転職先が決まってない状態で退職した場合、当然一時的に収入がなくなってしまいます。
それどころか、思いがけない出費があるので注意してください。
今回は、退職後の出費と、それを抑える方法について書いていきたいと思います。
退職後も発生する出費については、
①年金保険料
②健康保険料
③住民税
④(私の場合)奨学金の返済金
があります。
(ここでは生活費は除きます)
このうち、住民税以外は一時的に支払わなくて良い方法がありますので、ご紹介します。
①年金保険料
年金の納付猶予申請を受けることが可能です。自主退職でも「失業」に違いありませんので、市役所に行って申請しましょう。申請してから2~3ヶ月で猶予の可否について連絡がきます(※)。年金手帳と退職証明書(退職後、会社から貰えます)を持って、市役所の窓口で申請です。書類を書くだけなので、10分くらいでした。
更新は毎年必要ですので、1年後までに職が決まらなかった場合、再度猶予申請が必要です。
年金の猶予を受けた期間分だけ将来受け取る年金が2分の1になりますので、収入が安定したら追納をお勧めします。(追納すれば問題ないです)
詳しくは、年金保険機構のホームページに書いてありますので、確認をお勧めします。不明点は電話でもしっかり教えてくれます。
※ 申請が通るまでの2~3ヶ月間は、自宅に年金支払いの催促状が届くかと思いますが、無視して問題ありません。
②健康保険料
これについては、免除や猶予制度はありません。退職後の選択肢は3つです。
健康保険の任意継続か国民健康保険に切り替える(保険料支払う)か、加入しない(保険料払わない)かです。
任意継続の場合⇒お近くの年金事務所へ手続きに行きます。
国民健康保険の場合⇒市役所へ手続きに行きます。
加入しない場合⇒退職後、何もしなくていいです。
ちなみに、日本では「無保険者」の存在は認められません。しかし、加入していない(保険料を払わない)ことがバレても、現状で罰則などはありません。
ただし、仮に病気になった場合全額負担となりますので、その点は注意が必要です。自己責任です。
また、途中で健康保険に加入しようとした場合、それまで支払っていなかった保険料をまとめて支払う必要がありますので、その点にもご注意ください。
③住民税
大人しく支払う他ないと思います。残念です。
④奨学金の返済
これは全ての人ではないと思いますが、それなりにいらっしゃると思いますので書きます。
失業した場合、奨学金の支払いを猶予することが可能です。
私の場合はJASSOのホームページで申請条件や方法を調べ、直接電話して内容を確認しました。
申請してから大体2ヶ月前後(※)で可否が決定するようです。ほとんどの場合通ると思います。
もちろん返済金額が減るわけではありません。一時的に毎月の支払いを見逃してくれるだけなので、収入が安定したら返済を再開しましょう。
※ 2ヶ月の間、銀行口座から勝手に返済金が引落しされてしまいますので、しっかり担当者に銀行引落しを停止してもらうように伝えましょう。
以上となります。
まぁ、すぐ転職してしまえばあまり関係のない話なのですが、再就職までの間の出費は少ないに越したことありません。
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