ポイント・ファクター制(point-factor system)とは
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「ポイント・ファクター制(point-factor system)とは」
点数要因法という。1980年代まで米国で支配的であった職務評価法。従業員の賃金はこの評価に基づいた職務給によって支払われる。その仕組みは①職務記述書を評価する。職務記述書には作業条件、職務遂行に必要な知識、業績に対する説明責任などの要因が含まれているので、各要因を分析して総合点を決める、②総合点が高い職務は低い職務より基本給が高い、③この基本給に業績考課による査定額を加えたものが各人の賃金となる。しかし、1980年代になってビジネス環境が著しく変化し、職務記述書を書き換えるいつまがないほどニュービジネスが生まれ、職務が変化するようになって、職務急は現実に対応できなくなった。そこで米国企業は、ブロードバンディング、スキル給などを採用するとともに、能力給の一種としてコンピタンス給などの採用も考えら始めている。