発言と退出(voice, exit)とは
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「発言と退出(voice, exit)とは」
人々が製品やサービスあるいは諸制度に不満があるとき、それを表明するのに2つの方法がある。1つは、当事者に対して直接不平や不満を言うことで、これを経済学者のハーシュマンは発言と呼んだ。発言によって当事者の行動を変えさせようというわけである。しかし、人々が当事者に発言しても、不満が解消しないとき、人々は退出という行動に出る。つまり、人々はその製品やサービスを買うのを止めたり、その株式を売ったり、その会社との取引を止めたり、あるいはその会社を退職したりする。これを退出と呼んだ。