3月4日付でTBSを退社した女性アナウンサーだ。
報道特集や、関東ローカルのNスタに出演していた、日米ハーフのアナウンサーである。
ラジオはたまむすびという月曜から金曜までの帯番組の金曜だけを担当していた。
ちなみに、月曜から木曜までは元朝日放送アナウンサーだった、フリーの赤江珠緒さんがパーソナリティを務めている、こちらも関東ローカルの番組である。


小林悠さんが突然退社した。
円満退社ではない。
彼女の言葉を借りれば、体調不良による、とのこと。
私は彼女の大ファンなので、彼女の言葉を信じる。
目撃者の証言では、最近の彼女はやつれ果てていたという。
きっとそうなのだろう、と自分に言い聞かせる。


普通ではない退社劇に、ネットでは様々な説が飛び交っている。
本人が真相を語らない限り、それは闇の中だ。
ただし、私のように彼女の言葉を信用すれば、額面通り、体調不良によるものだろう。


ただ、盲目的になることで真実を見失うことが、多々ある。
よって、わざと今回の小林悠アナウンサーの退社劇を斜に見ることにする。
簡単に辞めるはずのないアナウンサーが突如として消えたのだ。
違った角度から、考えてみたい。
なぜなら、彼女が自分からアナウンス職を手放すとはどうしても思いたくないし、思えないからだ。
彼女はアナウンサーになりたかったから、新卒での採用が叶わなかった大学4年時に、大学院に進むことまでしてのけた女だ。
そうやすやすと辞めるか?


まず気になったのは、彼女自身がレギュラー番組を三本抱えたままの退社であることが不自然である。
これは異例中の異例だ。
たしかに、これら三本の番組は先月末から「体調不良による出演取りやめ」という形を取っていた。
それが急転直下、退社すると発表されたのである。
「どうして?」と思わない方がおかしい。


通常の会社員ならば有給休暇を消化してからの退社になるので、こんな中途半端なときに辞めるケースは少ない。
ただ、彼女の仕事は特殊だ。
今月いっぱいでの退職かもしれないが、レギュラー番組を持っていて「有給休暇を消化してからの退社となります」では視聴者は納得しないだろう。
表向きは突然の退社ということであっても、本当は今月いっぱいは社員なのかもしれない。
しかし、そうだとなると、矛盾点がいくつか出てくる。
それは後で説明する。


会社員、しかも東証一部上場の大企業に勤める彼女。
TBSは彼女に治療を促したに違いない。
彼女も簡単に辞めるつもりはなかったはずだ。
週刊ポストに熱愛をすっぱ抜かれたときでさえ、彼女は「辞めません」と番組内で明言している。
病気であったなら、まずは十分な療養期間を与えるのがTBSの務めのはずだ。
労組が強い TBSならなおさらである。
産休も育休も十分取れる職場なのだから、病気での静養も他の企業よりも取りやすいはずだ。


ましてや、この春からは看板番組のキャスターに大抜擢され、将来を有望視されていた。
あの膳場貴子さんの後釜に座る予定だったのである。
それを投げ打って退社するだろうか?
本当に病気ならば、まずは長期に渡って休暇を取るはずだ。


それなのに、退社である。
病気だから自分から身を引いた、とも考えられるが、治せる病気ならばきちんと治療してから職場復帰しても遅くはない。
数千倍とも言われる狭き門を突破して得た仕事を、二週間ほどの休養では治らないから辞める、として手放すことが自然だろうか?


さきほども書いたが、彼女はレギュラー番組を持っている。
そのうちのひとつ、たまむすびは「小林悠・たまむすび」と、自分の冠番組だ。
もちろん、その名を汚したくないから身を引いたとも考えられるが、どんなときも彼女は自分の言葉をきちんと電波に載せてきた女性だ。
メッセージを代読させて済ませるような人間ではない。
「人前に出られないほどの状態なのかもしれない」という人もあるだろう。
そうかもしれない。


しかし、そうなるとどうしても腑に落ちないコメントを、共演者の玉袋筋太郎さんは残している。
彼が言い放った言葉とは・・・
「バカヤロー」
である。


病人に対して使う言葉ではない。
「また戻って来いよ」など、労いの言葉を掛けるのが普通だ。
ただ、生粋の江戸っ子である彼にとってみれば、バカヤローとは愛情表現の一種であるとも取れる。
「ありがとう」も「悪かったな」も「ごめんな」も、江戸っ子は照れくさくて言わない。
それらを全てカバーする言葉が「バカヤロー」である。


一緒に番組を支えてきた彼の言葉をどう受け取るかで、彼女の退社の真実が180度変わる。


TBSは彼女を報道のエースに育てようとしていたことは明らかだ。
毎週土曜日に放送されている報道特集ではメインを張っている。
平日はフィールドレポーターとして全国を駆け回った。
これで心身ともに疲弊してしまった、とも見ることができるが、だとしたら、この春からNEWS23のキャスターのオファーを受けることはできない。
疲れ切った身体で、保つはずがない。
そんな報道のエースを、 TBSは手放すだろうか。
繰り返すが、病気なら療養させるのが普通だ。
それがほんの二週間で、彼女もTBSも「退社」という結論を出すだろうか?


否、としか言いようがない。


TBSはすでに彼女の経歴などを記したページを削除している。
こんなに早くするものか?
ブログ自体は先月のうちにすでに削除されている。


仕事が早すぎる。


ここからは完全なる私の憶測だ。
外れて欲しいと願っている。
が、そう考えると辻褄が合ってしまう。


TBSは彼女に自主的に退社させる形での諭旨免職処分にしたのではないだろうか。


その原因はわからない。
TBSか彼女の口から説明がない限りは。
しかし、それならば、この中途半端な時期での退社に、全て説明がついてしまうのだ。
表向きは3月4日での退社であっても、彼女のブログやプロフィールの削除があまりにも早い。
予定調和ではないか、とも思える早さだ。


スポーツ紙などでは、デートを報じられた交際男性が反社会的勢力の一員であったとか、彼との関係を報道されて精神的に参ったとか言われている。
前者ならば交際を断てばいいだけのことだし、後者であったなら長期休暇で済ませられる。
それをしなかったということはどういうことだろうか。
おのずと答えが出てくる。


繰り返すが、私は彼女のことが大好きだ。
だからこそ、彼女がこんなにもすんなりと自分の職を投げ出すとは思いたくないのだ。
一番脂の乗った時期に辞めるか?
辞めるはずがない!
彼女の言葉を信じたいが、状況がそうさせてくれない。


TBSが彼女の首を切ったとしか思えないのだ。


彼女の屈託のない笑顔をもう一度見たい。
彼女のあっけらかんとした笑い声をもう一度聴きたい。


真相は永遠に闇の中だろう。


取り留めがなく、整理整頓された文章で申し訳ない。
ナタリー(彼女の相性)ロス、つまりは、ナタロス中なので、思いつくまま書いてみた結果です。
今はとにかく、彼女が幸せに向かっていることだけを祈りたい。
いい方向に向かっている、とだけを願いたい。
志半ばで退社せざるを得なかった彼女に、想いを馳せ、そっと寄り添ってあげたいのだ。
こんなブログを書くことは本意ではなかったことだけは、どうか理解していただきたい。


またいつか私たちの前に、彼女が元気な姿で現れてくれる日がくることを願って止まない。