【質問】なぜ、ホワイトバンドはお金ではなく、「声」を集めようとしているのでしょうか? | ホワイトバンド ブログアクション

【質問】なぜ、ホワイトバンドはお金ではなく、「声」を集めようとしているのでしょうか?

あなたはホワイトバンドをしていますか?

人の大勢集まるところに出かければ、

必ずと言っていい程ホワイトバンドを身に付けている人を目撃するようになりました。

ホワイトバンドをした親子ずれの姿を見掛けることも珍しい光景ではありません。

しかし、その一方で、私たちはまだホワイトバンドについて、

まだ知らないことや正しく理解できていないことがたくさんあります。


その1つとして、ホワイトバンドの300円は、直接的に募金になっている」という誤解が上げられます。



ホワイトバンドは、チャリティーを募るグッズではありません。
しかし、私たち日本人は、昔から赤い羽根など「募金」に慣れ親しんできたため、

寄付にならないと分かり、違和感を抱いたり、驚いた方も多かったのではないでしょうか。


それでは、なぜ、アフリカの貧困救済に対して、

ホワイトバンドは、寄付を募る目的にしなかったのでしょうか?

「ほっとけない世界のまずしさ」 オフィシャルホームページでは、以下のように解説されています。

「20年前のライブエイドはアフリカ救済を訴え、280億円の募金を集めて寄付しました。

よくやった、とそのときは思ったそうですが、後に、

280億円はアフリカが先進諸国に返済している債務額の一週間分だ、と知ったとき

主催者は、愕然としたそうです。

この「極端な貧困」は、根本的な構造そのものを変えていかない限り、なくなりません。

根本的な構造を変えるには、目下のところ政策で変えるしかありません。

この貧困をなくすキャンペーンを呼びかけているひとりに、
世界で一番のお金持ち、ビルゲイツがいます。
彼の個人資産は5兆円といわれていますが、たとえ彼が全財産を寄付したとしても、
その構造が残っている限り、4年もたたずに、アフリカの貧困はもとのもくあみです。
すさまじい貧困の構造を根本から変えるには、一握りのお金持ちの寄付では足りないのです。
変えようと声を出し、意志を表し、政策を変えようと、
仲間をひとりひとり増やしていく人々の意志の連なりでないと無理なのです。」

お金持ちの有名人が出演して、貧困問題を訴えるというのは、矛盾していませんか? より引用)



ホワイトバンドは、貧困をなくしたいという一人一人の“願い”の意思表示なのです。

20年前の経験を踏まえ、敢えて、「募金」ではなく「政策転換」というところにゴールを設定し

今までの貧困問題とは全く新しい形で進められたのが、

このホワイトバンドの斬新な貧困問題へのアプローチでした。


続けて、募金についても以下のように説明されています。


「募金ももちろんとても大切です。

でも世界の「とてつもない貧困」は、もはや募金だけではもうどうにもならないところまできています。

根本的なことを解決しない限り、地球上の貧困は決してなくなりません。

根本的なこと、それが、政策の転換なのです。」

現地の直接支援はしないのですか? より引用




ホワイトバンドを手にした私たちは

それでも、募金にこだわるべきなのでしょうか?

それとも、ホワイトバンドの活動の趣旨を理解して、

「政策転換」に向けて世論を盛り上げていくべきなのでしょうか?


あなたは、どう考えますか?

ホワイトバンドを「きっかけ」として、もう一度、一人一人が貧困問題について考えたいと思います。

あなたの意見をお寄せください。