第1話ROMANCE DAWN-冒険の夜明け-その④
ヒグマ:「はっはっはっはっは 許さねーだと!? 海にプカプカ浮いてヘラヘラやってる海賊が山賊様にたてつくとは笑わせる」
ヒグマ:「ぶっ殺しちまえ野郎共!!」
山賊達:「うおおおおおっ!!死ねぇーっ!!」
副船長:「おれがやろう……充分だ」
ガガガンッ!!(ライフル銃を一振りで山賊を全滅にする…)
副船長:「うぬぼれるなよ山賊………!!ウチと一戦やりたきゃ 軍艦でも引っ張ってくるんだな」
ルフィー:「…つええ…」
マキノ:「すごい…」
ヒグマ:「…や!!待てよ…仕掛けてきたのは このガキだぜ」
シャンクス:「どの道 賞金首だろう」
ヒグマ:「………」
ヒグマ:「ちっ」
ボウン!!(煙幕を使い逃走…)
シャンクス:「煙幕だ!!」
ヒグマ:「来いガキ!!」
ルフィー:「うわっ!!」
シャンクス:「ルフィー!!」
シャンクス:「し!し!しまった!!油断してた!!ルフィが!!どうしよう!!みんな!!」
赤髪一味:「うろたえんじゃねぇ!!お頭 この野郎っ!!みんなで探しゃあ すぐ見つかる!!」
副船長:「……ったく この人は…」
(場面変わり 海…)
ヒグマ:「はっはっはっはっはっはっ!!まんまと逃げてやったぜ!!まさか山賊が海へ逃げたとは思うまい!!」
ヒグマ:「さて てめぇは人質として一応連れてきたが もう用なしだ おれを怒らせたやつは過去56人みんな殺してきた」
ルフィー:「お前が死んじまえ!!」
(パンチをくりだすが あっさりと避けられる…)
ヒグマ:「プッ あばよ」
ドン…!(ルフィーを軽く蹴り飛ばし海に…)
ルフィー:「……!!」
(ルフィーが海へ向かって落ちていく…)
ルフィー:「くそ!!くそ!!」
ヒグマ:「ガキが」
ルフィー:「あいつら!!クズのくせに……!一発も殴れなかった!!ちきしょー!!」
ヒグマ:「はっはっはー」
(ここから回想…)
山賊:「あの時の海賊共の顔みたかよ?」
山賊:「酒ぶっかけられても文句一つ言わねぇで!!情けねぇ奴らだ!!はっはっはっはっはっ!!」
ヒグマ:「おれァああいう腰ヌケをみると ムカムカしてくんだ よっぽど殺してやろうかと思ったぜ」
ヒグマ:「海賊なんてあんなモンだ カッコばっかで」
ルフィー「やめろ!!」
ヒグマ:「ああ!?」
ルフィー:「シャンクス達をバカにするなよ!!腰ヌケなんかじゃないぞ!!」
マキノ:「やめなさいルフィ!!」
ルフィー:「シャンクス達をバカにするなよ!!!」
ドボーン!!(海に落ちる…)
ヒグマ:「ははははははははははあーっはっはっはっは!!」
ルフィー:「がぼ…ぶはっ!!」
ルフィー:「!!!?」
海王類:「グルルルルルルル…」
(海王類がヒグマのすぐ後ろに…)
ヒグマ:「は?? な…何この怪物は…!!」
ヒグマ:「ぎゃああああああああーーーーーっ!!」
バクン!!(船ごと丸のみにされてしまう…)
ギョロッ!!(海王類がルフィの存在に気付く…)
ルフィー:「うわああああがば…ば!!ば…だれか…助けば…!!! うわああああああああ」
ガギッ!!
ルフィー:「………!!シャンクス」
(シャンクスが間一髪のところを救出!!)
シャンクス:「失せろ」
ビクッ(海王類はブルブル震えて逃げていく…しかし…)
シャンクス:「恩にきるよルフィ マキノさんから全部聞いたぞ」
ルフィー:「ひっく…えぐ……」
シャンクス:「おれ達のために戦ってくれたんだな おい泣くなよ男だろ?」
ルフィー:「…だってよ…!!ジャングズ…!!腕が!!!」
(シャンクスの左腕が海王類により無くなってしまった…)
シャンクス:「安いもんだ 腕の一本くらい…無事でよかった」
ルフィー:「…………う………………うう………!!うわああああああああああああああああああああああ」
シャンクスが航海に連れて行ってくれない理由
海の過酷さ
己の非力さ
何よりシャンクスおいう男の偉大さをルフィは知った
こんな男にいつかなりたいと心から思った
(赤髪一味出航の日…)
ルフィー:「この船出でもうこの町へは帰ってこないって本当!?」
シャンクス:「ああ 随分長い拠点だった ついにお別れだな 悲しいだろ」
ルフィー:「うん まあ 悲しいけどね もう連れてけなんて言わねえよ 自分でなることにしたんだ海賊には」
シャンクス:「どうせ 連れてってやんねーよー お前なんかが海賊になれるか!!」
ルフィー:「なる!!おれはいつかこの一味にも負けない仲間を集めて!!世界一の財宝見つけて…」
ルフィー:「海賊王になってやる!!」
シャンクス:「ほう…!おれ達を越えるのか…じゃあ…」
シャンクス:「この帽子をお前に預ける おれの大切な帽子だ」
ルフィー:「………!!」
シャンクス:「いつかきっと返しに来い 立派な海賊になってな」
副船長:「あいつは大きくなるぜ」
シャンクス:「ああ なんせ このおれのガキの頃にそっくりだ」
シャンクス:「錨を上げろぉ!!帆をはれ!!出発だ!!」
そして少年の冒険は10年後のこの場所から始まる
10年後
マキノ:「とうとう行っちゃいましたね 村長 さみしくなるわ」
村長:「村のハジじゃ海賊になろうなんぞ」
ルフィー:「やー今日は船出日和だなー」
近海の主:「グルルルルル…」
ルフィー:「出たか近海の主!!相手が悪かったな 10年鍛えたおれの技をみろ!!」
(近海の主が襲いかかる)
ルフィー:「ゴムゴムの……」
ルフィー:「銃(ピストル)!!!」
ズドオーン(一撃で近海の主を撃破)
ルフィー:「思い知ったか魚め!! んん…まずは仲間集めだ 10人はほしいなァ!!そして海賊旗!!」
ルフィー:「よっしゃーいくぞ!!海賊王におれはなる!!!」
まだ見ぬ彼の仲間たちを巻き込まんと小さな船は海をゆく
かくして大いなる旅は始まったのだ!!
第1話ROMANCE DAWN-冒険の夜明け- 終了