ゼローダ | 直腸癌サヨナラ☆心にてるてる坊主日記

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29歳のときに進行性大腸癌を宣告されて手術。今は経過観察中です。

辛いこともあるけれど、心にてるてる坊主をつるして前向きに頑張ろうと努力してます☆

昨日のブログでネイルの写真を載せたのですが、自分の手の様子を客観的に見て、だいぶ色が抜けたと実感しました。


私は術後補助化学療法のため、ゼローダを朝・晩5錠ずつ飲んでいました。

(ゼローダは体表面積によって用量が異なるようです。ちなみに、私は身長155センチです。)

ゼローダを服用していた期間は、2011年7月~2012年2月まで。

通常通り、8コースの服用でしたが、ストーマ閉鎖手術のため、2011年8月・9月は休薬していました。



当時のゼローダ手帳を見直してみると、私の場合、副作用は1コース目から出ていたようですガーン


症状は口内炎、下痢など。

当時はストーマだったので、水溶便をコントロールするためにアヘンチンキを処方してもらっていたのですが、それでも治まらないほどで、パウチの中身が波打っていたのを思い出しました。

また、1コース目には激しい腹痛で救急車で運ばれた事実も記してありました。

(私の恐ろしい点は、手帳を見るまで、こうした苦い記憶は全て消えていたこと…叫び



2コース目も副作用は同じものでしたが、二カ月の休薬期間をはさんだ後の3コース目。

食欲不振と吐き気が現れ始めました。



この頃の体重は38キロほど。
それでも、術後と比べたら4キロプラスですが、とにかく食べる量が減っていました。


4コース目には手先が黒ずみ、
5コース目には足の裏に真っ黒なまだら模様が現れ、カピカピひび割れて痛むようになりました。


6~8コース目は手足症候群と下痢、食欲不振、倦怠感がずっと続いていました。



思い返してみると、あの頃は抗がん剤というものを経験したことがない無知から来る、『こういうものなのかなぁ』といったボンヤリとした印象しか感じていませんでした。

というか、その前の手術経過が辛過ぎてインパクトが薄まったのか、その延長にある苦しみだと割り切って、飲み込んでいたんだと思います。


(私は痛みに弱くない方だと思いますが、腹膜炎は本当に死ぬほど痛かったガーン



でも…
今、冷静にあの頃を思い返してみると、やっぱりしんどかったです。



食欲不振にはシャトレーゼのラムネアイスで乗り切りましたが、倦怠感だけはどうすることもできず、ほぼ一日寝ていました。


元々運動もせず、体力がなかったので身体がついていけなかったのかもしれません。



これからゼローダを服用する方や、服用中の方の参考になればと思って書きましたが、私の拙い記述で誰かに不快感を感じさせてしまったり、不安を増幅させてしまったら…と心配もしています。



こうして日々書いていることが、自分の記録だけでなく、同病の方の何らかの参考になれたら幸いだと思っています。



ちなみに、私が手術後ずっと飲み続けている薬は、ハイシーとマグラックス、そして時々ラックビーです。

サプリは色々試してみましたが、高麗人参エキスだけ続いています。






最後に…


抗がん剤やサプリなどは、癌患者本人や周りの家族にとって、様々な考え方や解釈の仕方があると思います。


それでも、若年層での大腸癌罹患率は少なく、実際の生活でお仲間と遭遇することはほとんどありません。

そのため、こうしてブログを辿って参考にするケースは多いのでは…と思い、自分の経験を詳しく書いてみました。



私が多くの方のブログにたくさん助けられたように、私も誰かの参考や励みになれたら嬉しいな、と心の底から思っています。











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