退職って、ダメなんですか? -3ページ目

退職って、ダメなんですか?

いざ退職するとなると、意外と面倒なものです。少しでも気持ちを楽にする方法をご紹介したいと思います。

上司「wb!」


wb「(退職したい・・・)」


上司「wb!おい!」


wb「あ・・・、はい!」


上司「はいじゃねーよ!電話とまってんぞ!早くかけろ!あと100件!1時間後集計するからな。」


wb「(退職したい・・・)」





私は、もうこの日が限界でした。帰宅後、以前より存在だけは知っていた退職代行業者に電話しました。

代行業者の方には、現在の自分の状況、雇用形態、どのような形で退職できるかを相談したところ、一切上司とコミュニケーションを取ることなく退職できることが分かったので、その日のうちに振込を済ませて、翌日には退職代行の電話をして貰いました。


会社の上司から私に電話がかかってきたり、家に訪問されたりするのが本当に怖かったので、そのようなことがないよう釘を刺して貰うよう代行業者に依頼しました。(効果はバッチリでした)


後日退職に関する書類が郵送されてきたので、必要な書類を記入し、会社に送り返すだけ。これで私の退職は完了しました。本当に呆気なかったです。




さて、このような退職方法が許されるのでしょうか。

当時私が不安に思ってたのは以下の3点でした。


①会社が応じず、手続きが進まないのではないか。

②転職の際に不利になるのではないか。

③何か訴えられるのではないか。




①について

手続きは普通に進みました(笑)

そもそも、民法(※1)では、退職の意思を退職の2週間前までに会社に伝えれば、2週間後に退職できます。会社に拒否権はありません。何度も言いますが、引き継ぎの義務もありませんし、本人が退職する旨を直接口頭で伝える義務もありません。(※2)

代行業者を介して退職を伝えたその日から有給を2週間分使ってしまえば、一切出社する必要もありません。(有給については、代行業者から上司に伝えて貰いましょう)



※1 労働基準法には、労働者からの退職について規定がありません。ですから、民法が適用されます。

※2 労働期間の契約を交わしている場合は問題がでてくると思いますが、普通のサラリーマンには関係ありませんね。




②について


同じ業界だったら、”もしかしたら”噂レベルで話が飛ぶかな?って感じです。確証も何もありませんが。懲戒解雇でもなければ、前の会社に退職理由を確認することもイマドキないようですから。

私も実際のとこは知りませんが、とりあえず転職活動に支障はないと思いました。



③について


自分が急に退職をすることによって、会社に具体的な損失が発生し、その金額が訴訟レベルに達するほど巨額ならば、万が一訴訟されるかもしれませんね(笑)

平社員の私には関係ありませんでした!




ちなみに、会社には「就業規則」というものがありまして、上記のような退職方法は恐らく就業規則ではNGとされていると思います。(退職は2ヶ月前に言えとか、直接上司に言えとか定められてると思うので)


しかし、就業規則と労働基準法では、優先されるのは労働基準法になります。また、労働者の退職については労働基準法に定めがないため、この場合は民法が適用されます。優先されるのは民法>就業規則ですから、就業規則なんて大して怖くないのですね。




こういう話をすると、「社会人としての常識が欠けている」、「退職の際のマナーがなってない」、「そもそも退職がけしからん」ということを仰る方々がいらっしゃるようなのですが、正論なので反論の余地もありません。


ただ、ブラック企業で働いている人間からすれば、知ったこっちゃないよ、という感じです。

自分の時給を計算したら、社会保障込みでもアルバイト以下のような金額だったり、だからといって終身雇用が保障されているわけでもありません。(初めて入社した会社で65歳まで勤められるケースとか、今時レアですよね)


劣悪な労働環境で奴隷の鎖自慢も一興かもしれませんが、まともな判断力があれば、転職も視野に入れて動くべきだと思います。




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一般的には、上司に退職届を提出し、「こんなことでは他の会社ではやっていけない」、「どこも同じようなもんだ」といった小言(慰留)を聞くことが退職手続きの第一歩です(笑)


退職届提出後は、

①業務の引き継ぎ

②退職に関わる書類の処理

③社内の方々にご挨拶

④IDカードなど会社に関する物や健康保険証を返却

⑤退職



といった流れらしいです。



らしいです。というのは、私は上記の手順ではありませんでした。

引き継ぎはやりませんでしたし、社内の方々に挨拶とか面倒なのでしませんでした。



なにしろ、1回目の退職話を上司にスルーされてから、すっかり退職を伝える気持ちが萎えてしまい、「上司に直接話さずに退職する方法」を実行したからです。

それは、「退職代行業者」を利用することです。



退職代行業者とは、本人に代わって上司に退職したい旨を伝えるなど、本人と会社の間に入って退職手続きを進行してくれる業者です。(本人記入の必要な書類は自分で記入・郵送する必要があります)


つまり、退職するにあたって、会社の人間と一切コミュニケーションを取る必要がないのです。

利用のため4万円程支払いましたが、直接退職のやり取りをするストレスや恐怖を避けることができたの

で、個人的には全く問題ありませんでした。



代行業者の利用の流れとしては、

①代行業者を探して電話をかける

②代行業者と打ち合わせ

③お金を振り込む

④指定日に代行業者から上司に電話

⑤退職にあたっての必要書類は全て郵送でやり取り


といった感じです。



当然引き継ぎもしませんでした。労働基準法にはそんなこと書いてませんでしたから。




「え、こんな退職のやり方して、何か問題があるんじゃ?」





確かに、ほとんど無断退職と変わりませんし、何か問題が発生しそうで怖いですよね。


それでは、次回は退職代行業者を実際に使った時の私の経験談を書いていこうと思います。


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それでは、転職って実際どうなのかという話をさせて頂こうと思います。以下は私の経験談です。






退職という話を持ち出すと、まずは、「石の上にも3年だ」と親や上司に言われました。

確かに、実際転職活動をしてみると、募集要項に「勤続年数3年以上」というのを”たまに”見られます。

なので、やっぱり気にする会社はあるみたいですね。

3年って数字に何の根拠があるのかよく分かりませんが、私は3年未満で退職しました。あと数か月で3年目でしたが、多分歳をとること以外何も変わらなかったんじゃないかと思います。



あと、私がかなり気にしていたのは、「自主退社」ということでした。

まぁ「会社都合」の場合でも、業務遂行能力がなくて解雇された場合、転職先の評価はマイナスだと思いますが、自主退職もプラス要因にはならないと思います。


自主退社の理由については、転職先の面接で必ず聞かれました。転職アドバイザーの方と一緒に考えた答えを返しましたが、こればっかりは正直に言わないほうがいいと思います。(御社が第一志望ですと同じくらいの気持ちで、用意した理由を述べればいいのではないでしょうか)




転職活動については上記の通りで、私の場合はそんなに苦労しませんでした。(運が良かったかもしれないですけど)

基本的に、勤めていた会社からランクアップできるわけではありませんので、過度に期待や絶望をせず、淡々と取り組めば結果がでるのではないでしょうか。








それで、結局、転職の良し悪しですが、


個人的には、

「一概に言えない」

といった感じです。



今勤めている会社にそこまで大きな不満がないならば、ランクアップ以外の理由でするもんでもないなぁと。


ただし、ブラック企業の場合なら話は別だと思います。

そもそも、何でその会社がブラック企業化しているかといえば、人件費並の”まともな”労働をさせていては会社が成り立たないからではないでしょうか。

ということは、既にその会社のビジネスモデル自体が崩壊している可能性もありますし、普通に考えれば長く持たないでしょう?



ちなみに、日本の法人倒産率については、国税庁が統計を出しています。

設立3年以内:35%が倒産
設立5年以内:85%が倒産
設立10年以内:93.7%が倒産
設立20年以内:99.7%が倒産
設立30年以内:99.975%が倒産


だそうです。10年持つ会社って、凄い少ないんですよね。



私の結論としては

「自分が勤めている会社が、10年以上持つか否か」

これが一つの判断基準になるのではないかと思います。

よく考えたほうが良いと思います。


私の場合、とりあえず求人情報だけはネットでとるようにしてました。