仕事部屋が快適になり過ぎて・・・
つい遊び始めてしまうので・・・
リビングに作った勉強コーナー。
幅180cmの机なので、たくさんの資料をひろげてもOKです。
ふっ・・・と、目の前には・・・
さて、これなんだか、わかる?
向こうが透けそうなくらい薄い・・・貝殻?
まるでオブジェのように美しい・・・
これは、タコブネというものです。
日本海側に流れ着く、まったくの天然もの。
昔、ダーリンのお母さんに聞いたお話です。
「8cmくらいのタコが沖から乗ってくるのよ。
小さいしあんまり美味しくないの。
でも、作物が不作の時に来るから、みんなで拾いに行くんよ」
ええええええええ!!!
不作だからって・・・自分でこんな綺麗な舟を作って
食べられに来るタコって!
何を考えてるの?
考え込む私をお義母さんは、楽しそうに見ていました。
最近調べてみたら、フネタコという種類のメスが卵を守る為に
この綺麗な舟をつくるそうです。
しかも、大きくて8cmのメスに対して、1/20のオスは・・・
流されてどっか行っちゃうって・・・切ないわ・・・
別に不作だからと、駆けつけるわけじゃなかったんですが、
自然の不思議を感謝に置き換える、その地方の思いが素敵で・・・
このタコブネ・・・たまに手に取って見ているのです。
一生懸命生きたことが、思いもよらないところで何かを生む。
そんな巡りあわせで、世界は動いていくんですね