映画監督・大木ミノル 公式ブログ

トンデモ・シネマな日々を綴る

大木ミノル
MINORU OHKI

このブログは前者であるWHDジャパンCEO 阿見松ノ介から受け継ぎました。
僕の事を映画監督として御存知の方も多いですが、実はソフト・メーカーも営んでいます。
AMIエンターティメントは私の会社でありレーベルです。
多くの海外クラシック映画の普及に努めています。
WHDジャパン/フォワードにも所属しています。

その為、私は多くの映画と知り合い携わることができました。
このブログはそういう私の日常を書いたものです。
どちらかというと誰も知らないようなマニアック映画の話等も多いと思います。
時には自作の映画の製作過程や自身が出演するイベントやラジオ、TVの告知もあります。

そんな少し奇妙な世界がここにあります。



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本日、 22時より「サイファーの怖い話」
徳丸 新作と 大木 ミノルがゲスト出演します。
「IDOBATAホラー噺」とは一味違う真剣な怪談話をお話しする番組。
長時間に渡る恐怖怪談だけに少々緊張気味です。
今日だけはパソコンの前で恐怖を体験して下さい。
掲示板もあるので、ドンドン感想等もお書きください。
【掲示板URL】 http://jbbs.livedoor.jp/radio/26746/ 
【放送URL】http://std1.ladio.net:8000/terrathree8303.m3u


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恩師である石田一先生が本日朝5時頃に亡くなられた。
最近は僕も色んな仕事を抱え音信不通だった。
最後はFaceBookで何点かコメントのやりとりをした程度だった。
あの方との思い出を語るとあまりにも多く、苦しくも楽しくも色々あった。


日本で最もハマー・ホラーについて詳しく多くの著書に携われた。
「ファンゴリア 日本語版」は彼の立ち上げによる雑誌で当時編集長だった。

最初に会ったのは僕がDVDメーカーを立ち上げた頃で、
僕が最初に作ったDVDは『石田一コレクション』シリーズだった。
これは石田先生厳選のDVDシリーズと云える。

その後、聖咲奇先生主催の聖会に毎月参加するようになり、さらに交流は増えた。

その中で石田先生のハマー・ホラーに対する愛情と
その研究の深さには本当に驚いたものだった。
全ての俳優や年代を正確に暗記しているのは勿論だが、
あらゆるシーンに至るまで完全に研究され尽くしていた。

(これは石田先生も知らない事実だろうが・・・)
実は僕はハマーホラーの本を執筆した別の二人の著者と少し交流があった。
ある本で資料提供をしたり、ウチのDVDに興味を持ったのがきっかけだった。
しかし、石田先生ほどの知識を持った者は一人もいなかったと断言出来る。

しかし、それと同時に
石田先生と仕事をする内にお互いの方向性の違いも明確になって行き、
それは時に大きな埋められない溝を作る事になっていた。
そして、やがて疎遠になっていった。

それまでの間、僕と先生は多くの思い出を作る事になった。

一晩中、「吸血鬼ドラキュラ」を観ながら、話しをしてくださったこともあった。
伯爵の影がない事から、棺桶を出るシーンがない事・・・
あるいはセットの向きを変えて別の部屋の設定している事など、
よく調べ上げたものだと毎回感心した。

2009年の事、
菊地秀行先生と彼がイベントをするという事で、前日から車で先生と一緒に東京まで行ったこともある。
その夜は一晩中、ハマーや特撮映画音楽をCDに編集されて持ってこられて、それを東京まで聞く事になった。
ついてからも大変で、僕はタバコが嫌いだし、先生は一日中タバコばかり吸う。

その際に僕がそのイベントにお呼びしたのは唐沢俊一先生だった。
この時、僕が石田先生と唐沢先生を繋ぐ事になった。
当初は面識のない事もあり話しは盛り上がらないかと思っていたが、
唐沢俊一先生はすぐに石田先生の知識の深さに気づかれた。
その後、BS熱中夜話「マニアック映画ナイト」の企画についてご相談があった時に、
唐沢俊一先生も僕もゲストの名前に石田先生の名を挙げた。

DVDのインタビューシーンを撮影しに自宅に行った事もあった。
あの時、先生がドラキュラのマントを取り出し羽織った事があり、
「やっぱりやめておこう」と少し苦笑いされて照れ隠しされていたのを思い出す。

まあ、本当に色々あった。

石田先生に僕はこう聞いた事がある。
「先生の最終的な目的はなんですか?」
彼はこう答えた。
「そりゃあ、映画監督として映画を撮る事だよ」

実は今、僕がこうやって映画を撮っていられるのも彼のおかげである。

今はもう彼との良い思いでしか残っていない。
ご冥福をお祈りします。

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今週土曜日12月20日に殺陣と映像のコラボ作品「隠密剣客」が公演される。
実演の殺陣を僕の映像(主に背景)とを組み合わせたもの。
僕が担当するのは映像部分で殺陣や演技は永原亨先生のチームが担当されている。
とりあえず映像部分の創作作業は終わってはいるが、実演時の操作等もあるので、僕の仕事が終わったとは云えない。

僕は依頼があった際に、いつもの調子で簡単に承けてしまった。
しかし、実際に作業にかかると思わぬトラブルや作業の多さに悩まされ続けました。


※「時空脱獄NINJAジライヤ」ではオロチ役の徳丸新作さんも出演



正直、何回も投げ出そうかと思うほど大変だった。
特にこの手のVFX作業は細かいミス改善にかかる膨大な時間が掛かるので、
時間は本当に必要だと感じた。
そういう時に限って、その他の仕事や健康状態等に負担があり、時間はなくなる一方・・・.
迫り来る期限と殺陣に恥じない映像作りに大格闘で、日々、苛立は増大していった。

そんな中、撮影の為に殺陣チームの【侍道・殺陣塾】を訪れると、参加人数が少ない。
この時期は皆さん、行事等に追われて、なかなか来れないという。
「なんだ、大丈夫か?練習出来るの?」などと偉そうな事を思ってしまう。

僕がちゃんと全員に会えるようになったのは大分後になってからだった。
ただ、当初は練習風景を見てもいまいちピンと来なかった。
若い人はスマホを持ち出し、自分たちの動作を撮影して、それを観ながら練習したり、簡単に合わせる程度。
本当に間に合うのかと段々不安になって来た。

しかし、次に出会った時はかなり仕上がっていた。
それは当初見た時より、グッと仕上げに近くなっていたと思う。



※永原亨先生の殺陣が炸裂



そうか、彼らは彼らなりに個人で練習してたのだなと気づく。
特に今の若い人は努力らしい努力を見せない。
そういうスタイルなんだろう。
だから周りの人もハラハラドキドキだが、実際にはちゃんと努力しているらしい。

そう思うと
すぐに投げ出そうとか考える自分が恥ずかしくなって来た。
ああ、負けてられないなぁと思う内に、次第に自分との戦いも過激さを増していった。


最終的に僕が乗り越えたかどうかは実際の舞台でご確認頂きたい。

そして、いよいよ今週土曜に公演である。
成功するか、失敗するか・・・
最後は観客の皆さんの判断である。


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