26章 親友
彼が理学部で活動しているうちに「親友」と呼べる人物が2人出来た。
一人は彼と思想や行動原理がほぼ同じ物を持つ「同志」。
もう一人は、彼とまったく逆の考え方を持つ「アイツ」。
アイツの考え方が彼にとっては新鮮だった。
彼はアイツとは何故か妙に気が合ったのだった
彼と同志とアイツの3人で、よく行動を一緒にしていた。
人の好き嫌いがあまり無い彼が,、唯一人苦手な人物がいた。
それが「ヤツ」である。
彼は表面上では親しくヤツと付き合っていたが、こころの中ではヤツを嫌悪していた。
ヤツは彼と全く同じ感じがしていた、まるで鏡で自分自身を見ている様であった。
彼は同属嫌悪をしていたのだ。
彼の1年間の部活動が認められて、
彼はカリスマ部長から次期理学部の部長に任命された・・・