パソコンやiPadなどから見る写真やデザインの色の見え方について書きます。
インターネットなどを通して見えるものは、それぞれの人により、色味、劣化度合いに差があります。この原因は、いくつかありますが、その1つとして、パソコンのディスプレイ、モバイル、ipadなど、個々で見ているモニターそのものが違うことが原因の1つです。詳しく書くと、それぞれの人が見ているディスプレイ解像度と出力方式は異なっているので、見える色の明るさや荒さに差がでると言うことです。
お客様より「画質が粗いです!色が明るすぎる!」っとご連絡をいただくことがあるのですが、この時点で、どの解像度のディスプレイで見ているかの判断ができます。それはこちらの画像が粗いのではなくて、見ているディスプレイの解像度が低いのです。
では、何を基準にすればいいの?
●2011年1月~3月のPCディスプレイの解像度のシェア率
1280×1024 26.0%
1024×768 18.2%
1280×800 13.0%
1920×1080 6.9%
こんな感じで、いまだに正方形に近いディスプレイのシェア率は高いのですが、これは現在の電気量販店で売られている人気ディスプレイの形ではありません。こういった調査では「パソコンにあまり興味はないけど、一応使っている」こういった人たちの数字が加算されているので、古い形状のディスプレイが上位を占める形になります。
上記に書かれている数字はドットの数です。例えば、上から2番目の1024と4番目の1920ではドットの数は倍近くも違うのです。これらに起きる現象は、ドットが少なければ、色は明るくみえて劣化しているように見えてしまいます。つまり、ホームページを作る上で、旧型ディスプレイを基準にすると他人のPCで適切に見えなくなると言うことです。この他にも原因はありますが、それは、また別の機会に。
当社では、こういった現象を最適な判断をするために4台の違った解像度のディスプレイから比較をしています。現在は「超・高解像度」と呼ばれる2560×1600(DELLモニタU3011)もありますが、これは一部のマニア向けかと思います。当方が薦めるのは1920×1080の横長のワイドタイプです。