Crystal Lake「Cubes」 | Rotten Apple

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[Japan,Metalcore/Hardcore]

01.Ups & Downs
02.Beloved
03.Mahakala
04.See This Through
05.Rollin’
06.The Fire Inside
07.Cubes


まさに"WE ARE NOT FUCKIN' DEAD"という言葉の通りだ。2002年結成、数々の海外バンドと共演を重ね着実にキャリアを重ねていた彼らをボーカルとドラムの脱退という存続の危機が襲った。しかしRyo(ex.INFECTION)と田浦楽(ex.NOCTURNAL BLOODLUST)を新たに加え再びシーンの中心へと舞い戻り、そして今国内メタルコアシーンの頂点へと登り詰めようとしている。
シンプルにヘヴィに全て漢気で押し通したような、メタルコアもハードコアも若い世代もベテランもそして00年代も10年代も、その全てを丸ごと背負うかのような素晴らしいEPを届けてくれた。

CROSSFAITHのKOIEをフィーチャーした「Beloved」とNUMBのSENTAをフィーチャーしたLIMPBIZKITのカバー「Rollin'」なんて人選は、幅広い世代から支持を得ている彼らだからこそ。
ライブを意識したひたすらアグレッシブなリード曲「Ups & Downs」、前作収録の「See This Through」アコースティック、ニューメタルやジェントな要素を取り入れた新境地の「Mahakara」、そして国内メタルコアで一番有名なシンガロングパートと言っても過言ではない「The Fire Inside」を詰め込んだ、新生Crystal Lakeの集大成的EPだ。

いわゆる音楽好きからもハードコア界隈やメタル界隈からも総シカト状態のメタルコアにようやく誰もが認めざるを得ない存在が最前線に帰ってきた。有言実行とはこのことか。存続の危機から蘇り頂点へと登り詰める彼らの姿は「The Fire Inside」で歌われている内容そのまま。誇張でもなんでもない、これはCrystal Lakeの"REVOLUTION"でしょ。