松井稼頭央大活躍 (NYT 10月5日) | カフェメトロポリス

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朝のニュースでコロラドロッキーズがプレーオフ第2戦でも、フィリーズを破って、地区優勝の決勝進出に大手をかけたことが報じられていた。それも、松井が満塁ホームランを含む大活躍だったという。なんとなく、松井に対するメッツやメッツファンの仕打ちに憤懣を感じていたぼくとしては、トレードや故障を経た、今年の活躍がとても嬉しい。ニューヨークファンというのは厳しい人たちで、家族にまでブーイングしていたらしい。それにつけても、そんな過酷なファンにも微妙に愛されているもう一人の松井というのは凄い選手なのだと思う。ニューヨークタイムス105日の速報版で、松井について2パラグラフがさかれていた。

http://www.nytimes.com/2007/10/05/sports/baseball/05phillies.html?_r=1&oref=slogin

The former Met Kazuo Matsui broke open the game with a grand slam in the fourth inning and later added a run-scoring triple as part of his 3-for-6 day. The Rockies’ usual power threats — Matt Holliday and Troy Tulowitzki — also homered.

元メッツの松井稼頭央の4回の満塁ホームランがゲームの方向を決定づけた。さらに松井は打点となる3塁打を放ち、6打数3安打の活躍だった。ロッキーズの強打者たち、マット・ホリデーとトロイ・トゥロウィツキーもホームランを打っている。

Somewhere, the Mets, if they could even bring themselves to watch, must have been giggling. If they could not make the playoffs, at least the team that trampled them to win the N.L. East may not be here. But they may feel more conflicted about Matsui, who finished a single shy of hitting for the cycle, wondering why he could never do that when he played in Queens.

メッツがこの試合をどこかで見ていたならば、苦笑いしているはずだろう。自分たちがプレーオフに出られなかったが、自分たちを打ち破ったチームも地区優勝の場にはいないかもしれない。メッツの松井への思いはより複雑だろう。今日のゲームで、サイクルヒットまであとシングル一本のところまで活躍したこの元チームメートがなぜ、クイーンズで同じ活躍をしてくれなかったのかと。