ブレイブ・ストーリー (上)/宮部 みゆき
★★★★★
¥700
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読みたい本が貸し出し中でその間のつなぎとして読んだのですが当たりでした!!!

全体で400×3冊なので文庫もハードカバーも分厚さを見て敬遠する人が多いようです。

私はボリュームは特に気にならなかったのですが380頁くらいまで一切ファンタジー要素無しのファンタジーってどうなんだろう??とつい思ってしまいました。下巻を読んでようやく上巻での現実世界の描写は不可欠だったんだなと納得しましたが。

私は中巻から「人種差別」や「矛盾する正論」がテーマになり、主人公の葛藤の描写が増えるにつれどうしても主人公が小学5年生という設定に違和感を覚えてしまいました…。

高校、せめて中3くらいの設定だったなら、もっとすんなり共感できたのですが。

不当な運命感を出すには「大人」が主人公では不味いですが、小学生にまで低める必要な無かったんじゃないでしょうか。

一番印象に残った台詞は
「ヒトの一生に限りはあれど命は永遠なり」
        と
「君は僕の運命の女神だった」 ですね。

最初「君は僕の運命の女神だった」を読んだ時は実は作者はこれが書きたかったんじゃないかな?と思ってしまいました。


ところで!

人柱はあのヒトと、、、、あと誰ですか????

旅人からっていう設定はどこへ???

調べてみたんですが誰も書評で触れてなくて…