3人もいない。本当に私こそ有難う」と言って来た。

仕事がもらえる有難さ、仕事にありつける有難さなど日本で考えたことも感じたことも無かった私にとって、ここの生活の試練が今、この感謝の気持ちを持てる日々に繋がる。
そう言う意味では、イギリス生活が私の経験数値を上げてくれたのかと感謝する。

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証人

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娘のスイミングクラスには、今8人の子供がいる。
娘が最年少で、後は小学3年生以上の子供である。
娘がこのステージ5のクラスに上がった初日、実は娘が溺れた事件があった。
1つ下のステージ4は「楽しくスイミング~!そんな真剣にやらんでもエエで~楽しんだらエエで~!」みたいな雰囲気の中、このステージ5になると、急に選手コースかと思うような趣になる。

初日、娘は今までやった事のない20メートルクロール連続6本、平泳ぎ6本の最後であった。
もう息が完全に出来ない状態なのを私は見学席から確認していたが、先生は気が付いていない様子であった。
私はこの先生が、娘が今日から初日である事、まだ(当時は)5歳である事を分かっているのだろうかと疑問に思いながら娘を気にしていたが、遂に娘が水面に顔を上げてこなかった瞬間を見逃さず、私は見学シートからプールサイドに飛び降りた。
その瞬間、先生がスニーカーとジャージのまま水に飛び込み、娘を引き上げた。
私は全身に汗をかき、しかし娘に動揺を見せてはトラウマを生んでしまうと思い、そのまま見学席へ戻ろうとする際、横のレーンにいた主任の先生から「後で話しよう。大丈夫。このまま続けさせて」と言われた。

怒りと不安の中、残りのレッスン時間を見守るのはたまらなかったが、しかし先生は娘を今度は気にかけながらレッスンを続行し、娘も一生懸命に頑張った。

夫が後から合流してきたため、夫と主任で先ほどの出来事を話してもらったが、夫も主任の先生も同意見で「このクラスは娘にとって挑戦のクラスかも知れない。しかし、体力は練習の数と共について来るから、再び1つ下のクラスに下げるよりも、このまま頑張って続行すれば必ず体力と共に本人の自信も生まれ、技術も向上するから」との事だった。
私は反対だったが、そのまま様子を見る事にした。

あれから数か月が経過したが、本当に体力は付いて来た。
練習内容によっては「無理ちゃうか・・」と思う事もあるが、先生から娘には「無理、溺れると思ったら、そのまま体をフワ~っと浮かせなさい。そのままバタ足で辿り付いたらエエからね」と言われている。
あれ以来、溺れる事はない。

先週末、娘のクラスに新しく下のクラスから上がって来た子供が2人参加した。
今回はまず1本目のクロールで起こった出来事であったが、その新しく上がって来た男の子の1人が10メートルを超えた辺りからバタ足の足が沈み始め、顔だけを上げた状態のまま何とかたどり着く寸前であった。
私はそれを見ながら、「あー初日か・・・頑張って・・・」と思って以前起こった事を思い出していたのであるが、それを見た見学席の保護者が彼が溺れていると判断し水に飛び込んだ。

飛び込んだ父親は息子を抱きしめ、先生に「このアバズレ!!子供が溺れているのが見えへんか!俺が飛び込んでなかったら、取り返しのつかない事になってたわ!この人殺し!」と言い、去って行った。「ここの見学者の保護者らが、この事件の証人やからな」と言い残し。

先生は「溺れていませんでした。顔は水面に上がって呼吸は出来ていた。あと1メートルで辿り付いていました」と言ったが、「言い訳するな!訴えてやる」と言い男の子と父親は二度と戻って来なかった。

この父親の気持ちはよく分かった。
私も前の事があったから、不信感と怒りで一杯であろう。
ましてや我が子が目の前で水に沈みはじめているのを見るというのは耐えられない。
がしかし、先生の言うように顔は出ていた。
「溺れているか」と問われたら、「溺れてはいないが・・」というのが正しいだろう。

私の横にいた同じクラスの男の子の父親2人が「初日やからナーバスな気持ちもあって、ああなったんだろう」と話していたが、しかし「先生は間違ってはなかったと思うけどな」と言っていた。

レッスン終了10分前、見学席に受付の女性とライフガードの男性が来た。
「先ほど起こった事に関してのアンケート」だった。
私は「父親のオーバーリアクションも理解できるが、子供の前で先生にアバズレと暴言を吐いた事で、子供が泳ぐことにトラウマを生み、先生に対して不信感を生んだ事の方が気になる。それとステージ4と5の差が大きすぎる事、先生が子供の年齢を把握しているのか疑問」と書いた。

先生が水の中に入らない方針であるから危険なのか、それとも全体を見渡せるから余計に安心なのかもしれないと言う意見、私はとにかく今日まで来たが、やはり日本で水泳を習っていた私は日本のやり方に安心感を覚える。

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削れーる

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初めて外国で学生生活をしたのは、もう17年前の事。
その時、文具用品の質の悪さに困っていた私。
10年前に日本から来た私にとって、しかしながら今尚その問題は尽きない。

ノート類はだいぶと良くなったが、しかし鉛筆削りと消しゴム、シャーペンの質が悪い。
結局、日本の会社の物を選ぶことになるが馬鹿高い。
100均でさえ、あんなに質の良いものが手に入る日本と違い、消えない消しゴムに苦戦する娘をみかねる私は、いつも日本で消しゴムを大量買いして帰る。

先日、娘のピアノの先生(日本人)宅にレッスンに行くと、この鉛筆削りが置いてあった。



ああー!!!発見!!
「せ、先生!!どこで買いはりましたんや!?」と聞くと、「アマゾンでんがな(先生は関西人)」と返って来た。
さすがアマゾン・・・ナメたらアカンわ。

この鉛筆削りだけは、文具用品専門店の大型店を持ってしても売っていなかった。
10年・・・10年探してましたんや・・・
アマゾンで探す発想が無かった・・・もうこれからはアマゾン頼みで生きて行くと決めよう。

何はともあれ、削れど削れど芯が折れていた鉛筆が、遂に折れにくくなり感動顔1
次は消したらちゃんと消える消しゴムを探す予定であるが、アマゾンの検索欄に「ちゃんと消える消しゴム」と入力すれば出て来るのだろうか・・・

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追悼会と歓迎会

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去年の9月、娘のクラスに4歳の新入生が入って来た。
がその後、海軍の父親の転勤が決まり、10月末からギリシャに引っ越して行った。
しかし、12月になり母親がギリシャで病死したのだと聞いた。
父親はあと4年の勤務を経なければイギリスに戻る事が出来ないため、母親の両親が女の子をギリシャまで迎えに行き、ひとまず育てる事になった。

今日は朝礼で校長から保護者と児童を踏まえた女の子の母親の追悼会と歓迎会を行った。
意味を理解してはいても、再び前の学校に戻って来れた事を喜ぶ表情を浮かべ、ピョンピョンと跳ねる4歳の女の子を見ると、残さねばならなかった母親はどれほど無念だっただろうかと言葉もない。
こんな時でも子供の傍に付いていてやれない父親の職業を想うと、それも又辛いと思う。

死因は病死であったが、ギリシャに行くまで病気は一切持っていなかったと言う。
明確な死因も分からず、事件性も無いから司法解剖もなく、葬儀は既に12月に身内だけで済まされた。
保護者説明会の後、保護者宛ての送信メールで校長から「母親が亡くなったという事にショックを受ける児童もいると思うので、家庭内でしっかり説明とフォローをお願いします」とあった。こういう部分は実にオープンで対応が早いと思う。

娘は「あの子に優しくしてあげるねん」と言っていた。

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3割増し

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EU離脱が決まった直後、私はこのブログを書籍化したのも相まって、とあるラジオ番組の出演が決まった。
そこでEU離脱後の周囲の変化などを、ほんの少し語ったのであった。

私が離脱する事に反対だった大きな要因が食品の値上がりであろうという事だった。
スーパーの野菜や果物の70%は近郊ヨーロッパからの輸入に頼らねばならないイギリスにおいて、自国で出来る野菜など所詮は根菜のみ。
年中バナナやイチゴ、キュウリやトマトが食べられるのは輸入に頼っているからであるが、今それが3割ほど値上がりしてきた。
ドイツ系スーパーの責任者の知人が、「完全に離脱となった日から、もうこんな値段では食品は買えないだろう」と言う。

食品の値上げは賛成派も見えていたはずであり、移民が自国民の仕事を奪うという筋違いな話は違うと分かっていたハズである。
主婦にとり、この食品の値上がりが非常に痛手になる日は近いのである。

昨日、副店長と話していたら、来月からロンドン本社に3か月間お試し勤務に行く事が決まったと言った。26歳の彼女はキャリア志向で、「ショップ店員で一生終わりたくない。私は本社でバイヤーになり、自分の仕入れた商品を世界に販売し、ヒット商品を生み出したい」と言った。

ロンドン本社は今人手不足なのである。
年中募集はしているも、これといった人材も見つからないのだという。
まず面接において、面接にふさわしい物言いと服装で来ないと言うから、どこの国も似たようなもんなのであろうか。
かつて私が面接した看護師は迷彩柄の服にパラシュート入りか?と思うデカさのリュックを背負って面接にやって来た。
戦場のナースならともかく、目がテンになったが、決して若くはなかった。
ならば何故・・・

副店長は、もし3か月間で自分がやりたいと思い、本社側も採用したいとなれば、そのまま本社勤務になる。
これにより、新しい副店長を募集し始めたが、「爪にダメージがある作業はしたくない」と面接の途中で帰って行った女が今日は来た。
店長も「もう今年で引退したいねんけど、なかなか後が決まらん」と言う。
「あんた、副店長・・いやバイトリーダーでもエエからなる気ないか?」と店長は言うが、イギリス人の10代20代をまとめるなど、円形脱毛症と血便の繰り返しになるであろう事は目に見えているからお断りである。
それでも店長が数いるスタッフの中から何故に私に声をかけるのか、私はそれを大声で問いたいと思うが身の安全を考え言える筈もない。

移民が仕事を取って行くのではなく、どんな仕事も選ばず真面目にやるから採用されるのである。
かくいうカーライルの日本人の友人も、今年から職探しを始めると言っていた。
今年のイギリスの食品値段はどうなる事やら・・

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人間関係の構築

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去年末の事。
会社のクリスマスパーティに1人を除くスタッフが全員参加となる珍しい参加率であった。
不参加だった1人とは、インド人の女の子である。
会社のクリスマスパーティは本社が全ての費用を負担してくれるので、参加者が負担するのは自分の飲み物だけ。

副店長がこの女の子に「来ない?楽しいよ」と声をかけたが答えは「不参加」であった。
宗教的なものかもね・・などと思っていたが、再び別のスタッフが「宗教的にクリスマスを祝わない彼女(私の事)でさえバカ騒ぎしに来てるよ」と誘った。
すると女の子が「父親にイギリス人とはクリスマスを祝うなと言われているから」と語った。

そこから人間関係が崩れ始めた。
何せスタッフは高校生と大学生が中心の職場であるから、「じゃあ、何でイギリスに住んでるわけ?インドに帰れば?」「じゃあ何でイギリスでイギリスの会社でイギリス人と働いてんの?金はそこで稼ぐけど、イギリス人は否定か?」という話が30分以内に飛び交い、妙な空気になっての年明けとなった。
女の子もこんな雰囲気の中、気まずいやろな・・とは私が勝手に思っているが、本人はそうでもない感じなので今まで通り出勤している。

とは言え、絶対に私達スタッフに挨拶を返してはくれないし、世間話も絶対にしてくれない。
話しかけても微笑みはするが返事はない。
幼少期からイジメられてきたことによる人間関係の構築にトラウマがあるのも理解しているが、うちの職場でスタッフらが再び女の子を避ける傾向にあるため、せめて挨拶だけでも「ハロー」と返してくれればな・・と思っている私。

義父が亡くなり、3年半以上が経過した。
それまで親密にあった友人達が、何故か義母から離れて行った。(義母談)
義父は自分から友人に電話をしたり、車で6時間かかる距離でも訪れていた人だった。
義母はその逆で「私と友達なら、アナタが電話して来なさいよ」という感じがある。
義母の友人達が気にかけてくれ「うちに数週間でも泊りに着たら?」「迎えに行くよ」と声をかけてくれてはいたが、私達夫婦が同行せねば動かない義母は結局行かず、自分の家に来てくれるのをひたすら待っていた。
それでも来てくれる人はいたが、年々減少し、今は義母の親友1人が年2回、庭師のおっちゃんが月1で泊りにきてくれている現状である。

年末、義母は怒っていた。
それは豪州に住む次男夫婦が新年のあいさつの電話もよこさない事、今やだれも自分に電話をかけてこない事に怒っていた。
「そっちがそうなら、こっちは縁切りしてやる!」と怒っていた。
友人が電話すらかけてこなくなり、「私は孤独だ」という思いを私や夫にぶつける。
そうして私の1月の仕事の予定を聞き、毎日仕事に行かない事を把握すると、「じゃあ、あなたは私を週1でお茶に誘いなさい」と言った。
嫌じゃボケー!
と、普通ならこうなるであろう。

「あなた、私を誘いなさいよ」・・・いやいや・・言い方オカシイやんか・・。
「週1お茶でも行こうよ。電話するわ」なら「ええよ」となる。
恐らく、義母は友人にそういう言い方をしているのではないかと推測されるが、厄介なのは決して悪気はないのである。
見下しているわけでもない、ただ言い方にひっかかると私は思っているが、しかしながら「私と会いなさいよ」と心の何処かで思っているからそんな言い方になるんちゃう?と、この話をした私に職場の店長が言うた。
そうなんやろか・・

義母がどんどん孤独になっていくが、しかしそれを怒りに変えているから、まだ元気なのかも知れないと思う今日この頃。
私には何とも出来ないのである。

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邦人、皆金持ち

テーマ:
ここに来てから知り合った友人の御両親は旅好きである。
10年ほど前、友人のお母さんが「ハワイに行きたいねん。モデルのナオミ・キャンベルが絶賛してたから」と言った。

私はハワイ旅行に何度か行った事があったから、「良いですよ~」などと言ってはいたが、しかしイギリスからは非常に遠いので、なかなか行けずに今日まで来た。
そうして年末、ついにご夫婦は念願のハワイに行った。

「帰国したからお土産送るわ~」と電話をくれ、今日それを受け取ったが、失笑が出るほどにそれは「マカデミンアナッツ」であった。
もう一生貰う事はない思とった・・
パッケージにはカメハメハ大王・・・
数分、見つめてしまったわ・・。

早速、お礼の電話を入れると、スコットランド英語のおばちゃんは「いやー何が驚いたって、日本人ばっかりやった。あそこ日本の支配下にあった?違うよね?アメリカ領やのに、何であんなに日本人がいてんの?ほんで、私でさえ持つ事を許されない「ヴィトン」が人だかりやった」と言った。

ハワイが日本人に人気の理由・・・私の中ではオーストラリア同様、8時間で気軽に行けるからではないかと思っていた。
それにブランド好きの日本人には買い物天国である。

おばちゃんは「日本人は金持ち過ぎて、タイで見たタイ人のイメージと違った」と言った。
そもそも国違とるがな・・
そんな会話の後、日本のニュースを1日遅れで見ていたら、今年もハワイに行った芸能人が出ていた。
やはり日本人はハワイ好きかも知れぬと思う、マイナス5度の朝。

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まだ新鮮

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10年住んでもイギリス人の発想は斬新である。
今日から娘の学校が始まったのであるが、学校に行くと校門と受付の間の芝生に巨大なコンテナがドーン!!と置かれてあった。
恐らくそれは肉眼でかつて見た事の無い大きさで、TVなどで見た事のある巨大な貨物船の上に乗っかっているような大きな物である。

見上げる大きさのソレは一体何の為に・・・と思い学校を後にした今朝。
午後になり娘を迎えに行った際、顔見知りのお母さんに「あれ、何ですかね?」と聞いてみると、「ああ、あれ室内校庭の代わり」と言った。
まさか・・あの中で遊ぶという意味やろか・・
別のお母さんが「あの中で体育やったりするみたいやで。バレーボールも出来るらしい」と言った。
発想が神の域や・・ムンクの叫び

校庭を広げるのは諦めたのか延期したのか、とりあえずコンテナで代用しよか?マイナス4度の外で体育するより暖かいし・・てな感じなのであろう。
あんな物を学校正面玄関に置く発想が、まさにイギリス人らしくもあり、それを気にしない保護者は天才かも知れぬ。

ほな、昨日のあの大量のコンクリートはどこに流されたんやろか・・・

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