JGT耐久@ほんぐう 天国から地獄そして現実 | RC Car Garage Nomura

JGT耐久@ほんぐう 天国から地獄そして現実


雨の耐久、激走、240分、4時間!
(一部の写真はJGT公式サイトから拝借しています)

さて、今回が3回目となるJGT耐久。記念すべき初回は降雨で途中中止で不完全燃焼(一応3位だったけど)。
前回は予選で抜群の速さを誇るも、決勝は壊れまくって下位に低迷。
今回は予備のパーツもしっかり準備、ドライバーも前回にも増して強力ですよ(私を除いてね)。
ハイブリッドシステム:前回ノーコンが出たのでRCメカ用補助電源を追加、あ~バラしちゃった機密(笑)のテストと走り込みが出来ていないのがちょっと不安。


今回のボディは明るい色ということでTS030のプロトの赤にしました。赤色部分は少しでも見易いようにとタミヤ蛍光レッドを吹いてみましたが、あまりにオレンジっぽいので一吹きした後は普通の赤で調色。
ちゃんとフェンダーミラーも着いてますよ。
ヘッドライトは3×2灯の予定でしたが、ライトポッドを削ってボディにフィッティングしていくうちに下の穴が使えなくなってしまい2灯に。高輝度LEDですが、ちょっと電流は低めにして、専用電源で光らせます。

天気予報では雨が降るかもということで防水対策をするか迷ったんですが、晴れることを信じて適当に。
赤のプロト(実車)は雨の中で電気系トラブルでクラッシュしているのでちょっと嫌な感じもしますが、とりあえず予備のメカも用意。

で開始ちょっと前になったら、雨。しかも雷も鳴ってたりして思っていた以上に降ってきましたよ。


ということで、マシンをクワジにまかして防水対策をお願いします。まあ、1回目のとき雨でもそこそこ走ったし、そのうち止むんでないのと気楽に。


<練習&予選>

ウエットということでステアリングにはジャイロを使いますが、ドライバーで好き嫌いがあるとのことで、得意のスロットルミキシングに設定。
スロットルを開けたときだけジャイロが効いて立ち巻きやストレートの直進性を上げますが、スロットルを抜くとジャイロは効かなくなるのでコーナー入り口でアンダーが出ることも少ない。
他のドライバーからも、効いているか良くわからないとの感想だったので上手くいっているみたい。
私がちょっとプロポを握ったときにオフしてみましたが巻き気味でした。

予選はヘビーウエットの路面と選んだタイヤが良くマッチ?、クワジの腕もあって断トツのトップですよ。


水しぶきを上げて超カッコ良くない? 


心配したトラブルもなくて予選を終えて車両保管、このまま決勝スタートを待ちます。
(このとき既にじわじわと悪魔が忍び寄ってきていた・・)

<決勝>
午後4時、いよいよレーススタートですよ(頭の中では4時間後のゴールのイメージが、今回はいけそう?)。

さて、バッテリーのコネクターを繋いでスタート。


あれ

全く動かん(頭のなか真っ白)。

とりあえずテレメトリーを確認するとバッテリーは問題ない?
何が壊れた、どこだ?防水カバーを外して確認すると、とにかく、受信機が信号を拾っていない。
え~い交換。

なんかサーボの動きもおかしい?サーボも交換じゃ~。

出だしでかなり遅れてしまったけど先はまだ長い。諦めんよ。

しかし、その後も電気系のトラブルが出まくる。
袋詰めしたアンプがオーバーヒート?したり、水をかぶったりして停止。コースに出たときは速いのだけどすぐピットイン。
クワジがなんどもメカを袋から出して、しばらく放置すると復活、そしてまた袋詰めを繰り返す。お疲れさまとしか言いようがない。


結局、ハイブリッド?、テレメトリーにジャイロと電気系補助パーツは全部外してしまいました。色々と凝ったシステムにしたせいで雨対策が上手くいかなかったのも原因かな。

さらに途中でブラシレスモーターのセンサーが水を被ったのかスタートしなくなる。でもちょっと押してやると動くね。実車で言えばクラッチが壊れた感じ?耐久っぽいけどね。

で一息ついたかと思うと駆動系から異音が。どうやらスパーを舐めたらしい。これも交換するけどまたすぐ舐める。
良くみて貰うと(私は老眼でみえないのよ)、ピニオンが磨耗してノコギリのようになっているらしいい。泥水が砥粒のようになってピニオンを削っていたということか。

さらにトラブルは続く、バッテリーチェッカーが断線して点灯しなくなって、予備に交換。
前日ふと思ってゴルフから外しておいたのが役にたった。

後は充電トラブル、なんか電圧が下がりすぎたせいか、水のせいか、充電途中で終了していたらしい。
折角バッテリーチェッカーをクワジが用意してくれたのに余裕が無くて確認していられなかった。

とにかく壊れてもなんとか復帰して走らせます。これだけトラブルが出ると下位に沈むんですが、うち以上にトラブルが出たところが多くてとりあえず3位をキープ。
トップはタッパで防水対策をしっかりしていたらしい(でも最後にはダウン)。


レース後半、ナイトラン。泥水で汚れまくっていますね。
多分、普通に濡れるだけだったらまだしも、汚れた雨水だったのでトラブルが多かったんでしょう。
JGTのレギュでは潔くリタイヤしましょうとなっているけど、そう簡単に諦める訳にはいかないね。

終盤には雨が止んだせいか、モーターのトラブルも治って普通にスタートできるようになりました。
ただ今度はスタートから使っていたタイヤが磨耗したせいか、路面にあわなくなったのかずるずる状態。こんなときこそジャイロがあればね~、仕方が無い。

ということでボロボロになりつつも無事ゴール。


感動で涙は出ませんでしたが、満足したような、悔しいような。

某氏じゃあないけどコンストラクターとして予選の速さを見せられたのは満足だけど、チームとしてもっと上位を狙えたかもという後悔もあります。

正直、安くないメカを駄目にするのは非常に痛いので、もう雨は嫌かな。でもやるなら次こそは万全の対策をして勝ちたいという気もします。ちょっと複雑。
少なくともブラシレスはセンサーレスにした方が良さそうですね。
幸い私の受信機とかは洗浄して乾かしたら問題なく動作するようになりました。メーカーに点検に出しましたが。
サーボは防水仕様(だった)のを使ったんですが、古いやつなのでシールのOリングが劣化して漏水したみたいですね。開けたら基盤の一部が焼けていました。

何はともあれ一緒に参加していただいた皆さん、関係者の皆さん本当に有難うございました。
なんだかんだ言っても耐久は面白いので、次も都合がつけば是非参加したいです。


おまけ


夕食は近くの中華料理屋でラーメンとチャーハンのハイブリッド? 
滅茶苦茶お腹が空いていたので余裕と思ったのに苦しかった。最後まで読みが甘かったか。