幅広い分野で活躍するジャーナリストの立花隆がNHKのBSプレミアム、
100年インタビューに登場しました。前回のブログの続きです。
リンク:立花隆の見る震災と原発④
立花隆の幼少期の話し、そしてもうすぐ完治したと見なされる彼の膀胱癌の話しや、
71歳になり残された人生の時間から仕事を選んでいるという話しまで聞けますが、
東日本大震災そして原発の問題も聞く事が出来ます。100年インタビューでの
立花隆のメインテーマは・・・
立花隆:
今日、科学の話しですから、ね。科学で大事な事は要するに色んな議論をぶつける
事なんです。常に我々はね、よく分からない現象に常にぶちあたってる訳なんです。
ある1つの現象が目の前に起きた時にそれを「こういう風に解釈するか」「こういう
風に解釈するか」、ね。それは立場とかデータの読み方とか、それによって全部違う
見方が当然出てくるっていうのが、これがサイエンスの基本なんですよ。
三宅アナ:
その部分で、どうだったんですかね。科学っていうのは一方で私たちの
暮らしを危険に晒すってう部分も持ってますよね。
立花:
いや、勿論そうですよ。発展すればするほどより大きな事故の可能性がありますから、
それは何処までいっても心配がゼロになるって事はありませんよね。僕は実は若い頃
はね、もっともっと暗い人間でいずれこの世は滅びるだろうとか、ええ。悪い方向に
行くね、この世界はどんどん悪くなるっていうかね、それは心理分析の世界でもある
んです。あの、世界破滅妄想型人間っていうのがいまして、頭がどうしてもそっちへ
そっちへ行くっていうかね。どちらかというと、それ的なタイプに近いとこに僕は若い
時はあったんです。でも、ある時期からね、それは意味がないと思いだしたの、ね。
そう思う人間の集団は結局そうなると。そう思わない、断固としてそういう世界
にはいかないぞ、そういう世界にはさせないぞというね。そういうもの凄く強い決心
をしてる集団はそっちに行かない。それはその集団自体が持ってるその性格というか、
そういう物にもの凄く左右されるんですよ。
アメリカの強さってそれなんです。アメリカ本当にね、もう駄目になりそうな所まで
行って相当悪い側面ありますよ。悪い側面有るけれども社会のもの凄い芯の部分に、
もの凄い楽観的な正しい方向に社会は行くんだというね、なんか信念みたいな物が
有るっていうか。だからスペースシャトルで要するにチャレンジャー、コロンビアの事故が
起きたからもう宇宙進出は止めようという、それは1つの立場として考え方として
あると思いますよ。でも、あのチャレンジャーにもコロンビアにも屈しないで絶対
いくぞみたいなね。だから彼ら、彼らって言うか、あの頃アメリカの宇宙計画の
もの凄いおっきなグランドデザインを描いたペーパーがあるんですが、それには
要するに今は宇宙大航海時代の一番最初のところ。だから、いわばコロンブスが
生まれるそういう時代だと、ね。そういう認識で考えると、船出もちゃんと
しないうちに、何かへたれこむ様なそういうアレじゃないぞと、そういう気持ちが
有る訳ですね。だからそれが気持ちの持ち様だと思うの。あの、5,000年ぐらい前から
今に至るこの人類の歴史、大雑把に見ればですよ、ちゃんと良い方向に来てるんですよ。
ホントにね、もし元々は人間集団がそういう何か悪い種を持ってどんんどん駄目な方向に
行くんであれば、もっと早い時期に全人類滅んでるんです。そうじゃなくて、やっぱり
時々悪い方向には行ったけれども世界大戦も何度か有ったけれども、でも、そういう物を
乗り越えてここに来てるじゃないですか。そういう物だと思うんですよ。
三宅アナ:
それは失敗あるいは自らが持ってる危ない面を知って
立花:
そう、自覚しないと駄目ですよ。だから能天気な奴は駄目です。
三宅アナ:うーん
立花:
ははははは、そういう可能性もあるぞと。頭の片隅に置きながら、
でも俺はこっちへ行くぞと。そういう人たちが社会の中核に座ってる限り大丈夫です。
90分の立花隆のインタビューからほんの25分程度を抜粋してブログに書きました。
立花隆はこの後「今、最大の問題は原発を再開するかどうかなんですよ」と語ります。
また機会をみて書きたいなと思っています!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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電話:0120-988-849(携帯可)
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100年インタビューに登場しました。前回のブログの続きです。
リンク:立花隆の見る震災と原発④
立花隆の幼少期の話し、そしてもうすぐ完治したと見なされる彼の膀胱癌の話しや、
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立花隆のメインテーマは・・・
立花隆:
今日、科学の話しですから、ね。科学で大事な事は要するに色んな議論をぶつける
事なんです。常に我々はね、よく分からない現象に常にぶちあたってる訳なんです。
ある1つの現象が目の前に起きた時にそれを「こういう風に解釈するか」「こういう
風に解釈するか」、ね。それは立場とかデータの読み方とか、それによって全部違う
見方が当然出てくるっていうのが、これがサイエンスの基本なんですよ。
三宅アナ:
その部分で、どうだったんですかね。科学っていうのは一方で私たちの
暮らしを危険に晒すってう部分も持ってますよね。
立花:
いや、勿論そうですよ。発展すればするほどより大きな事故の可能性がありますから、
それは何処までいっても心配がゼロになるって事はありませんよね。僕は実は若い頃
はね、もっともっと暗い人間でいずれこの世は滅びるだろうとか、ええ。悪い方向に
行くね、この世界はどんどん悪くなるっていうかね、それは心理分析の世界でもある
んです。あの、世界破滅妄想型人間っていうのがいまして、頭がどうしてもそっちへ
そっちへ行くっていうかね。どちらかというと、それ的なタイプに近いとこに僕は若い
時はあったんです。でも、ある時期からね、それは意味がないと思いだしたの、ね。
そう思う人間の集団は結局そうなると。そう思わない、断固としてそういう世界
にはいかないぞ、そういう世界にはさせないぞというね。そういうもの凄く強い決心
をしてる集団はそっちに行かない。それはその集団自体が持ってるその性格というか、
そういう物にもの凄く左右されるんですよ。
アメリカの強さってそれなんです。アメリカ本当にね、もう駄目になりそうな所まで
行って相当悪い側面ありますよ。悪い側面有るけれども社会のもの凄い芯の部分に、
もの凄い楽観的な正しい方向に社会は行くんだというね、なんか信念みたいな物が
有るっていうか。だからスペースシャトルで要するにチャレンジャー、コロンビアの事故が
起きたからもう宇宙進出は止めようという、それは1つの立場として考え方として
あると思いますよ。でも、あのチャレンジャーにもコロンビアにも屈しないで絶対
いくぞみたいなね。だから彼ら、彼らって言うか、あの頃アメリカの宇宙計画の
もの凄いおっきなグランドデザインを描いたペーパーがあるんですが、それには
要するに今は宇宙大航海時代の一番最初のところ。だから、いわばコロンブスが
生まれるそういう時代だと、ね。そういう認識で考えると、船出もちゃんと
しないうちに、何かへたれこむ様なそういうアレじゃないぞと、そういう気持ちが
有る訳ですね。だからそれが気持ちの持ち様だと思うの。あの、5,000年ぐらい前から
今に至るこの人類の歴史、大雑把に見ればですよ、ちゃんと良い方向に来てるんですよ。
ホントにね、もし元々は人間集団がそういう何か悪い種を持ってどんんどん駄目な方向に
行くんであれば、もっと早い時期に全人類滅んでるんです。そうじゃなくて、やっぱり
時々悪い方向には行ったけれども世界大戦も何度か有ったけれども、でも、そういう物を
乗り越えてここに来てるじゃないですか。そういう物だと思うんですよ。
三宅アナ:
それは失敗あるいは自らが持ってる危ない面を知って
立花:
そう、自覚しないと駄目ですよ。だから能天気な奴は駄目です。
三宅アナ:うーん
立花:
ははははは、そういう可能性もあるぞと。頭の片隅に置きながら、
でも俺はこっちへ行くぞと。そういう人たちが社会の中核に座ってる限り大丈夫です。
90分の立花隆のインタビューからほんの25分程度を抜粋してブログに書きました。
立花隆はこの後「今、最大の問題は原発を再開するかどうかなんですよ」と語ります。
また機会をみて書きたいなと思っています!
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