宝田明さん主演のミュージカル『赤ひげ』を拝見した。
宝田さんには、昨年の株主総会では『無人島ウィー』の朗読、
今年は『葉っぱのフレディ』の上演と大変お世話になっており、
とても感謝している。


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※宝田明さんと



『赤ひげ』は山本周五郎の原作で、黒沢明が映画化もしている名作で、
今回初めてミュージカルになった。


“医療は仁術、つまり思いやりである”
格差が拡がるなか、医療費が削られ、高齢者や低所得者を切り捨てる…
“優しくない”今の社会に警鐘をならすストーリーだ。
メッセージ性の強い、素晴らしい舞台だった。


私は人ごみが苦手なので、映画は好きだが映画館に足を運ぶことはあまりない。
ただし舞台は別だ。
舞台は生でなければならないと思っている。


人間は音と一緒で、空気の波動をとおして人とつながっている。
私が、舞台、特にミュージカルが好きなのは、
生の波動、その人間の気が伝わるからだ。


松本幸四郎さんの『ラマンチャの男』は、もう30回近くは見ているだろう。
話の筋を追うのではなく、人間の気を感じるために劇場に向かうのだ。