マッサージは苦手で(揉み返しなどで症状が悪化するケースもあるので)あまり行かないのだけれど、そんな私が珍しく長期間通ったのが足ツボマッサージで有名なMattyさんのサロン で。


代表者のMattyさんは足ツボ解毒の著書も出しており、私が知ったのは昨年ファッション誌『MORE』のダイエット特集での紹介がきっかけで。Mattyさん自身は藤原紀香はじめ著名人も相手をする足ツボマッサージの第一人者で予約も取れないとのことだけれど、サロン自体はプロ養成講習が修了した方が担当しているようで、HPで定期的に募集している期間内に応募すると比較的容易に施術を受けることができる。


私は足ツボでは無く、ふくらはぎから太ももにかけてマッサージしてもらうコースに通っていたのだけれど、回数券購入では無い場合は予約はあくまで口頭ベース、特に何日何時と紙に記載される訳でも無く、サロンのPCと自分の携帯に予定を入れて終わり、なので、本当にちゃんと予約を取れているのか不安に感じたことも無くは無かったのだけれど、これまでは予約ミスのような事態は無く。けれど、先日行ってみたところ、玄関の鍵もしまっており、チャイムを鳴らしても誰も出て来ないという事態になってしまった。


人はどうしても生活する上で老廃物が身体に溜まってしまうそうで、1日の終わりに足ツボなどを押して老廃物を流すようにすることを提唱しているのがMattyさんの教え。セルフケアしていてもどうしても流しきれない老廃物(膝の裏には大抵の人がピンポン玉1個分の老廃物を溜めているそう)を流してもらうというのがサロンのメニューで、残業が続いたり仕事がハードだと寝ている時にしょっちゅう足がつる私にとっては向いている内容だったのだけれど、個室にマッサージしてくれる人と1対1になって、無防備に寝転がっている状態を、スケジュールもまともに管理できない人には任せたく無いと、これを機会に通うのは止めることにした。


仕事をしていると、顧客との信頼関係がたった一度のミスで長年積み重ねてきた物が全て崩れさる事例は多々目にしてきている。実際に自分がミスされる側にたってみると、サービスを提供する側だと「一度だけなのに」と思う事でもやはり許せないボーダーを越えることがあるのだと痛感する。個人経営のサロンで、経営者自身はお抱えの著名人が何人もいる状態のようなので、下っ端に任せている一般客の一人や二人減ったところで痛くも痒くもないとは思うが、まともな事務管理もできない社員に一応代表者の名前を冠するサロンを任せる管理体制はいかがなものなのだろうか。