ThinkPad のブラウザキーをPageキーに変更 | シロコメのブログ

シロコメのブログ

パソコン関係、ピグ関係をメインに書いています。

大概のThinkPadは、下図のように↑カーソルキーの両隣にブラウザーキーがあります。
(最新のThinkPadなどの6列のキーボードではなく1世代前までの7列のキーボード)
カーソルキー操作中にブラウザキーを誤って押したりすると、やっかいなことになります。
例えば、ブラウザーでブログを書いいるときに、ブラウザキーを押して戻ってしまい
慌てて進むを押しても書いたデータが消えてしまう場合があります。

$WhiteCometのブログ
ThinkPad X220

そこで、上図のブラウザーキー(進む、戻る)を無効にするのが安全です。
このキーを使うのであれば、使い勝手を考えてPageキー(UP,DOWN)に変える方が扱いやすく
なりますね。
Pageキーは、右の上の方にあってカーソルキーと離れています。
無効にするかキーを変えるかは好みですね。

ということで、ブラウザーキー(進む、戻る)をPageキー(UP,DOWN)に変更する方法です。
なお下記の作業は、レジストリをいじりますので、PCの動作に影響を与えますので
自己責任で作業を行なってください。

また、機種、メーカーのによってキーのスキャンコードは異なりますので、
キーのスキャンコードを調べてから行なってください。

regeditを起動させて下記の場所に移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE
 └ SYSTEM
   └ CurrentControlSet
     └ Control
       └ KeyBoard Layout

メニューの「編集(E) → 新規(N) → バイナリ値(B)」で"Scancode Map"を作成します。

必要となるスキャンコードは次の通りです。

入れ替えるキーのスキャンコード

戻るキー  : E0 6A
進むキー  : E0 69
Page Up  : E0 49
Page Down : E0 51

Scancode Mapをダブルクリックして編集します。

Scancode Mapは、次のように書きます。

00 00 00 00 00 00 00 00 : ヘッダ(header version[4byte], flags[4byte])は、0固定
03 00 00 00        : 変更する個数+1(terminate) 例)変更2個の場合
49 E0 6A E0        : 戻るキー(E0 6A)を Page Up(E0 49) に割り当て
51 E0 69 E0        : 進むキー(E0 69)を Page Down(E0 51) キーに割り当て
00 00 00 00        : terminate(終了)は、0固定


編集が終わったら、PCを再起動して正しくキーが変更されたか確認する。
所有しているThinkPad T41,X61,X220では、問題なく正常に動いています。


最後に、WindowsXPを使っている場合は、KB2686509(XP用セキュリティ更新プログラム)を
インストールする際に、Scancode MapがあるとUpdateが失敗しますので、windowsのUpdate
で最新状態にしてからScancode Mapを追加してください。
また、Windows7,8でもWindowsのセキュリティ更新プログラムのよってはScancode Map削除
しないとUpDate失敗になる場合があります。
一度作成してしまった場合は、Scancode Map情報をエクスポートして、Scancode Map削除後
エクスポートしたScancode Map情報を追加(エクスポートしたものをダブルクリック)して
ください。