建築家ヴィクトール・オルタによる主な邸宅群(ブリュッセル)
いくつかの世界遺産をまわると,色々な関連が見えてきます。
フランス・ナンシーを回ったとき,ここがアール・ヌーヴォーの一大拠点であったことは街を散策すればすぐ分かるのですが,ガラス製品などの装飾品から始まったアール・ヌーヴォーを建築に取り入れたのは実はこのオルタだそうです。
個人の邸宅なので,外見は街並みに合うように極端な曲線はなく,鉄や木のドア・手すりなどにアール・ヌーヴォー様式が見られるものの,遠目から見ると普通の家。おかげでちょっと建物を探すのに手間取り,建物の前に立っても「本当にこれかなぁ」と疑問に思いました。
が,いったん中に入るとそこはアール・ヌーヴォーの世界。階段の手すりや柱,各ドアや家具等々にたっぷりアール・ヌーヴォー様式がちりばめられていてキレイでした。ま,自分で住むとなったら,数時間後には眼が回ってきそうですが…
行き方:時間も無く結局オルタの元邸宅兼アトリエだけしか行けませんでした。トラムの81・82・91・92。現在はオルタ美術館のここで,他の3件の建物の住所などを教えてもらえるそうですが,他の3件は私邸なので,基本的に見学はできないそうです。けど,外からだけでもイイので見てみたかった…。
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