成功の法則92ヶ条/三木谷 浩史 | 大学からJリーグ参入を目指す WASEDA UNITED社長のブログ

成功の法則92ヶ条/三木谷 浩史

ITビジネス界の雄、楽天の三木谷さんの著書です。
さすが、売上高約2,500億円、従業員数約5,000人をまとめる社長です。
言葉の一つ一つにすごくバランス感覚を感じるし、ビジネスのポイントをハッキリと言語化されています。

実際に会社組織の社長やサッカーチームの監督を経験してみて気が付いたのは、
トップに立つ人の『ビジョン』がハッキリしないと、無駄が多く、まとまりのない集団になってしまうこと。
毎日、言うことがコロコロと変われば、組織やクラブの『個性』も生まれなくなります。

今の日本の政治が象徴的だと思います。
ビジョンがハッキリしないから、使うお金も余計に増えるし、コロコロと政策も変わる。
ビジョンがハッキリすれば、削れる予算もハッキリするはずなのに。

先人の知恵や、これまでの経験を大切にしながら、
早稲田ユナイテッドでも組織の普遍的な『哲学』を作っていきたいなと思いました。

成功の法則92ヶ条/三木谷 浩史
内容(「BOOK」データベースより)
不況下でも過去最高益を出し続ける秘訣とは?流通総額1兆円の楽天グループを築き、30を超えるビジネス集団を率いる著者が、ビジネス哲学を徹底伝授。

著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)
三木谷 浩史
1965年兵庫県生まれ。
88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネットショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。その後、インフォシーク、楽天トラベル、楽天証券、楽天クレジット、フュージョン・コミュニケーションズ、イーバンク等の参画により事業の拡大を果たす。また04年Jリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任、さらに同年には50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界にも参入。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(以下、本書からの引用)

「バランスを取るためには、単純な弱肉強食という発想から脱却して、大きな視野で全体を見渡す姿勢が必要だ」 (P146)

ビジネスはスキーのようなもの。足下を見ながら、遠くも見る。 (P261)

インターネット(ショップ)は自動販売機ではない。コミュニケーションこそが、最大のエンターテインメントである。 (P343)

どんな時代であろうと、人の心の琴線に触れることなくして、ビジネスの成功はあり得ない (P44)

できるビジネスパーソンになるためには。「マインド」「スキル」「ナレッジ」が必須。 (P25)

自己否定からすべては始まる。 (P29)

面白い仕事があるわけではない。仕事を面白くする人間がいるだけなのだ。

人間は自分を正当化したがる動物。 (P95)

直感を数値化し、常に進化させる。 (P99)