決弾 最適解を見つける思考の技術/小飼 弾 | 大学からJリーグ参入を目指す WASEDA UNITED社長のブログ

決弾 最適解を見つける思考の技術/小飼 弾

小飼弾さんの著書。
個人的に気になった文章を切り抜いてみました。

時間のある時に、こういった知識や知恵を蓄えておけば、もともと持っている自分の知識や知恵とネットワークが作られて、ある時突然、新しい「価値」を生めるようになります。

決弾 最適解を見つける思考の技術/小飼 弾
内容紹介 (Amazonより)
カリスマブロガー小飼弾が教える人生最良の答えを選び取る力。仕事、人生、恋愛、家庭、対人関係……あらゆる悩みを一刀両断!より良い決断を下す方法と問題の解決方法をQ&A形式で提示
●小飼流「決断の法則」
・決断とは「捨てる」ことである
・よい決断するには心のゆとりが必要
・目の前の選択肢以外にも道はある
・「待つ」こともテクニックである
・「明日死んでもいい」という決断をする

(以下、本書から引用)

努力が成果に化けるかどうかは、どれだけ努力したかという「努力の量」よりも「どちらに向けて努力したか」という「努力の向き」の方がずっと重要なのです。運と時流を読まない努力は、努力の名に値しない。僕はそう思っています。

一流企業がなぜ一流なのかと言えば、一流でない人材を使っても一流の利益を出せるから。一流の社員が一流の業績を挙げられるのは当たり前ですが、そうではない社員であっても利益の出せるところに一流企業のすごさがある (P77)

最適な決断は、感情がニュートラルな状態、平静な気持ちの時に初めて行えます。(中略)感情をニュートラルにするには、「暇」が必要です。

失敗をしたら、嫌な感情は忘れ、その原因が何かを考える。もしかしたら、違う状況だったら、うまくいったかもしれない。そうした試行錯誤は、あなたの決断力を高めます。

相手を言い負かすことが目的になってしまっては良い議論はできません。 そういう意味では、強い立場の人間ほど、相手を「言い負かさない」ように気をつける必要があります。

いわゆる「頭のいい人」は何かを行う前に「それは頭がいい行動なのか。それでバカを見ることはないのか」と考えて結果的に「何もしない」ことが多いように思います。 (P100)

「見ている人は見ている」の人とは、顧客のことである。一流はそれを知っている。二流はそれを上司と勘違いする。三流はそもそも見られていることに気がつかない。

おそらく、バラク・オバマだって「大統領選のために、どう人と付き合ったらいいか」と悩んだことでしょう。オバマからあなたに至るまで、みんな人付き合いは苦手。苦手の度合いが違うだけです。

ビジネス書や自己啓発書を読んで役立たせられるかどうかは、自分のことを不器用で容量の悪い奴だと認められるかにかかっている。

たった1つのことだけに打ちこめて、「俺にはこの道だけ」と言いきれるような人は意外に少ないものです。(中略)3つくらいは打ち込むべきものを持ち、時々「転作」すればいいでしょう。農業で1つの畑を休ませて、別の畑を耕すイメージです。

人のことをバカにしている暇があったら、自分がバカになれということです。

生産性が倍に上がっても、それで今までの倍稼ごうとしてはいけません。(中略)向上した生産性は、ゆとりというか、片手を空けるために使いましょう。