強烈なカンバック プルシェンコがVolvo Cupで優勝  | WFS JAPAN

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Plushenko wins Volvo Cup, confirms strong comeback


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Photo: RIA


ロシアのエフゲニー・プルシェンコは2013Volvo Cupに優勝することによって、今回の復帰を確かなものとした。

リカバリーに9ヶ月もの時間を費やしたこのアスリートは、リガでパーソナルベスト--263.25ポイント--をマーク。

昨日パフォーマンスした“The Best of Plushenko”と呼ばれるこのFSで、彼は他の競技者にいかなるチャンスも残すことはしなかった。目を見張るスピードと素晴らしい表現の豊かさ、そして勿論、変わらぬ高い技術。

プルシェンコはテクニカルエレメンツの完全なる複合を披露した:クアドルプルトゥループ、トリプルアクセル、コンビネーションでのアクセルジャンプ、それに安定のスピン。プルシェンコとコーチのミーシンは今回の出来に満足している。

『今日のプログラム、クアドやその他のエレメンツにもとても満足してるよ。それに一番重要なこと---疲れなかったということが本当に嬉しいね。最後のステップシーケンスで笑顔が出たっていうのが一番だよ。』とプルシェンコがチャンネル1に語った。

『このように成熟したジェスチャー、こんなにも芸術的なヴィジョン、そしてこの表現のレベル。エフゲニーはこのような滑りをしたことは今まで無かったと思う。』とコーチのアレクセイ・ミーシンは言った。

ロシアがソチオリンピック男子シングルに出場出来る人数は僅か“1”。プルシェンコの状態が十分であれば、彼が出場するだろうと目されている。プルシェンコは今回マークしたスコアによって、スケーターが従わなければならない国際的ガイドラインに定められているオリンピック出場資格をクリアしたこととなった。

ロシアのアレクサンダー・ペトロフがスコア218.75ポイントで第2位。第3位も同じくロシアのセルゲイ・ボロデュリン(202.40ポイント)。


Interesting fact

エフゲニー・プルシェンコのFSは彼が過去滑ったベストプログラムの数々から構成されており、エドヴィン・マートンによってアレンジされている。その中には:

・St.Petersburg 300(2002/03シーズンFS、Igor Korniliuk作曲“Criminal St. Petersburg”のサウンドトラックより)
・The Godfather(2004/05&2005/06シーズンFS、ニノ・ロータのサウンドトラックより)
・Tribute to Nijinsky(2003/04シーズンFS、Nikolai Rimsky-Korsakovによる交響組曲“Scheherazade”)
・Tango Roxanne(2011/12シーズンFS、マリアノ・モレス作曲“Moulin Rouge!”サウンドトラックより)
・Tosca Fantasy(2005/06シーズンSP&EX、プッチーニ作曲 オペラ“トスカ”からのアリア“E lucevan le stelle”)
・Adagio(2002/03シーズンSP、トマゾ・アルビノーニ作曲“Adagio in G minor”より)