ネットラジオ、もしくはインターネットラジオ、最近ではライブドアが中継サーバを置いている「ねとらじ」など、ストリーミング技術を使ったライブなインターネット放送。かなり昔からある一週間遅れで音声ファイルをダウンロードするストリーミングではなくて、ライブストリーミング技術による。しつこいがナマ放送である。
ねとらじのサイトから入れるものは、パーソナリティが、おそらく自宅にマイクを置いてストリーミングしている。同じ声がひたすら流れる。まあ、DJだね。ちょっとトイレとか言って、その間、曲が流れたりする。
おそらくスカイプだろう、電リクみたく、リスナーとの電話のやりとりが流れてきたりもする。
普通のFM聴いてれば、みたいな感覚にならないでもない。
だが、ラジオになぞらえて放送局が孤独なブースではなくて、飲み屋だったらどうか。
そうとう違ったものになる。
しかもそこに同期するチャット画面がモニターされたらどうか。かなり違った空間が生まれる。
それを書きたくて、「ネットラジオと小料理屋」というタイトルにしたが、これは単なる語呂合わせ。
小料理屋の女将はこんなまねはまずしないだろう。
由緒正しきパブかクラブ(銀座じゃない)、キャバレーヴォルテールならお似合いだろう。
カウンターバーとテーブルが少々。
これも古風ないい方になるが、談論風発のためにアルコールがあるのか、アルコールがあるから談論風発になるのか、どっちでもいいが、そういう客層でなければ成立しないだろう。
左にパーソナリティ1(店主)と右にパーソナリティ(ゲスト)。手前に客が8名くらい座っているわけだが。
右上のテレビは、ストリームに同期してログインしたリスナーのチャットをモニターしている。
突発的に始まった放送だったので、実は何が起きているのか、誰にも把握できていない。
ある歴史に立ち会っているような気分。
(続く)
