仕事を組織でこなす場合、4つ以上の障壁があると上手く流れないと言われています。
企業で言えば「社員→課長→部長」、プロジェクトであれば「担当者→プロマネ→資金元」など。
これ以上、口をはさむ人(障壁)が増えれば増えるほど、効果がないうえ仕事は円滑に流れなくなります。
私が過去に在籍していた企業(携帯メーカー)ではチェック機構が8段階もありました。
担当→担当(A企業)→主査→課長→部長→部長(A企業)→部長(B企業)→本部長(A企業)
こうなると、「どちらでもOKの意見が堂々巡りをする」ことがよくあります。当時から、このチェック機構には大きな無駄を感じていました。
無駄なチェック機構の増える2つの要因
- 天下りへの仕事を作るため
- 部長が複数存在していること
結局、意見を堂々巡りさせるのは部長という役職とは言え他企業からきた天下りの方々です。
こういった組織は私がいたところでなくても他社さんにもあると思います。
ベンチャー企業などでも、社員に早く役職をつけることで発奮材料させる意図から複数の課長などが存在する場合があります。しかし、仕事の本質だけで書くと、作業効率をあげるためにはチェック機構は3つで十分です。つまり、関わるプロジェクトの管理職は1人でいいのです。
3つのチェックする人間が、めくら判を押さずにきちんと責任をもって品質管理をすればの全くもって3人で十分なチェックができるのですね。