「ブランディング」という言葉
広告を本業して30年の間に
いったいどのくらい使ってきたろうか

昔、ブランドっていったら
ヴィトンやグッチ、エルメスのような高級ブランド品をさしたよね
その後、DCブランドって日本のアパレルメーカーの高級ファッションが
1980年代に日本で社会的なブームとなったのね
そして広告的な思考において高級ではなくても
企業や商品に対してブランドという概念で論じられるようになり
いまでは一般個人の人に対しても自分ブランドをつくるみたいな話になってる
 
また私がプロデュースしている
「琉球トラウマナイト」というブランド
テレビ番組では全回9月のオンエアでは
平均視聴率で20%を越える高視聴率をたたき出した人気作なんだけど
もともとは自主映画の上映イベントがスタート
このイベントが2014年に始まり
2016年に始めてテレビドラマ化
その後、新聞とのタイアップ、ラジオ版トラウマナイト
2018年からは県内の5大学の公式参加で
学生映像コンペティションをスタートするなど
そのブランド価値を高めていくというのが
私のプロデューサーとしての舵取りでした。
 
こんな風に使われる「ブランド」「ブランディング」って言葉、
いったい「ブランド」ってなんなの?って話なんだけど
いざ「ブランディングの意味を説明せよ」と言われると
すぐには答えられない人も多いかな
今日はそんな話をしますね

そもそも「ブランド」という言葉の始まりは
牛とか家畜に押した「焼き印(burn)」にあるのね
昔、自分の牛を他人の牛と判別するために
熱く焼いた鉄印を押してたんですね。
 
なので、ブランドという概念を理解するのであれば
そのことを思い出せば良い。
つまり、自分(の会社や商品)とその他を明確に分ける差
 
それがブランドなんです。
 
ある商品を別の似た商品とら区別するための要素。
それはデザインだったり、マークだったり、商標だったり、
サービスの質だったり、顧客価値だったり、
キャッチフレーズだったり、広告表現だったり・・・
 
本当にいろいろなものが組み合わさって
人の心の中にブランドってものが形作られるわけ。

そして「ブランド」が人の心に定着すると
市場の中での自分(の会社や商品)のポジションが
明確になっていく。

そして、それを行うのが「ブランディング」ってこと
 
なので、ブランドを高級品って考えると
今の時代、例えば100円商品のブランディングってことも
充分に考えられるので訳が分からなくなってしまう
 
自分をブランディングって発想も
自分の高級化ということではないので
「他との明確な違い」って捉えた方が
分かりやすいです。

私が生業としている広告業で
ブランディングが強く意識されるようになってきたのも
ちょうど企業や商品が成熟して
他社や競合商品との違いが明確でなくなってきた
1990年代くらいからではなかったかな
 
ちょうど同時に「差別化」って言葉が
重要視されてきたように記憶しています
 
このようにブランドとは他との明確な違いとして考えると
 
たとえば「あなた」をブランディングするとしたら
 
まずあなたのすごく得意なこと
他の人より優れていること
ユニークな部分を見つけていって
それを「どう世の中に見せていくのか」というのが
ブランディングしていくということになるのね
 
でも、いくら「自分というブランド」を打ち出したいといっても
ブランディングのために自分には無いユニークな部分をでっち上げると
これはなかなか辛い道を歩むことになります
 
ずっと嘘つき続けなきゃいけないし
かなり苦しいし

なかなか上手くいくものでもないのよ
 
あくまでも自分がすでに持っている
他人との違いを見つけた方が良いです

 

そのためには自分というものを

角度をいろいろ変えながら

よーく見つめ直してみる必要があるの
 
こういう分析がブランディングには必要で
我々のような広告屋は
商品や企業の広告表現を考えるときには
こうした分析をいつも意識的におこなっています
 
いま、ネットやSNSなどによって
企業も商品も個人でも
ブランドを明確に打ち出さないと
ビジネスが機能しなくなってきているんだけど


そこで難しいのは
昔みたいに広告屋が意図的に作り上げるブランドは

機能しなくなってしまったこと

 

ブランディングというものがとっても重要なのに
なかなか簡単にはいかなくなってきている

 

そのくせ、
例えばSNSにおけるインフルエンサーや人気のYOUTUBERのような
個人が輝くブランドを身につけるケースも珍しくなくなってる
 
広告屋としてはとっても悩ましいわけです


でもね、とにかく今後

商売するでも
起業するでも
何をするにしても
ブランディングに関する知識は持ってないと駄目で
 
特に変化の激しい時代において
正しい知識を学んだその上で
変化に対応していくことが求められると思うわけ
 
ブランディング知識に関しては
中江さんという方がかなり詳しく書かれているページがあるので
紹介しておきます

「ブランディングとは?正しい意味と実行4ステップを完全解説」



かなり勉強になるサイトなので
ブックマークしておいた方がいいかな
 

近々の成功例として何度でも紹介しちゃうけど
私の「琉球トラウマナイト」というブランド

 
「トラウマナイト」といって沖縄の人に

一番に想起してもらえるのはテレビ番組としてなんだけど

 

この「トラウマナイト」、
いま、世界的な超一流企業の新規事業で
そのコンテンツとして選ばれ
その制作を行っている真っ最中。
 
もちろん、テレビ番組や映画ではなく
どちらかというとアトラクション的な

まったく新しいコンテンツです

 

12月中旬にはいろいろお知らせできるかな

乞うご期待!


以下がその撮影の時に宣材用として撮ったスチル写真

(初公開です!)

 

 

 

 

 


 
それは「琉球トラウマナイト」を
単純に映画やテレビ番組というカテゴリーで考えずに
ブランドとして育てていった成果だと思うわけ
 
そのくらいブランドって考え方は強力で
結果を出していける知識なんですよ

あなたの持っている商品やサービス、ビジネスを
ブランディングという観点で
もう一度見直してみると
今まで出なかった成果を引き出せるかもしれませんよ
 
やってみてくださいねー