ホワイトバンド ブログアクション
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ブログアクション終了のお知らせ

あけましておめでとうございます。
アメーバブログ運営局です。


運営上の都合により本日を持ちまして、ブログアクションの更新をひとたび終了する運びになりました。

このブログを通して、多くの方の社会正義に対する関心の高さや、
ボランティア活動や募金のあるべき姿などをたくさんの教訓を得ることになりました。

ブログが果たすことができるメディアの役割について
大きな変革をもたらした事項として、
今後もホワイトバンド関連の活動には着目していきたいと思います。


1月1日、ホワイトバンド公式サイト にて、ほっとけない世界のまずしさ運営事務局は、
2006年もホワイトバンドの販売を継続する 」との発表がありました。

事務局の今後の活動に大いに期待すると共に、
アメーバブログでは、皆様からお寄せいただいたご意見を真摯に受け止め
これからもインターネットからの社会貢献に努めていきたいと思います。


今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。

【後編】アフリカの貧困について知っておきたいこと

【後編】アフリカの貧困について知っておきたいこと

石弘之さん 石弘之(いし・ひろゆき)

1940年、東京都に生まれる。東京大学卒業後、朝日新聞社に入社。ニューヨーク特派員、科学部次長などを経て編集委員。85~87年国連環境計画(UNEP)上級顧問。94年、朝日新聞社退社し、96年から東京大学大学院教授。2002年に大学退官後、2004年までザンビア大使を務める。2004年12月、北海道大学公共政策大学院教授に就任。受賞歴に、国連ボーマ賞、国連グローバル500賞、毎日出版文化賞。  


前回 の続き)

  アフリカの貧困に対して関心を持つのは、きわめて重要なことだと思います。

「なんとかしなくちゃいけない」と思う気持ちもよくわかります。

しかし、安易に考えて欲しくありません。みんなアフリカを甘く見すぎです。

「ああすればいい」「こうすればいい」と皆さんいろんな意見を述べるけども、

現場で働いた人間にすれば「アホなこと言うな」と思うようなものがかなりあります。

日本の援助もそうで、頭で考えて現状を見ていない。


こういう話をすると「石先生、言い方が残酷ですね」と言われますが、まず現実を見て欲しい。

その上で何をすべきか考えないといけないと思います。  

  過去40年間、世界中が「なんとかしてアフリカを支援しよう」とがんばってきましたが、

正直いって万策尽きたような状態なんですよ。


  栄養失調も病気も増え続けている。所得は減り続けている。小学校の卒業率も減り続けている。

これだけアフリカに人を送り込んで、お金を援助しても、よくなったという実感がほとんどないのです。



過酷な気候で難しい農業の自立  



  貧困をどうやって解決するか。農業の自立がひとつの方法として考えられます。


 では、どうやって農業の自立を図るのか。肥料をあげる。農機具をあげる。

専門家を派遣して技術指導する。それをやりましたが、ほとんど機能しませんでした。  

なぜかというと、アフリカの気候は本当に過酷なんですよ。

雨季になれば竹のような雨が降るし、乾季になれば一滴も降らない。

その雨季・乾季がいつ来るかも、依然に比べて定かなくなっています。

最近は気候が異常で、ここ10年くらい非常に不定期になっているからです。  

  土のなかの有機物はすぐひからびるし、雨が降ると流れてしまう。

だから地面の中で有機物が保持されません。堆肥を使うよう指導していますが、

温度が高いから堆肥もどんどん分解してしまう。土地が痩せていて、気候が過酷。

水や肥料がなくても育つ「奇跡の小麦」みたいなのが定期的に出てきますが、うまくいかない。


  日本が普及の音頭をとったネリカ米というのもありましたが、これもアフリカの風土を考えれば、

根付くのが生易しいものじゃありません。  実は、農業問題は援助が引き起こした面があります。

アフリカでは以前、ヒエやアワを作って暮していました。

戦争中に先進国がマラリア対策で作ったDDTが戦後余ると、それを人道援助としてアフリカに送ります。

これで一挙に蚊が減り、マラリアも減って人口が爆発的に増えます。
   この結果、飢餓の問題が発生すると、援助のために先進国は余っていた

トウモロコシや小麦を送りました。以降、アフリカではトウモロコシの粉を熱湯でこねたものが

主食になりましたが、トウモロコシが育つには十分な水が必要で、天候により収穫が大きく左右されます。


飢餓が深刻になったのは、ヒエ・アワからトウモロコシ・小麦へと作物が変わったのが

大きな原因なのです。

工場が維持できず「モニュメント化」  

経済のパイを大きくするという考え方もあります。


 地元の産業を起こし、人がたくさん雇われればきっとよくなるはずだと。

それでインフラを整備しようとしましたが、これもほとんどの場合うまくいかなかった。

なぜなら彼らが維持できないからです。

  インフラは維持するのにものすごく費用と手間がかかります。

道路作っても永久には持たない。補修しなければいけない。

橋だって定期的にペンキを塗らないと錆びてしまう。発電所を作っても、部品を替えないといけない。

せっかくインフラを作ってもほとんど整備されないものだから、

そうした援助の残骸がいたるところに死屍累々と残っています。

  アフリカはタンパク質が不足しているから魚を養殖して食べさせようと、川に立派な養殖所を作った。

日本から送った専門家は永久にやるわけにはいきませんから、

長くても数年で任期が終わって帰国します。


  すると、のこされた現地のスタッフがどうやって稚魚のエサを作るのか、

どうやって誰が稚魚を育てるのか、誰もわからないしその予算もない。

専門家が手を引いた途端に、プロジェクトはストップしてしまう。

私が訪ねたザンビアの養殖場にはどこから来たのかワニが養殖池に住みついています。

日本が作った養殖所ですよ。  

  農業に水が足りない。じゃあ灌漑施設作りましょう。

 ところが、ひと雨来たら施設が流されてしまいました。

生半可に灌漑施設作っても、アフリカの豪雨には耐えられないのです。

誰かが「肥料をやれば生産があがる」と思って、17億円かけて肥料工場を作った。

でも「誰が肥料の原料をもってくるのか」という基本的なところが抜けている。

日本が原料を買ってあげても、半永久的にやるわけにはいきません。

これもほとんど稼動しないまま「失敗のモニュメント」になっています。


石弘之さん  金銭的な援助は横流し  


 そんなことはせず、最低限の生活を引き上げましょうとも考えた。


医療や水、学校などのいわゆるベーシック・ヒューマン・ニーズ(基本的な生活需要)ですね。

 これもほとんど失敗しました。援助した側は「やはりアフリカには援助吸収力がない」と

現地側に責任を押し付けてそこで話しが終わってしまいます。

診療所を作っても。4、5年経ったら医薬品がない、レントゲンのフィルムが変えない。

あれもない、これもない、といことになって診療所という建物だけが残されている。  


  食糧援助をもらっても運ぶトラックがない。

トラックを援助すると次はガソリンがない。故障しても部品がない。

わずかな部品が足りなくて動かない車が、大げさにいえば、アフリカ中に転がっています。  


  じゃあ、金銭的な援助をしましょう。

これもうまくいかない。理由はいろいろありますが、政府の役人の腐敗がその一因ではあるでしょう。

  大都市にはメルセデス・ベンツのような高級車がたくさん走っていますが、

これも援助の金が横流しにして買ったとしか思えないものあります。

 アフリカの国々は、膨大な債務を抱えている。では、その借金を帳消しにしたら解決するか。

また同じように借金が貯まるのは時間の問題です。

食料を配るのもいいですが、半永久的には配れないから一時的なもので済んでしまいます。



孤児に職をつけさせる施設を石弘之さん


  私は最初にアフリカを訪れたのは30年前。新聞社の特派員としでした。

その後、国連の職員、大学教授、大使として都合4回アフリカで働いてきました。

アフリカと関わって、お金と人手を無駄にした援助をさんざん見てきました。

きれいごとを言って「ああしましょう」「こうしましょう」というのは効果がないということを、

もう皆さんに学習して欲しい。本当にやって効果があることだけを集中的にやるべきだと思います。  


  あまりにも多くの問題がありますが、

エイズ孤児の救済から何とかするところから始めようというのが私の提言です。

とりあえず、エイズによって町にあふれた孤児を助けることから手をつけようといっているのです。


 それらの孤児は拉致されて、少年兵や労働者にされ、

ときには奴隷にされてプランテーションで働かされます。

女の子の場合はセックスワーカー(売春婦)にされてしまうものも少なくありません。

彼女らがエイズになるのが目に見えています。

  どうしようもないお金で売られたり戦争に取られる子供達を救うところから始めたい。

 拉致されなくても、彼らは一生最低限の生活を送り、どこかで餓死するか病気で死ぬか、

犯罪者になるかでしょう。アフリカの犯罪率はものすごく高いのですが、犯罪は貧困の大きな現れです。

孤児を収容して彼らに職をつけさせることが緊急と考えています。

ボランティア組織が施設を運営することが望ましいと思います。


     *         *            *  


以上、2回にわたってアフリカの現状についてお話ししました。

エイズがもたらしている問題も、援助の難しさも、概略は分かっていただけたことと思います。

こうした現実を踏まえた上で、皆さんも考えてみてください。

※このブログで実施したアンケートや取材等は

アメーバブログ単体で実施し「ほっとけない世界のまずしさ」
キャンペーン事務局の指示を受けたものではなく独自で取材を行うことにいたしました。

その点をご理解いただきますようお願い申し上げます。

【前編】アフリカの貧困について知っておきたいこと

こんにちは。

ホワイトバンドブログアクション運営局です。


【追記】11/21__ _ __ _ ___ _ __ _ __ __ _ __ __ _ __ __ _ _

私たち、ホワイトバンドブログアクション運営局は
ホワイトバンドにまつわる一連の騒動について
私自身も、ホワイトバンドを300円で購入したものとして
「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン事務局
の運営方法に関して要望や疑問点を持っています。

その議論の答えはキャンペーン事務局の方々に出していただきいと切に願っています。

一方、アメーバブログとしては多くの方が抱いた「貧困」に対する理解を深められるよう
独自で取材を行うことにいたしました。
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突然ですが、皆さんは「貧困」と聞いて何を思い浮かべますか?


お腹を空かせ座り込む人々。
ゴミの山でプラスチックを集める子ども。
内戦、難民、エイズ、天災・・・。



貧困のイメージは想像することができても
その貧困の状況について実感を込めて語れる方は少ないのではないでしょうか。


そこで、ブログアクションでは、世界の貧困の中でも、最も過酷状況にあるアフリカにスポットを当て、

今回から2回にわたり、国連職員、大学教授、大使として30年以上も

現場からアフリカ支援に携わってきた石弘之さん

「アフリカにおける貧困の現状」を教えていただきたいと思い、取材を行いました。

前編・後編2回に渡ってインタビューを報告いたします。

今回は少し長いレポートになりますが、貧困の厳しさ、難しさを目の当たりにしてきた

石さんだからこそ語ることのできる貴重な内容になっております。ぜひ最後までお付き合いください。




【前編】アフリカの貧困について知っておきたいこと



石弘之さん 石弘之(いし・ひろゆき)

1940年、東京都に生まれる。

東京大学卒業後、朝日新聞社に入社。ニューヨーク特派員、科学部次長などを経て編集委員。

85~87年国連環境計画(UNEP)上級顧問。94年、朝日新聞社退社し、96年から東京大学大学院教授。

2002年に大学退官後、2004年までザンビア大使を務める。

2004年12月、北海道大学公共政策大学院教授に就任。

受賞歴に、国連ボーマ賞、国連グローバル500賞、毎日出版文化賞。  



  現在、1日2ドル以下で生活している人が全世界の人口の4割を占めているといわれています。

貧困問題は東南アジア、南米を始め、北米、ヨーロッパを含めて

世界中に存在していますが、その中でもやはりアフリカは深刻な状況にあります。  


  アフリカは、サハラ砂漠をはさんで北と南に大きく分かれます。

サハラ砂漠から北は、アラブ世界です。

サハラ砂漠から南を「サハラ以南アフリカ」と言いますが、

この地域では満足に医療を受けられる人は数パーセントしかいません。

世界のエイズ患者のうち約7割がこのサハラ以南アフリカにおり、非常にひどい状態になっています。

エイズによってアフリカ全体が崩壊寸前になっていると言ってもいいくらいなのです。

皆さんも、貧困がもたらすアフリカのエイズ問題を、ぜひ知っておいてください。



1ドルの薬が買えずに死に行く人々



  アフリカでは、これまでにエイズが原因で約2500万の人が死んでいると推定されます。

現在、患者になっているといわれるのが、約2800万人。

南部アフリカのレソトなど、4割の人がエイズにかかっている国もあるほどです。

なぜ、こんなに多くの人がエイズになっているのか。

貧困により医療をほどこす施設がなく、薬が手に入らないのがその大きな理由です。  


  ご承知の通り、エイズは今ではコントロールできる病気になっています。

ARVという薬を毎日決まった時間に飲むと、発症が抑えられるようになっているのです。

途上国向けに安いジェネリックのARVがあり、これを使えば薬代は1日1ドルで済みます。

しかし、大部分の人にはこのお金が出せません。

エイズは薬があれば死ななくても済む病気ですが、

お金がないので生き残れないというのが現実に起きていることです。  

1日1錠薬が買えれば死ななくても済みますが、ほとんどの人が買えない。

そこで、少しでも「治る」という希望を見い出そうと、迷信がはびこるわけです。

南部アフリカでは「男性のエイズ患者が処女とセックスをすれば治る」

という迷信を多くの人が信じてしまっています。

今でも医療の主役はウィッチドクター(呪術師)で、呪術師がそうした迷信を広めたといわれています。  

 

  その迷信のせいで、生後半年とか9カ月の女の子がレイプされるような犯罪が

すごい勢いで増えている。これはレイプというより、もはや殺人です。

南部アフリカはレイプ発生率が世界一ですが、その原因にエイズがあるのです。



社会の中枢を担う世代がいなくなる 石弘之さん



  エイズは、性的にアクティブな年齢層がかかりやすい病気です。

アフリカでエイズで死んだ2500万人のうち、そのほとんどが10代後半から30代前半です。

その年齢というのは、200年前に奴隷貿易でアフリカからヨーロッパ、アメリカに

もっていかれたのと同じ年齢層。奴隷貿易だって、老人より労働力になる若者を狙っていましたからね。

 
  今日まで続くアフリカの立ち遅れは、奴隷貿易で若い人がいなくなったことが

大きな要因ですが、現在もエイズで同じ状態が再現されてしまっているわけです。

社会の中枢で一番働ける人達がいなくなっている。

現在、南部アフリカのマラウイでは深刻な飢餓が広がっていますが、

農村の中核人口がエイズで死んで農作業ができなくなった。

僕が大使をやっていたザンビアでは年間2000人、

学校の先生がエイズで死んでいます。年間2000人ですよ。  


  その中にモラルのない先生がいて、女生徒にエイズをうつす。

また、お母さんがエイズの場合、産道と母乳で感染して生まれた子の3割はエイズになります。
とにかく非常に悲惨な状況です。  

エイズは性的に感染しますから、片方の親がかかると両方の親が死ぬケースが多くなります。

子供は孤児になる。アフリカでは今、エイズ孤児だけで1100万人いますが、

数年後には2000万人になると予測されています。  

両親がいないエイズ孤児は、親戚をたらい回しにされます。女の子の場合、

そこで親戚にレイプされるケースも多い。それから孤児に生まれると、学校に行けない。

満足な栄養が摂れない。病気になっても医者にかかれない。

生涯の初めから最低限の生活が約束されているようなものです。  


  大家族制なので以前は親戚が面倒を見ていたのですが、

親戚もいっぱい子供をかかえているから、とてもじゃないけどまかないきれなくなっている。

そういう子達は、街に出てストリートチルドレンになる。そこで物乞いをしたり盗みをしたり、

女の子の場合は売春をしたり、そうやって生きていくしかなくなるわけです。



石弘之さん 拉致されて兵隊になるエイズ孤児




  ストリートチルドレンの男の子を拉致してきて、兵隊に仕立てるようなことも行われています。
そういう少年兵が30万人くらいいると言われている。
10才前後の子が銃を持って戦っているんです。
ウガンダは長年戦争やっていますから、大人の兵隊が少なくなっています。

政府側の兵隊も反政府側の兵隊も、子供達が中心になって戦っている。

彼らのリクルート源がストリートチルドレンです。


  少年奴隷になるケースもあります。

奴隷なんてアメリカの南北戦争でなくなったと思うかもしれませんが、

実際アフリカでは奴隷制度がまだずいぶんあるんですよ。

貧しい親が売ったり、親戚が預かった子を売ったりして、子供達を売り買いする。

そういう子供達は、ほとんどが大農園で働かされます。  

一番多いのはチョコレートの原料のカカオを作るカカオ農園ですね。

彼らは一銭の金ももらえずに、最低限の栄養で朝から夜遅くまで殴られながら働きます。

世界のカカオ生産の半分はアフリカです。

そういう少年奴隷によって、みんなが食べているチョコレートができているわけです。

チョコレートは「カカオ豆を粉にして、砂糖とミルクとアフリカの子供達の血と汗で作る」という言葉が

あるほどです。  



  カカオ農園で働く少年奴隷は国際問題になって、少年奴隷を使っていない場合は、

チョコレートの箱に『Child Slave Free(少年奴隷を使っていません)』

但し書きを入れるようになったくらいです。少年奴隷はハッキリした数は分かりませんが、

数十万人いると言われています。カカオ農園の他、コーヒー農園や綿花農園などで

働かされることもあります。  奴隷とまではいかなくても、過酷な重労働を課せられていることも多い。

社会保障がまずないですから、アフリカで親を失うということは人生のどん底に落とされることを意味します。エイズによって、このような子供がどんどん増えているのです。   

次回 は、アフリカに対する援助の難しさについてお話ししたいと思います。)


    *                     *                      *


  皆さん、いかがでしたか?

  貧困に端を発するアフリカでのエイズ問題には、世界の人々が胸を痛めています。

しかし、道路はない、クリニックもないところでどうやって対策を立てるのか。

エイズ薬は使い方が難しく、定期的に血液中の免疫を測って、

薬の組み合わせを変えていかないといけません。


けれども、血液検査する場所がない。しかも、大部分の人は診療所なんてないところに住んでいる。

バスで2日かけないと行けないような人もいます。そうすると薬を配ることもままなりません。  


  どうにかしなければいけない。しかし、どうやって解決すればいいかが分からない。

こういうことが、アフリカの貧困問題ではとても多いのです。

アフリカの貧困の現状からどのような感想を持ちましたか?

皆さんの率直なご感想をお寄せください。

【追記】11/21__ _ __ _ ___ _ __ _ __ __ _ __ __ _ __ __ _ __ __ _ _

このブログで実施したアンケートや取材等は

アメーバブログ単体で実施し「ほっとけない世界のまずしさ」
キャンペーン事務局の指示を受けたものではなく独自で取材を行うことにいたしました。

その点をご理解いただきますようお願い申し上げます。

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【意識調査】 『今、あなたのホワイトバンドへの思いを聞かせてください。』

こんにちは。ホワイトバンドブログアクション運営局です。

たくさんのコメント・トラックバックを有難うございました。
予想以上に多くの反響があり、
皆さんのホワイトバンドへの関心の高さを改めて実感しております。

確かに、ホワイトバンドが「寄付」ではないことを
強調して伝えることができなかったのは、最も残念なことだったかもしれません。


そこで今回、ホワイトバンドアクションではホワイトバンドをお持ちの方に

「ホワイトバンド意識調査」を実施し、皆さん、一人一人の率直なご意見を伺いたいと思います。


寄付にならないと知って購入された方は、実際にどれ程いたのでしょうか?
貧困についての意識は変化したのでしょか?
そして、今「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン事務局」に何を期待しているのでしょうか?



ここで集まった皆さんのご意見は、ブログアクションからのご報告として、
「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン事務局」に提出したいと思います。



より多くの方にもご協力いただきますよう、
皆様のブログの中でもアンケートをご紹介いただけますと大変有難いです。


どうぞよろしくお願いいたします。




<ホワイトバンドをお持ちの皆様へ> 
※ は、必須項目です
Q001. あなたはホワイトバンドをどのように手に入れましたか? ※

1.自分で購入した。
2.家族、知人からもらった。


Q002. ホワイトバンドを購入したきっかけは何でしたか?最も近いものを1つ選んでください。 ※

1.貧困問題の解決に少しでも貢献したいと考えたから。
2.国内外の著名人が参加する活動だから。
3.ファッション感覚でかっこいいから。
4.その他


Q003. ホワイトバンドをきっかけとしてあなたの貧困問題への関心は高まりましたか?最も近いものを1つ選んでください。 ※

1.非常に高まった。
2.やや高まった。
3.変わらない。
4.特に貧困問題への関心はない。


Q004. 【お金ではなく、政策転換を求める「声」を集める】という趣旨についてあなたはどのように考えていますか?最も近いものを1つ選んでください。
※補足 ホワイトバンドの売り上げは、一時的な解決のために貧しい国に食料や物資を届けるという意味での「金銭・物品を直接送る」通常の寄付ではなく、貧困を作り出す世界の構造を変える「政策転換を求める「声」を集める」キャンペーン費用になります。 ※

活動の趣旨をある程度、理解した上で購入した。
1.購入する際は、寄付になると思っていたが、今は活動の趣旨に賛同している。
2.購入する際は、寄付になると思っていた。そのため今は活動の趣旨に賛同していない。
3.どちらでも構わない。


Q005. 今後、「ほっとけない世界のまずしさ実行委員会」に期待することは何ですか?最も近いものを1つ選んでください。 ※

1.ホワイトバンドの収支報告と情報公開
2.貧困問題への理解を深める啓発活動
3
.2006年以降の、貧困問題解消を訴える積極的なキャンペーン
4.その他
「その他」を選んだ方は以下にご記入ください。


アンケートの結果に対するご意見、ご感想、
今後の貧困問題への取組みに向けた提案やご質問等
幅広く皆さまからのご意見をお待ちしております。
__________________________________________________________

【追記】上記、アンケートにご協力有難うございました。
    11月18日を持ちまして、アンケートは終了いたしました。

アンケートの結果は、こちら をご覧ください。

ホワイトバンドブログアクション運営局です。


ホワイトバンド意識調査にご協力頂き、有難うございました。

ホワイトバンド意識調査


皆さんからいただいた貴重なご意見は
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン実行委員に
提出しいたしました。


意識調査を提出


この意識調査について、正式な回答をいただきましたのでここにご報告いたします。


ほっとけない世界のまずしさキャンペーン事務局からの

『ホワイトバンド意識調査』への回答 (PDFファイル)

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※PDFファイルの表示、印刷にはAdobe Readerが必要です。

【質問】なぜ、ホワイトバンドはお金ではなく、「声」を集めようとしているのでしょうか?

あなたはホワイトバンドをしていますか?

人の大勢集まるところに出かければ、

必ずと言っていい程ホワイトバンドを身に付けている人を目撃するようになりました。

ホワイトバンドをした親子ずれの姿を見掛けることも珍しい光景ではありません。

しかし、その一方で、私たちはまだホワイトバンドについて、

まだ知らないことや正しく理解できていないことがたくさんあります。


その1つとして、ホワイトバンドの300円は、直接的に募金になっている」という誤解が上げられます。



ホワイトバンドは、チャリティーを募るグッズではありません。
しかし、私たち日本人は、昔から赤い羽根など「募金」に慣れ親しんできたため、

寄付にならないと分かり、違和感を抱いたり、驚いた方も多かったのではないでしょうか。


それでは、なぜ、アフリカの貧困救済に対して、

ホワイトバンドは、寄付を募る目的にしなかったのでしょうか?

「ほっとけない世界のまずしさ」 オフィシャルホームページでは、以下のように解説されています。

「20年前のライブエイドはアフリカ救済を訴え、280億円の募金を集めて寄付しました。

よくやった、とそのときは思ったそうですが、後に、

280億円はアフリカが先進諸国に返済している債務額の一週間分だ、と知ったとき

主催者は、愕然としたそうです。

この「極端な貧困」は、根本的な構造そのものを変えていかない限り、なくなりません。

根本的な構造を変えるには、目下のところ政策で変えるしかありません。

この貧困をなくすキャンペーンを呼びかけているひとりに、
世界で一番のお金持ち、ビルゲイツがいます。
彼の個人資産は5兆円といわれていますが、たとえ彼が全財産を寄付したとしても、
その構造が残っている限り、4年もたたずに、アフリカの貧困はもとのもくあみです。
すさまじい貧困の構造を根本から変えるには、一握りのお金持ちの寄付では足りないのです。
変えようと声を出し、意志を表し、政策を変えようと、
仲間をひとりひとり増やしていく人々の意志の連なりでないと無理なのです。」

お金持ちの有名人が出演して、貧困問題を訴えるというのは、矛盾していませんか? より引用)



ホワイトバンドは、貧困をなくしたいという一人一人の“願い”の意思表示なのです。

20年前の経験を踏まえ、敢えて、「募金」ではなく「政策転換」というところにゴールを設定し

今までの貧困問題とは全く新しい形で進められたのが、

このホワイトバンドの斬新な貧困問題へのアプローチでした。


続けて、募金についても以下のように説明されています。


「募金ももちろんとても大切です。

でも世界の「とてつもない貧困」は、もはや募金だけではもうどうにもならないところまできています。

根本的なことを解決しない限り、地球上の貧困は決してなくなりません。

根本的なこと、それが、政策の転換なのです。」

現地の直接支援はしないのですか? より引用




ホワイトバンドを手にした私たちは

それでも、募金にこだわるべきなのでしょうか?

それとも、ホワイトバンドの活動の趣旨を理解して、

「政策転換」に向けて世論を盛り上げていくべきなのでしょうか?


あなたは、どう考えますか?

ホワイトバンドを「きっかけ」として、もう一度、一人一人が貧困問題について考えたいと思います。

あなたの意見をお寄せください。