我ここに在りてここに無し

我ここに在りてここに無し

青きBOUGAの果て

ひとりごとのように

詩と小説を書き綴ります。

何か心に響くものがあれば

それだけで。




誰もがあると知っていながら




誰も触れることのできない世界









心と時間









そのすべてをここに置きます。









                マークローバー








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全てを抜け殻にした
 
薄暗い部屋の隅
 

白い布に包まれ
かすかに息をする
君がいた
 

僕は青白い顔の
君を両腕で抱き上げた
 
 
 
君の周りには
黒い影が
まとわりつき
 

僕は必至で
払いのけ
君を抱きしめ
太陽の下に出た
 
 
 

乾ききった
沼の岸に
穴の開いた
船の残骸が並ぶ
グレイの夜
 
独りだと叫んだ
僕を君は
いとも簡単に
救い上げる
 

なんくるないさ
なんくるないさ
なんくるないさ
 

君は忘れられた
薄暗い部屋の隅で
埃まみれになっいいても
僕を守り続けてくれた
 

今度は僕の番だ
 
君を太陽の下に
連れ出すよ
 

君と僕の
証明のために
 

道しるべは心配ない
 

心の渇きは
涙が与えるものじゃない
 
涙は心を
潤いで満たすもの
 

太陽の下で
 
笑顔を
掴むんだ
 

崖っぷちでも
 
僕は
空を歩いて
 
いける
 

君と