「野球賭博で琴光喜は国技をけがした」と眉間にシワを寄せて怒っていた人が報道番組に出ていたけど、なんかウソ臭いオヤジに見えたな。まあ、それは置いておくとして、


野球賭博は、プロ野球の試合のどちらのチームが勝つかを強いチームにハンデをつけて賭けさせる。力士や芸能人といった金がある人だと、100万円単位で賭ける人もいるので、ヤクザは一晩に数千万円を儲け年間にすると何百億円もの利益をあげると言っていた。


人様がいくら儲けようと興味はないが、「胴元の取り分は、賭けに勝った人の儲けの10パーセントを取る」というのが気になった。意外と少ないと言おうか、良心的じゃないか。


宝くじの還元率は46パーセントしかない。胴元が54パーセントも取(盗)る。分かりやすく言うと、一万円分の宝くじを買っても、4600円しか取り戻せない。アメリカやイギリスだと7千円から8千円戻ってくると本で読んだ記憶がある。日本の宝くじは世界最悪らしい。


日本の宝くじが大きな収益を上げて公共工事や文化振興に使うならまだいいが、かなりの割合が天下りした役人のポケットに入る仕組みになっている。合法的な詐欺だな。ヤクザよりもよっぽどタチが悪い。民主党の事業仕分けで、宝くじ関連のいくつかの行政法人が廃止になるらしいのは朗報だな。