1-6. 関係式③ 箱モデルの改良 | Solidworksユーザー日誌

1-6. 関係式③ 箱モデルの改良

今日は 1-6. 関係式 関係式を使ってトップダウン設計を発展させる方法の3回目です。
(関係式バックナンバーはこちら ①変数を使う ②数式を使う

1-5. までに作ったファイルを、関係式を使って改造してみます。
(1-5で作った設計テーブルは目的が重複するので消しておきます)

ふたと同様に下側も作りました。
アセンブリファイルと、幾何拘束を使って関連付けしています。
(参考:1-4. アセンブリとパートの関連付け

今回は関係式を使って、たばこの太さから箱の大きさを計算したいと思います。

SolidworksユーザMEのこんなのありましたブログ

(たばこの本数は20本)

管理する寸法
(あとから設計テーブルで編集できるようControlParamsスケッチに入れておきます)
(スケッチの描き方参考: 1-2. アセンブリスケッチ)

size@ControlParams: たばこの太さ
length@ControlParams: たばこの長さ

数式に使う寸法
NomWidth@Outline3DSketch: 箱の幅
NomHeight@Outline3DSketch: 箱の高さ
NomDepth@Outline3DSketch: 箱の奥行き
t@ControlParams: 箱の厚み

"NomWidth@Outline3DSketch"="size@ControlParams"*7+2*"t@ControlParams"+5
"NomHeight@Outline3DSketch"="size@ControlParams"*3+2*"t@ControlParams"+2
"NomDepth@Outline3DSketch"="length@ControlParams"+2*"t@ControlParams"+2
(最後に足してあるのはマージン)

この数式3つをアセンブリファイルの関係式として入力します。

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できました。

あとはいろんなサイズ・長さが管理しやすいように、もう一度設計テーブルを作っておきます。
(設計テーブル参考:1-5. 設計テーブル

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これでたばこにあわせてバリエーションを簡単につけられるようになりました。

今回作ったSolidworksファイルはこちら

関係式④へつづく)