数年ぶりに、韓国ソウルを訪れました。
目的は、2013年和民進出の調査です。

香港の日本食レストラン1,500店と比べ、韓国、その数5,000店。
この数年の日本食レストランの増加には、目を見張るばかりでした。
その中でも、日式居酒屋の多いこと。
「勝負」・「WARAWARA」という、300店、200店のチェーンも生まれています。
使い方はまさに日本のバブルの時のようです。
1次会は食べて、2次会は飲んで、3次会はカラオケ、そしてタクシーで帰宅。
繁華街は平日でも、日本の週末のにぎやかさを超えるほどです。
総じて、価格は決して安くはありません。
可処分所得がさほど多いとは思えぬ所得水準。

なぜ、こんなにも外食を楽しんでいるのかといぶかると、
おもしろいデータとぶつかりました。
韓国の個人(民間)の借入が国のGDP比2倍に達するというのです。
つまり、日本で例えるならば、
国民全員の借金が、GDPの2倍、約1000兆円に達するというのです。
そのかわり、国は赤字ではありません。
日本とは逆の状況です。
日本と韓国の国民性の違いでしょうか。

将来の韓国国民が、遊びにお金を今のように使えなくなる状況を見極めつつ、
大いに楽しみたいという韓国の国民嗜好を考慮しつつ、
韓国へは外食事業の進出を考えねばならないと感じた次第です。
やはり、現地で肌で空気を感じなければ分からないことが多いようです。