大阪府議会の自民党府議団(29人)に所属する議員2人が、執行部に対し離団の意向を伝えたことが26日、関係者の話で分かった。2人は橋下徹知事の主張に賛同する「大阪維新の会」(24人)に加わる見通し。一方、諸派の2人が民主会派入りの意志を固めたという。いずれも移籍が実現すれば、府議会(定数112)の会派構成は自民27、維新26、民主24、公明23、共産10、諸派2となる。

 離団の意向を伝えたのは、三田勝久議員(大阪市港区選出)ら2人。三田議員は「このまま行くと大阪府も大阪市も厳しくなる一方だ。橋下知事の強力なリーダーシップのもと、行政の仕組みを立て直す府市再編にかけてみたい」と話した。

 大阪維新の会は今月1日に22人で発足。その後、2人が加入し、単独第2会派となっていた。一方、一時は49人だった自民は、移籍が実現すれば27人となる。

 民主は、大阪維新の会の結成で2人が離脱し第4会派となったが、新たに2人が加わることになれば、第3会派に浮上する。

 5月21日に開会予定の5月定例議会では、議長選をはじめ、常任委員会の委員長ポストの割り振りなどが控えている。各会派の勢力で議会人事も左右されるため、会派間の多数派工作が活発化している。

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