本日50になりました。
孔子は言いました。
～五十にして天命を知る～
論語が、車の中に、ベッドの横に、書斎に･･･と身近に何冊もあり、
常に孔子の言葉を意識しています。
その中でも、この数年はこの言葉を意識してきました。
だから5～6年前から、
「五十で引退する」などと口走り、
ここ2～3年は無理かなとそのことに対して沈黙を守り、
そして今年いよいよ社長を退任しました。
創業25年。
本当に好運で幸せな日々を過ごしました。
売上げも1000億をこえ、
社員・パートの方々も世界で三万人をこえ、
外食のみならず、介護、ご高齢者様向け弁当宅配、農業と
これからのビジネスモデルが出来上がり、
ここから25年の1兆円も見えました。
ワタミグループを1兆円の売上げにすることが自分の天命なのか、
それとも違うところに天命はあるのか、
深く深く考えた末、
ワタミグループの活動以外で天命を果たすことに決めました。
お金の入るありがとうを集めた25年でした。
ここからはお金の入らないありがとうを集めていこうと考えています。
それは、SAJのようなカンボジア・ネパールの発展途上国のごはんも食べられない子どもたちからであり、
ワタミの老人ホームに入れないようなご高齢者の方からであり、
私立の学校に行けないような、豊かな家庭でない子どもたちからであり、
医療費が払えなくて困っている患者様からであり…
そんな方々の為に、これからの25年を費やしたいと本気で考えるようになりました。
ワタミ1兆円への道の方がはるかに私にとっては楽な道なのです。
学校の子どもたちにも常に挑戦し続ける中にこそ成長があるんだと教えていますが、
私自身に問いかけた時、戦いはワタミグループの中にはないのです。
もちろん今までのありがとうは守ります。
ワタミグループの安定と成長はすべての社員、
そして何よりご入居者様の幸せにとって不可欠です。
学校も病院もしっかり経営します。
その上で、まず手始めに、
全国でフォーラムを開催し、「夢あふれる明日」の為の
仲間づくりをしたいと考えています。
人は一人では何もできません。
主人公である一人ひとりが集まり、
すてきな世の中をつくっていけるものと信じます。
これから全国で夢フォーラムを開き、
全国で30,000人の仲間をつくりたい考えています。
テーマは様々。
経営を勉強したい方々の集まりなら「経営」、
介護に携わっている方々には「介護」、
教育に関心のある方々には「教育」、
食に関心ある方々には「農業」。
様々なテーマでフォーラムを開催し
仲間をつくっていきたいと思っています。
ひとつでもありがとうを生まれる社会にしよう。
そして一人ひとりが夢を追っていき、そして叶える社会にしよう。
その二つだけが条件で、テーマは何でもいいと思います。
この25年、本当に様々な現場に関わり、学んできた偶然に感謝します。
10月10日、多摩センターを皮切りに全国でフォーラムを開催していきます。
どうぞふるってご参加下さい。
50歳の天命始動します。
経営会議の時にワタミグループの幹部から、花束・寄せ書き・プレゼントをもらいました。